お祭りの後、みたいな感じですが(笑)。

ISUのサイトからリンクを辿って採点表を見たりしました。
うん、難しくてよくわからない(笑)。

とにかく凄い、ってことが私にもわかったのは、アイスダンス上位の2組のスコア。GOE、あのいわゆる技の出来栄え点ですね、あれが全部2とか3ばっかりなの。ところが3位以下の組になると、その数値が低くなってきて、はっきりと差が見て取れる訳。プログラムを構成している技の基礎点はそれほど大きく違わないので、シングルよりもよほどシビアな競技だなと。シングルはほんと、ジャンプの種類と回転数で基礎点から差が出来てくる訳だけど、アイスダンスはジャンプがないからねえ。

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ニコ動でもちょっとスケート動画を拾い見しました。

昨日のリード姉弟のFDの動画もあった。ラストでクリスがすってんころりんしたやつ。その動画に、「それでも憎めない弟」ってタグがつけられていて笑った。誰だつけたのは(笑)。でも同意見だなー(笑)。

漫画の『キス&ネバークライ』にサブキャラクターとして出てくる新戸(にいど)姉弟は、名前的にリード姉弟をフィーチャーしたキャラクターだと思いますが、新戸姉弟だったら、こんな弟のミスのあとはどつき漫才みたいになるところなんですよね(笑)。リード姉弟の場合は、お姉さんが優しく弟くんを慰めていたようでした。
そんなことを考えてまた楽しくなれる私なのでした。

まあそんな訳で。
エキシビを見てるんですが。

CM多過ぎだよ~。

ついブログ書いちゃうじゃないか。

また後で。
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川口&スミルノフの『いつも何度でも』にうるっと来た。

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美姫ちゃんの『レクイエム』、やっぱこれ来た!
泣けたね。

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パトリック・チャン。
うっわ、やっぱ、よく滑るなァ。ブレードを氷の上に乗せただけですぃーっとそのまま行ってしまう。スケート靴に原動力でもついてんのか?というほど。彼と、あとシブタニ兄妹についても同じ感想を持つ。

ベンチでごろ寝している姿を見て、「…植木等」と思ったのは私だけではないと思いたいが。

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こづ、よく踊れていたね!こづもほんと、よく滑るよねぇ。あと4回転がコンスタントに成功するようになれば、今後はこづVS.チャンの構図が出来てきそうな気がするんだけど…、どうかな。

このエキシビションナンバーは、どっかほかでも見た記憶があるけど…、あの氷上に置いた帽子をスーッと滑ってきてクロスさせた足の間を通して過ぎる妙技を、国際映像は押さえていませんでしたね。だめじゃん!

あった、これこれ。↓ここでその妙技が見られます。1:08ごろ。
http://www.youtube.com/watch?v=4qvweT14E_E&feature=fvsr

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大ちゃんのアメリのワルツ、切ない雰囲気があるよね。何とも言えず。
ラスト、倒れこんで、そのあと音楽の最後の、ピアノのぽーんて音に合わせて腕を動かすところとか、細かく音を拾った振り付けで好きだなあ。


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順序が前後しますが、アイスダンスの結果について。

スコアを見ると、1、2位と3位の間はけっこう点差があるんですね。でもって3、4位の間が0.25点の差と、これがまた際どかったんですねえ…。

ヴァーチュ&モイアとデイヴィス&ホワイトは、どっちがどう出る?と、正味わかんなかった。ジャッジは前者のほうが好きそうだけど。でも後者もしっかりキメて来たし、今季の実績もある。結果は、デイヴィス&ホワイトの優勝でした。

この二組こそが一番シビアな勝負だったんじゃないかと思いますが。実力が互角で出来栄えも完璧と。

シブタニ兄妹が今季、台風の目だったなあ、私的には。ここまで活躍した新人、他にいる?

リード姉弟も見れて良かった。うんうん、コーチ変更がプラスに出たね、良かった良かった。日本の選手として歴代最高順位を更新、よくやった!
FDのラストの何でもないところでクリスがすってんころりん、笑っちゃった。いや、点数に響くところだから、笑っちゃいけないんだろうけど。フィニッシュのポーズを決めたときに「あ゛ーーー」って顔になっていたのがばっちりアップで撮られてしかもリプレイされていたのがね、可愛くて。
来季も頑張って!

