生めかぶを買ってしまった。いま旬なんだって。スーパーでそういうPOPがついてた。
えっと…、生めかぶ、って、皆ふつうにわかる物かな?あんまり食べない?
昆布っていうかわかめっていうか、そういう海藻なんですけど、私はこれ、子供の頃たまに食べてて、大好きだったんです。祖母がよく調理してくれました。まあ、調理っていうか、熱湯かけて刻むだけなんですけど。もともと黒茶色~な物体に熱湯をかけるとさぁ~っと鮮やかな緑に変わるんです。熱湯かけるとぬめりも増す。
祖母は熱湯かけてから刻んでたけど、今回刻んでから熱湯かけたら、そっちのほうが楽だった。(熱湯かけたあとのめかぶはぬめって超すべるから刻みにくい。生でもちょっとは滑るけど)。
めかぶ自体にちょっと塩味あるから、それそのまま食べてもすごいおいしいの。
流しで(熱湯かけてたからね)そのままつまみ食いして、「さいこう、しあわせ」と思わず呟いた、それが今日のタイトル。
やっぱ、海藻のうまみなんですかね、噛むとがつんと来ますよ。ウ・マイ、と。
小分けパック入り3個ひとまとめの刻みめかぶ(たれ付だったりするやつ)もたまに買うけど、自分で熱湯かけてやる生めかぶのほうが断然うまい。風味が違うね。あ、あと、パックのやつには茎部分入ってなくね?あそこがまた別格なおいしさで。固いから極力薄く刻むんだけど。
…でも持て余すからあんまり買わないの。今日はなるべく小さい包装のを選んで買ったけど、それでも180gくらいだった。3個パックのやつは1個40~50gくらいでしょう。
でも今日久々に食べたらあんまりおいしくて、半分くらいはつるっと食べてしまった。私はまあまあ食べなれてるから大丈夫だけど、食べつけない人はあまり食べすぎるとぎゅるぎゅるするかもよ。
えっと…、生めかぶ、って、皆ふつうにわかる物かな?あんまり食べない?
昆布っていうかわかめっていうか、そういう海藻なんですけど、私はこれ、子供の頃たまに食べてて、大好きだったんです。祖母がよく調理してくれました。まあ、調理っていうか、熱湯かけて刻むだけなんですけど。もともと黒茶色~な物体に熱湯をかけるとさぁ~っと鮮やかな緑に変わるんです。熱湯かけるとぬめりも増す。
祖母は熱湯かけてから刻んでたけど、今回刻んでから熱湯かけたら、そっちのほうが楽だった。(熱湯かけたあとのめかぶはぬめって超すべるから刻みにくい。生でもちょっとは滑るけど)。
めかぶ自体にちょっと塩味あるから、それそのまま食べてもすごいおいしいの。
流しで(熱湯かけてたからね)そのままつまみ食いして、「さいこう、しあわせ」と思わず呟いた、それが今日のタイトル。
やっぱ、海藻のうまみなんですかね、噛むとがつんと来ますよ。ウ・マイ、と。
小分けパック入り3個ひとまとめの刻みめかぶ(たれ付だったりするやつ)もたまに買うけど、自分で熱湯かけてやる生めかぶのほうが断然うまい。風味が違うね。あ、あと、パックのやつには茎部分入ってなくね?あそこがまた別格なおいしさで。固いから極力薄く刻むんだけど。
…でも持て余すからあんまり買わないの。今日はなるべく小さい包装のを選んで買ったけど、それでも180gくらいだった。3個パックのやつは1個40~50gくらいでしょう。
でも今日久々に食べたらあんまりおいしくて、半分くらいはつるっと食べてしまった。私はまあまあ食べなれてるから大丈夫だけど、食べつけない人はあまり食べすぎるとぎゅるぎゅるするかもよ。
最近パプリカにはまってます。
今の時期は輸入じゃなくて、地元産の旬のパプリカが手に入るんです。
これが美味しいんです。大きめに切って炒めたり焼いたりする。充分に火が入ると果肉がとろっとして甘くて少し酸味があって、うまい。フルーティーです。
パプリカのシャーベットを作ってみようかなあ。
あのレシピはそんな難しくなかったような気がするんだけど…。
ずっと前に、野菜スイーツの本で見たことがあるんです。でも、その本は手放してしまったんですよね。著者さんの、野菜を使ってスイーツを作る、という情熱が熱すぎるせいか、「私って凄いでしょ、野菜でこれだけのスイーツ作っちゃうんだから。なんてったって体にいいんだからあなたも作りなさいよ」みたいな押しつけがましさを(私が勝手に)感じてしまって、わりとすぐ手放してしまいました。
