昨日は夜の間に気温が下がったようで、雪は多少軽くなってましたが、また一晩で50〜60cmは積もったんでないかなというくらいでしたよ。年末の災難のことがあるんで、車に積もった雪だけ、下ろしておきましたが、車を出すのはやめときました。ビデオの返却、昨日でよかった。

昨日、ビデオを返しに行ったついでに、本の売り場にも寄って、新刊や雑誌をさっとチェック。いつもは買ってないのですが、ウィングス2月号が、尾崎かおりさんの『メテオ・メトセラ』が良かったのと(この時点ではまだ、メトセラは単行本で買うからと思っていたけど)、石原理さんの短編読みきりが、めっちゃくちゃツボ!で、買ってしまいました。

『メテオ・メトセラ』。その今回のウィングスに載ってた話が、また格別に良かったんですけど…、なんか、こう、ユカって、…うーん…。ちょっと難しくてどうとも言えない…。けど、こういうの、いいって思うんですよね。


借りてたビデオは、パトレイバーの劇場版3作目『WXIII』と、押井守監督作『アヴァロン』。

この押井さんて人は、パトレイバー劇場版の1作目2作目をやった人でもあるんですが、『GOHST IN THE SHELL-攻殻機動隊-』もこの人で、ジャパニメーションの代表旗手、みたいな人なんですが。この『アヴァロン』はアニメでなくて実写。でもってポーランドでロケ、ポーランドの役者さんで、ポーランド語。全部。  ど、どうゆう…?  な、なんで…?
フタを開けて見てみたら、…やっぱりよくわかんなかったんですけど(…)、でもなんか濃い空気感で、テーマも深いっていうか濃いし、確かに実写映画なんだけど、とても現実離れしている。いやはやすごい。って感じでした。
そしてとっても『MATRIX』を意識している…ていうか、あれははっきりパクってるでしょ…ってところがありました。でも『MATRIX』がそもそも、ウォシャウスキー兄弟が『GOHST IN THE SHELL』に触発されて作った映画だってエピソードを知らなかったら、なんじゃこりゃ、って思っただけだったかも…。そういうことだけじゃなくってなんか、何か「挑戦している」という感じを受け取った映画でした。

パトレイバー『WXIII』。最初、この映画が作られるっていう情報を得たとき、…なんか、押井さんたちはあまりタッチしてないようだし…と思って、実は、期待してなかったんですね、失礼ながら。ていうか私個人は、けっこうパトレイバー作品群に押井テイストを重ねて…というか結びつけて見てた部分が大きかったんで。
でも、見てみたら、けっこう良かったです。私はわりと、こういうアニメを見たいと思ってるっていうか。あと、私はこういうバイオサイエンスちっくなネタは、好きなんですよねー。(ツッコミどころが山ほどあっても)。まあ性分というか。そうそう性分といえば、この作品では科学者の性分ってものがわかってないなー…って感じがしてしまったのが私的にいちばん残念なポイントでした。そりゃ、感傷を重ねないわけじゃないでしょうけど、これはちょっと、どうだろう?…ってまあ私になにがそんなにわかるっていうものでもないので、言えたものじゃないのかも知れませんが…。

最近の日本のアニメでは、わりと地味めの人間ドラマ的な題材をメインにおいている(…だけじゃなくて、中にはそれだけ(人間ドラマだけ)っていう作品もあると)思うんですが。…つまり、なんでそれがアニメでなくちゃならないのか?どうして実写でやらないんだ?――ていう話があって、そういうところにあえて取り組もうとしている姿勢って一部には見られると思うんですけど、私はそういうの好きで、もっと見たいと思ってます。

でもって、パトレイバーの、漫画原作のそこの部分ってどんなだったかなあ…と思い、あいにく手元になかったので古本屋にいってそこの部分だけ買って(邪道…)読み、バイオネタつながりで、吉田秋生さんの『YASHA』を途中までしか読んでいなかったのを思い出して(インフルエンザのときにもこの作品を思い出してたんですが)、抜けている巻などを買い足して、最後まで読みました。面白かった!『YASHA』はすごくよく出来てると思います。面白いです。

そんな正月休みでした。

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