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と、まあ、こんなところでしょうか。

昨日もばっちり見てるので、感想はのちほど。

しかし今日は、放送開始時間を間違え、…まあもともとそんなちゃんと確認してなかったんだけど…、それに夕方眠くなってしまって、眠って起きたら、アイスダンスのショートダンスが最終組しか見られなかった。うわ~~~痛ー恨ー!!
今季シニアデビューのシブタニ兄妹がショートダンス終わって4位につけているんですよ。これを見ないでどうするのさ、私!?見たかったあ…。BSフジとかで再放送あるかなあ?


昨日の女子ショートプログラム。

安藤美姫、良かったですね。解説の八木沼さんもおっしゃってましたが、ジャンプを跳ぶためのプログラムでなく、全体の演技の流れの中にジャンプが自然に入っているように私にも見えました。「あれ、もう終わり?」って思ったもん。それに前から思ってたんだけど、ああいう「祈り」をモチーフにした感じのプログラムは本当に彼女によく合っていて表現も上手ですよね。事前に弱気なコメントも報道されていただけに少し心配したんだけども。フリー頑張ってほしい。

だれだったかな、もう一人、「もう終わり?」って思ったひといたんですけど、忘れちゃったな。(苦笑)

ヨナたんには、正直な気持ちを言うと、「チッ」って思った(笑)。1年競技からは遠ざかっていたとはいえ、アイスショーにはずいぶん出ていたらしいので、スケーティングのきれいさとあざといほどの演技力は健在、といった印象。ジャンプもすかさず修正しちゃって。これが点が出るスケートってことなんですね。

真央ちゃんの衣装は、私もきっ…こー(以下自粛)
彼女のプログラムは、…残念なことに、やっぱりジャンプのためのプログラムに見えちゃうんですよね、私には。タンゴの雰囲気を感じられるか、というところも、正直いうと、うーん…。
でも、応援したいし、頑張ってほしい。トリプルアクセルが安定して跳べるようになればまた変わってくるのかな。

アリッサ・シズニーが日本へ向けたコメントの中で喋っていた日本語が上手だったな、と思っていたら、キスクラ席に佐藤有香さんの姿を見つけて納得。有香さん、日本に帰ってきて日本の選手を指導してくれたらなー…と。

佳菜ちゃん、思ったより点をもらえませんでしたねえ。残念だなあ。

レイチェル・フラットは相変わらず、「アメリカ」感満載。いつも、見ちゃう。

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そしてペアのフリー。

サブチェンコの、ピンクパンサーの衣装のピンクがちょっと目にきつかった(失礼)。でも演技はすごく良かった。コミカルな芝居の中にも確実なスケート技術。うーんさすが。

川口&スミルノフ。きれいだった。青い衣装がきれいにリンクに溶け込んで、湖みたいな印象だった。リフトのバリエーションがほんと、豊富だよねえ。

高橋&トラン。それほど多くは見ていないけど、成美ちゃんにちょっと波がある印象。それに比べてトランくんの落ち着きようはどうよ。ペアって女性を見る比率が高い競技だけど、この組に関してはトラン君にも目が行くようになってきた。デススパイラルの時なんか、軸がキチっとして、膝がしっかり曲がってて足のポジションがきれいなんだよねえ。
とにかく、今後が楽しみな組。

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女子の、あまり注目していない選手の合間に書きました。

後ほど女子フリーの感想を追記します。

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私もタイトルを「スケート2」にしてしまった。(笑)

美姫ちゃんはまとまってましたね。でも本人はあまり納得してない部分もあったのかな。優勝決まっても淡々としてましたね。

ヨナたんは2位だったけど、表彰式で泣いていましたね。あれ、何涙なんだろう。それがわからないとコメントしようがないけど。
しかし、いいプログラムでしたね。曲もよかったし、振り付けも。ついでに衣装はもっと春っぽい明るく淡い色合いでもうちょっと華やかな感じのもののほうが曲想にも合っただろうと思います。そういう曲なんですよね、あれって?
いくつかジャンプは抜けましたけど、跳べたものに関しては悔しいほど高品質ですね。高さがあり、軸はまっすぐ、回転はコンパクト、ランディングした後もスケートがひっかかることなくすぅーっと延びて。スロー映像で見てもクリーンなジャンプ。