余談ですが、私はそういう押しつけがましさ、みたいなものに対して、許容範囲が狭いみたいです(苦笑)。
だいたい、体にいいと押し付けてくる割にカロリー表示がなかったりしたあたりも気に入らなかったし、スイーツとして成立させるためには、野菜の甘味は不足しているのでそれなりに砂糖を足しているレシピも目立った…ように記憶しています。
メタボも気になるし、そういう、野菜をおいしく沢山取れるレシピを取り入れてみたい、と色々レシピ本も見るんだけど…、なんだろう、どうもなあ…。
「私も実はちょっと野菜に凝ってるんだよね。こうやってやってみたら、野菜だけでも結構おいしくできちゃったんだ~。よかったら試してみて?」くらいのスタンスでいてくれる本に出会いたいんだけどねえ…。
と、思っていたところに、私が言いたいことをキレイにまとめて書いている人がいた。『にがくてあまい』っていう漫画のAmazonレビューなんだけど…、ちょっと引用させていただこう。「スローフード礼賛型の方にはファナティックな人が多く、健康に良いといいつつ、その盲目的な信仰や完全主義、押しつけがましさは、絶対ストレスだろうとしか思えない……。」それそれ。私も大体そういうことが言いたかったんです。
それで、でもこの漫画はそういうところがなくて、ストーリーも面白いし、レシピもうまく話になじんでるし、というような感じでレビューされてまして。その通りだと思います。
私も6巻くらいまで読んだけど、よくレシピ尽きないなと感心しています。本当に完全菜食。卵も牛乳も使っていない。『にがくてあまい』よかったら検索でもしてみて。
当初のパプリカからだいぶ脱線しましたけど。まあ、そんな訳で。
今の時期は輸入じゃなくて、地元産の旬のパプリカが手に入るんです。
これが美味しいんです。大きめに切って炒めたり焼いたりする。充分に火が入ると果肉がとろっとして甘くて少し酸味があって、うまい。フルーティーです。
パプリカのシャーベットを作ってみようかなあ。
あのレシピはそんな難しくなかったような気がするんだけど…。
ずっと前に、野菜スイーツの本で見たことがあるんです。でも、その本は手放してしまったんですよね。著者さんの、野菜を使ってスイーツを作る、という情熱が熱すぎるせいか、「私って凄いでしょ、野菜でこれだけのスイーツ作っちゃうんだから。なんてったって体にいいんだからあなたも作りなさいよ」みたいな押しつけがましさを(私が勝手に)感じてしまって、わりとすぐ手放してしまいました。
余談ですが、私はそういう押しつけがましさ、みたいなものに対して、許容範囲が狭いみたいです(苦笑)。
だいたい、体にいいと押し付けてくる割にカロリー表示がなかったりしたあたりも気に入らなかったし、スイーツとして成立させるためには、野菜の甘味は不足しているのでそれなりに砂糖を足しているレシピも目立った…ように記憶しています。
メタボも気になるし、そういう、野菜をおいしく沢山取れるレシピを取り入れてみたい、と色々レシピ本も見るんだけど…、なんだろう、どうもなあ…。
「私も実はちょっと野菜に凝ってるんだよね。こうやってやってみたら、野菜だけでも結構おいしくできちゃったんだ~。よかったら試してみて?」くらいのスタンスでいてくれる本に出会いたいんだけどねえ…。
と、思っていたところに、私が言いたいことをキレイにまとめて書いている人がいた。『にがくてあまい』っていう漫画のAmazonレビューなんだけど…、ちょっと引用させていただこう。「スローフード礼賛型の方にはファナティックな人が多く、健康に良いといいつつ、その盲目的な信仰や完全主義、押しつけがましさは、絶対ストレスだろうとしか思えない……。」それそれ。私も大体そういうことが言いたかったんです。
それで、でもこの漫画はそういうところがなくて、ストーリーも面白いし、レシピもうまく話になじんでるし、というような感じでレビューされてまして。その通りだと思います。
私も6巻くらいまで読んだけど、よくレシピ尽きないなと感心しています。本当に完全菜食。卵も牛乳も使っていない。『にがくてあまい』よかったら検索でもしてみて。
当初のパプリカからだいぶ脱線しましたけど。まあ、そんな訳で。
『ビストロ流 ベーシック・レシピ』
2014年4月14日 料理・食べ物
単行本 世界文化社 発売:2013/11/02 1,728円