真央ちゃんはショートとは打って変わって、彼女らしい柔らかくて夢見るような雰囲気がよく出ていましたね。こういうプログラムだと見違える。こちらは流れも良かったと思います。

レオノワ。魔女ってましたね(笑)。ショートプログラムについてコメントしそびれましたが、あのふわっふわの頭が可愛くて、表情豊かでキュートなピエロでしたね。フリーの魔女も茶目っ気たっぷりで。この子これから目が離せないなあ。

シズニー。スピンがとにかくめちゃキレイ。I字スピンやビールマンスピンのポジションがダントツの美しさ。とくに軸足の膝がまっすぐ。ほかの選手は多少曲がっているように見えます。

佳菜ちゃん。私はこのプログラム好きなんですよね~。剣さばきが振り付けに取り入れられているところが好きで。それでノリノリでステップシークエンスに入っていくと見栄えがするんですよね。でも今回はちょっと、硬かったかなという感じはします。とにかくこれからですね。

コストナー。優雅でしたね~。ほんと午後のまどろみの感じがしました。あと、ジャンプが決まれば…!スケーティングスキルに関しては解説の八木沼さんもしきりと褒めてましたね。ひと蹴りの伸びが違うと。


…と、まあそんなところでしょうか。
明日はアイスダンスのフリーを忘れず見ることが課題かな(笑)。
見たぞー!

うわー!!と、思うことがいっぱいあった(笑)。

あとで追記します。



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追記。


「うわー!!」と思ったこと、

1.殿ー!!またですか、この大事な場面で!!同じジャンプを規定回数以上跳んでしまうという!!あーーーー…。

2.大ちゃんの序盤のアクシデント、ヒヤっとした。ま、怪我じゃなかったのは良かったけど…、結果を残せなかったのはやっぱり残念だったね。

3.こづ、やったね!会心の出来、という表情が良かった。キスクラ席で、得点が出た時の「おおっ!!」っつって思わず立ち上がったところ、もっかい見たいな。

殿と大ちゃんで、マイナスの「うわー!!」だったんだけど、こづでプラスの「うわー!!」で締めることが出来てよかった。

そして「うわー…」と思ったことは。パトリック・チャンのスケートの綺麗さ。悔しいがあの滑りの美しさはダントツだったねえ。しかし、上半身の振りがもうひとつ、目立たないんだなあ。あの音楽が静かめなところからわーっと盛り上がっていくところで、溜めて溜めて大きく開くようにイーグルの姿勢に入っていくともっといいんじゃないかとか、素人考えだけど、思ってしまうね。せっかく『オペラ座の怪人』の音楽なのに、あのストーリーはあんまり意識してないのかな。音楽的表現だけ?

そこいくとこづは上半身よく動いていたよ。

もうひとつ「うわー…」と思ったのは、ロシアのあの、プルプルにそっくりなスケートをする子。ジャンプを跳ぶことは跳ぶんだけど、着地した後が何だか変な恰好(に私には見えてしまうんだけど…)で。あと、手と腕の動きが妙に柔らかいところ。チャンの、場合によってはつまらない感じさえしてしまいかねない雰囲気よりは全然演技力があるようには見える。

アモディオくんは、今回のジャッジにはあまりウケなかったのかな、という印象を持った。採点表を細かく見てないけど。解説の本田君が、止まってダンスだけの演技をしている箇所が目立つことについて、演技力表現力としてプラス評価される可能性もあるが、「スケートをしていない」というマイナス評価をされる可能性があると指摘していたので、なるほどと思った。動きながら(滑りながら)の振り付けであればまた違うんじゃないかとかも放送席では話されていた。

あ、昨日のSPのことはすっかり忘れていて、見なかった。それも「うわー…」ですな、また別の…。

まあそんな訳で。

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さらに追記。

「高橋、現役続行を明言」の記事を発見。
じつは私もちらっと思ったことだった。今回のアクシデントは残念だったが、有終の美を飾ったら引退しちゃうんじゃないか…みたいなのもあったので、逆にこれでやめないでいてくれるんじゃないか、と。
この記事を書いた人はふたりのファンだろう。…か。

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http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20110207/spo1102071227000-n1.htm

金の村上佳菜子も食われた 和服がエキシビションをリード

カザフスタン・アスタナで6日に、行われた冬季アジア大会フィギュアスケートのエキシビションで、観客の視線を集めたのが、日本代表のキャシー・リード(23)、クリス・リード(21)組。豪華な和服姿で華やかに舞った。

 米国ミシガン州出身だが母親が日本人の姉弟。5日に行われたアイスダンスフリーで最高得点を出したが、惜しくも中国ペアに敗れ銀メダルに終わった。キャシーは、「もっと練習して自信を付けて、世界選手権でまた頑張りたい。この大会はいい経験になった」と無念のコメントだった。

 しかし、エキシビションでは、和服が人気で注目度はナンバーワンに。女子シングルで金メダルを獲得した村上佳菜子(16)=愛知・中京大中京高、銀メダルの今井遥(17)=日本橋女学館高=をしのぐ歓声を浴びた。

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ただ、見出しのセンスはいただけない。
村上選手を落とすようなニュアンスと、リード姉弟がリード…的な駄洒落が寒い。
けど…、記事を見てもらうためには、やっぱ、見出しに村上選手の名前が入っていたほうがいい、ということもあるのかなあ…?

こういう、「和」な雰囲気を打ち出してくれると、嬉しいと思う日本人は多いと思う。

これ、昨シーズンのオリジナルダンスですよね。前半が「さくらさくら」で、後半が和太鼓のやつ。

キャシーとクリスは、生活拠点は米国だけど、以前ブログに七五三の写真を載せていたこともあるし、たしか成人式にも着物を着たと言っていたような記憶もあるので…、ご両親(とくにお母様)が、凄いんだと思ったりするのです。

あと、確か、神奈川かどこかにお母様のご実家があり、若い頃大好きだったという『ポーの一族』などの少女漫画が全巻大切に保存されているそうで、いつか時間が出来たらそれを読みたい、というような話を、キャシーがブログに書いていたことがありました。(映画などでヴァンパイアものが好き、という話のつながりで)

まあそんな訳で。
ふたりが活躍していると嬉しいのでした。
フィギュアスケートGPシリーズ第6戦、フランス大会のこと。

小塚祟彦くんが優勝。おめでとう!中国杯でも優勝だったし、今季完勝でファイナル進出ですね!やったなあ…。昨シーズンからぐっと成長した感じがありますね。
しかも、GPシリーズのランキングでは高橋大輔くんの上に来てるんですね。順位ランクでは同点(大ちゃんはN杯とスケアメで優勝してるので優勝2回ずつのふたりなので)だけど、スコアの合計点数かなんかが上回ったんでしょうね。

それにしても…、凄いですね、日本人選手たち、大活躍で。
男女シングルでは、ファイナル進出選手の 半分 が日本人ですよ。

えっと、GPファイナルは…、12/9~12、ね。テレ朝で金曜と土曜の夜にTV放送あり、と。…TVで見るかどうかは…、迷うなぁ(笑)、相変わらず。
フィギュアスケートGPシリーズ第5戦、ロシア大会のこと。

注目は、なんといってもペアですよ!
川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ組と、高橋成美&マーヴィン・トラン組が直接対決ですよ?なのになぜこんなに注目度が低いのか!!
結果、川口さんちがぶっちぎりの優勝、高橋さんちは20点近く差を付けられはしたけど、堂々の2位、ということで日本人選手がこんなにこんなに大活躍しているのに~!

もっとTVで見やすくして!!!
…え?今頃?な話ですが。(もう、すぐにGPファイナルだというのに)

村上佳菜子ちゃんのフリーが良かったですね。N杯のときはちょっとパッとしなかったけど。剣さばきの振り付けを取り入れたステップシークエンスにすごく見応えを感じました。この子、今後、どうなっていきますかね?…なんていうか、ストーリーのあるプログラムをドラマティックに見せることが出来る子だ、と感じたんですよ。この方向性でこのまま伸びてくれば、私、真央ちゃんより彼女のスケートのほうが好きになってしまうかも知れない。そのくらいの強い印象を受けてしまいました…。

アイスダンスのシブタニ兄妹。N杯に続いての3位、表彰台。おお~凄い!若い、ということもあるかもしれないけど、なんていうのか、清く、正しく、美しく、という正統派の社交ダンスみたいな雰囲気を実現させている感じが新鮮ですね。近年のスポーティでダイナミックでアクロバティックなアイスダンスの流れのなかで、基本に立ち戻った、みたいな感じがして。


アイスダンスのリード姉弟。残念。ふるわなかった。最近、彼らの公式ブログを見るようになったのだけど、このスケートアメリカの直後、今後について話し合わなければならないので少しの間ブログ更新をお休みします、と告知があって、まさか、引退?…いや、コーチ問題だよね?…まさかまさか…とちょっと心配になりましたが、結局コーチを変更することで落ち着いたようで、現在はブログも再開され、楽しそうに練習したり家族と過ごしたりしている日々の様子を見せてくれています。

キャシーとクリス(リード姉弟)のコーチは、ニコライ・モロゾフだったのですが、いま、どのくらいの選手を抱えてるんですかね?どの大会でも、リンクサイドやキスクラ席で見かける回数がハンパない。また、モロゾフコーチは今季から拠点をロシアに移した、ということでキャシーとクリスも一時はモスクワへ行ったようですが…、夏ごろ、ロシアで山火事がありましたよね?あれの煙害みたいなのでモスクワを脱出し、その後各地を転々としながら練習に苦労している様子がブログからうかがえました。そんな中でも前向きに、楽しげに近況報告をしてくれる彼らのサービス精神には感心しきりでしたが、やっぱりね、という感もあり。現在の様子を見ていると、むしろ良かったとすら思います。これから頑張ってもらいたい。


私もちょっと見ましたよ~。YouTubeでちょっとだけ。「cup of china 2010」とかで検索するとわりと見つかりやすい。あとは選手名をダイレクトに入れるか。
小塚くんのSP、FSと、ジュベ(ブライアン・ジュベールのこと。そう呼んでいる人が多いから)のSP、FSと、ベルネルのFSを見ました。
女の子のはこれから探すー。結果だけは先にYahooの記事で見ました。
あっこちゃんが頑張ってるとなんか嬉しい。

小塚くん、いいね~。やっぱり足捌きがすごくきれい。ついつい足元ばっかり見ちゃいます。彼の滑りを「クール」と評しているコメントを見たんだけど、あ、それだ、と私も思った。地味にカッコイイというか。選曲もそうですよねー。振り付けは今回も佐藤有香さんなんだろうか?…あ、SPのほうだけなんですね、今季は。

ジュベのあの妙に機械的なマイムはなんなんだろう…?
FSの曲が第九でしたね。いや、悪くはないけど…。ド派手にぶちかますイメージなんで、オリンピックシーズンでなく、今季に?と少し、思う。…逆に目立っていいのかも知れないが。

ベルネルくん。おっと、アモディオくん(NHK杯3位)とネタがかぶっちゃったね。振り付けとしての面白さは、アモディオのほうが上だなー。スケートとしてはどう点が出るか良くわからないけど。
このテの、マイケル・ジャクソンみたいなダンスって、個人的には「とめ、はね、はらい」が必要だと思うの。そういうのが曖昧に流れがちに見えた。アモディオはそれが出来てたと思う。(でもそれが却って小生意気に見えてしまわないこともないかなーと思ったりして)。
スケートカナダの、織田信成選手の動画がYouTubeにあったので見てみた。

調子良さそうですね。ショートプログラムは、和風の曲。三味線かな。衣装は黒系のカシュクールで、それが和服っぽく見える。雰囲気は、殿というより、忍者ですなあ。フリーは、グリーグのピアノ協奏曲(中学のとき音楽の授業で聞いたことを妙に覚えているなあ…)。部分的にフリルをあしらった白いシャツと黒いズボンで、ちょっとヨーロッパの王子様風。ショートの時点では1位につけたものの、フリーではちょっとジャンプのミスなどもあり、最終的に2位だそうな。
を、やっと(笑)。

全体的には、大型新人が鮮烈なデビューを飾った、という印象があります。どの種目でも。村上佳菜子、羽生結弦、アイスダンスのシブタニ兄妹、イリニフ・カツァラポフ組、それと、ペアの高橋・トラン組(は、厳密には"デビュー"とちょっと違うけど)。
驚かされましたね。こんな子達がいたんだ!と。

それとオリンピックで活躍した選手の健在ぶりも嬉しいですね。カロリーナ・コストナー、レイチェル・フラット、高橋大輔、アイスダンスのデイヴィス・ホワイト、ペアのホウ・トウなど。

あ、そうそう、NHKのサイトで、11月末まで動画が公開されています。
全選手、全プログラム。エキシビションの動画もあります。
そして詳しい採点表つき。

2010NHK杯フィギュア|2010動画クリップ
http://www9.nhk.or.jp/figure2/

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では、気になった選手ごとに、ちょっとずつ。(敬称略)

高橋大輔
健在ですね。
ショートプログラムも、フリーも、どっちもラテン系で重ねるんだ、と思ったら、フリーは『ブエノスアイレスの冬』、ということで、ラテン系の中でも夏と冬、的な違いがありましたね。ショートはノリノリ、フリーは哀愁漂う感じがあって良かったです。
エキシビはさらにもっとしっとり…。表現力ありますねえ…。

ジェレミー・アボット
彼もショートとフリーで違う面を見せてくれましたね。
フリーの衣装が、私的にツボでした。ワイシャツ、ネクタイ、ベスト。この組み合わせ、最高ですよね!!とくにこのベストの布地のうつくしいこと…!なんかきらきらする繊維でしたよね。グレーのグレンチェックも品がよく、後身頃の黒サテンがクールで。

フローラン・アモディオ
フリーが面白かったです。ん、マイケル・ジャクソン?な振り付け。ヒップホップダンス的な振り付けもあり…と思ったら、なんだ、コーチがモロゾフなんだ。納得、と思いました。でも、どうせやるなら、あの股間に手を当ててキュッとやる振り付けは、もっと露骨にやったらいいのに、と思いました。なんか控えめに見えた気がしたんで。

羽生結弦
初めて演技をちゃんと見た。柔軟性が高いですね。なんとなくジョニー・ウィアーを思い出します。(ていうか、衣装が、ジョニー・ウィアーによるデザインだそうで…)。…、あくまで、私の感覚で、での話なので、と前置きしますが、この柔軟性を、しなやかと見るか、ちょっとなよっとしてる…と感じるか、微妙なラインですね…。本当にごめんなさい、あまり好みではないです。
でも、エキシビがU2の曲を使っていて、振り付けもなかなかクールだったので、ちょっとプラスに傾きました。でも振りはまだちょっと未熟な印象。曖昧に流れてしまっている箇所があるのでメリハリを意識して踊ると良いと思います。

村上佳菜子
まさしく衝撃のデビューでしたね。いきなり表彰台。明るくてフレッシュで溌剌としてて。3回転-3回転もあるし。でもフリーでちょっと、緊張しちゃったのかな、そこが惜しかったですね。
昨シーズン、記事上で、「氷上のあやや」と書かれているのを見たとき、その記事についている写真ではピンと来なかったんですけど、今回、動く彼女を見たらわかりました。似てると思う瞬間が何度かありました。

レイチェル・フラット
健在ですねー。ショートの曲に一部、『サマータイム』を使っていて、ほらね、ガーシュウィンが合うよと言ったでしょ、とひとりで思いました。
フリーが『十番街の殺人』。凄く合ってる。凄く合ってるんだけど…、こういう「古きよきアメリカ」的な雰囲気にあまりにもハマり過ぎていて、それ以外のイメージを打ち出すのが逆に難しくなってしまいそう…。余計なお世話ですが。

浅田真央
痛々しくて見ちゃおれん…と最初、思ったのですが、「演技構成点だけを見れば2位です」「ジャンプの立て直しのためにスケーティングも基礎から丁寧にやっている」等々、実況の刈屋さんがしきりとフォローするコメントをするので、そう思って見直すと、なんとなくスケーティングがきれいになったような気がしますね。
曲調とかの影響もあるかも知れませんが、なんか、ほかの下位の選手のように無駄に多く氷を掻かなくても、ひと漕ぎでスーッとスケートが滑っていっているような、そんな気がしました。
それに、スピンやステップはきれいに出来ているし、出来ていないのはジャンプだけなんですね。
あ、じゃあ、大丈夫だ。と思いました。
ただ、無理に焦って怪我をしないように、マスコミや某連盟が過干渉しないように、そういうところを祈りたいと思います。

リード姉弟(アイスダンス)
ショートダンスが『アダムス・ファミリー』ということで、クリスが口髭を 描いて いたのが、可笑しかったです。いえ、可愛かったです。いえいえ、格好良かったです。たしか、付け髭だと、演技中にもし取れて落ちてしまうと反則だか減点だかになるんですよね。それでキャシーのアイライナーだかなんだかを借りて描いたらしいです。
フリーダンスは打って変わってしっとりとしたプログラムで雰囲気がとても良かったです…が、得点があまり伸びず。
やっぱりスケーティングスキル、なんでしょうかねえ。エッジとかターンとか言われるとわからないんですが、上位のチームと見比べるとなんとなーく1ステップのスケートの延びやスピードが足りないような感じはします。

シブタニ兄妹(アイスダンス)
私にとっては、このふたりがいちばんの衝撃のデビューに見えました。最初ショートダンスを見たときはあまりピンと来なかったんですが…。日系アメリカ人ていうけど、外見はまるっきり日本人だよ?とか、そういうのばっかり気にしてたんで。あとマイアのピンクのドレスがあんまり可愛くないな(余計なお世話)と思ったりしてて、転倒もあったし…。昨年の世界ジュニア2位で、コーチがヴァーチュ・モイヤ(バンクーバー金)やデイヴィス・ホワイト(バンクーバー銀)と同じという情報を実況から得て改めて見てみると、やっぱりスケーティングがすごくきれいな気がする。延びが良くてブレがなくて、スピードに乗って滑らかで。
とくにフリーの演技は凄く出来が良くて、音楽にも合ってとてもいい雰囲気。まさしく"氷上の社交ダンス"が実現されていました。2番目にオススメな動画です。(イチおし動画は次、お話します)。

高橋成美&マーヴィン・トラン(ペア)
このふたりにも凄い衝撃を受けました。こちらも昨年の世界ジュニア2位ということですが、昨年のNHK杯にも出ているので今回がシニアデビューという訳ではないようです(この辺のジュニア/シニアが良くわからない…)。
高橋が、小さい!細い!可愛い!そして、リフトされてる時のポジションのきれいさがハンパない。とくにあまり見かけないスプリットポジション…と解説の人は言っていたと思うけど、それが凄いキレイ。あとデススパイラルのときのトランの膝の位置が低く保たれていることを解説の人がしきりと褒めていました。
演技開始前に、ふたりでこう、グーの拳をこつんとぶつけ合ったり、ショートの後は良い出来に満足だったらしく、ハイタッチをしていたりと、男女のペアというよりは、仲良しチームな雰囲気があって、それも、わーかわいい、と思いながら見てました。今後が凄く楽しみです。
フリーは緊張してしまったのか、あまり出来が良くないのですが、ショートが凄くいいので、イチ押しです!見て損はないよ!
ちなみに、リフトの出来に関してはフリーのほうも凄くいいし、ショートよりもバリエーションが豊富なので、良かったら見てみて下さい。

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と、いうふうにたっぷり楽しみました。
次は、スケートアメリカ?(ではありませんでした)
どうやって見るかが課題になりますかね(笑)
まあそんな訳で。

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…調べたら、グランプリシリーズ第二戦はスケートカナダで、今週末、つまり今現在開催中でした。
織田信成、村主章枝が出ているようです。
NHK杯フィギュアスケートから、早1週間近く経とうとしているので、感想を書くなら早くしないと…な状態になって来ました(笑)。週末にまとめよう、と思っているところです。…が。先にこれだけコメント。

高橋大輔くんのショートプログラムを見て、何かを思い出しそう、っていう感じになったんですよ、実は。あー、なんだろう、なんか、似てるのを知ってる気がするんだよねー…と、数日もやもやしていたんですが、わかりました、なんなのか。

『Shall we ダンス?』の竹中直人 だ!

うんうん、そうそう!髪型といい、ラテンのダンスといい、あの竹中直人を彷彿とさせる!中盤、ジャッジ席の前で音楽の「ウッ!」という掛け声に合わせて奇抜なポーズでばっと振り向くところとか。試合後、「もっと暑苦しくやらないと」というようなことをコメントしたそうですが、あの竹中直人を思い出してやれば、できるよ、大ちゃん!


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大ちゃんファンの人、怒らないで…。ごめんなさい。



ちなみに、YouTubeにある『Shall we ダンス?』予告編動画。
http://www.youtube.com/watch?v=XxxbiQCoxaA