アーシャのごはん帖をやっているとき参考にした本のひとつです。
この本からソテーサラダのヒントを得ました。
最初、本屋でこの本を手に取ったのは、帯のコピーがまず目を引いたからでした。「フレンチの賢人、谷昇シェフ 極旨の59皿レッスン」と大きめ太字で書いてあって、さらに寄って見るとその近くにもう少し小さい字で「初めての人でも本当においしく 料理上手の人にこそ基本に戻ってお教えしたい 料理の基本とコツどころ」と書いてありました。とくに「フレンチの賢人」っていうのがなんかすごくいいって思った。
そこで、ほほう、と思ってぱらっとめくると、最初のほうに、「誰でも料理が美味しくできる、いくつかのヒント」というのが書いてあって、10個ぐらいの項目と、なぜそうなのか、という理由が書いてあり、それがけっこう納得できるものでした。たとえば、「グラグラ煮立てない 煮込み料理やじゃがいもをゆでるとき、ボコボコと沸騰する火加減は必要ありません。煮込み鍋の中で素材が踊るようではスープが濁り、煮崩れて仕上がりも美しくなく、食感も楽しめません。煮込み料理の火加減は強火にしないことが鉄則です」
これを私は素直になるほど、と思えました。この人の言う通りにしてみよう、と。(ちなみに、いままでも別に、そういうとき強火にはしていなかったんですけど、そのことに自分の中で理由はなかったんですね。)
私はこういう料理の本が好きでよく買ってるんですけど、ちょっと作っただけですぐ古本屋に出してしまう本も多いです。手元に残して繰り返し利用するかどうかの分かれ目は、結局のところ著者が好きになれるかどうか、ですね(笑)。「人の好き嫌い」をはっきりと言うことは、なんだか良くないことのように思えて、「わかりやすく書いてあっていい」とか言い換えようとしてしまったりするんだけれども(笑)。
「フレンチの賢人」ではありますが、載っているレシピは、「ビストロ流~」のタイトルが示す通り、いわゆる「日本の洋食」が中心(読み進んでいくとけっこう本格的なフレンチのレシピもありました;訂正)。かにクリームコロッケや、オムライスなど。でもこのあたりをキチンとしたフレンチの基本的技術で作る、そんな感じの本なんじゃないかな、と思います。この本の通りにちゃんとやるようすれば、ワンランク上の家庭料理になる、みたいなそんな気がする本です。
アーシャのごはん帖をやっているとき参考にした本のひとつです。
この本からソテーサラダのヒントを得ました。
最初、本屋でこの本を手に取ったのは、帯のコピーがまず目を引いたからでした。「フレンチの賢人、谷昇シェフ 極旨の59皿レッスン」と大きめ太字で書いてあって、さらに寄って見るとその近くにもう少し小さい字で「初めての人でも本当においしく 料理上手の人にこそ基本に戻ってお教えしたい 料理の基本とコツどころ」と書いてありました。とくに「フレンチの賢人」っていうのがなんかすごくいいって思った。
そこで、ほほう、と思ってぱらっとめくると、最初のほうに、「誰でも料理が美味しくできる、いくつかのヒント」というのが書いてあって、10個ぐらいの項目と、なぜそうなのか、という理由が書いてあり、それがけっこう納得できるものでした。たとえば、「グラグラ煮立てない 煮込み料理やじゃがいもをゆでるとき、ボコボコと沸騰する火加減は必要ありません。煮込み鍋の中で素材が踊るようではスープが濁り、煮崩れて仕上がりも美しくなく、食感も楽しめません。煮込み料理の火加減は強火にしないことが鉄則です」
これを私は素直になるほど、と思えました。この人の言う通りにしてみよう、と。(ちなみに、いままでも別に、そういうとき強火にはしていなかったんですけど、そのことに自分の中で理由はなかったんですね。)
私はこういう料理の本が好きでよく買ってるんですけど、ちょっと作っただけですぐ古本屋に出してしまう本も多いです。手元に残して繰り返し利用するかどうかの分かれ目は、結局のところ著者が好きになれるかどうか、ですね(笑)。「人の好き嫌い」をはっきりと言うことは、なんだか良くないことのように思えて、「わかりやすく書いてあっていい」とか言い換えようとしてしまったりするんだけれども(笑)。
「フレンチの賢人」ではありますが、載っているレシピは、「ビストロ流~」のタイトルが示す通り、いわゆる「日本の洋食」が中心(読み進んでいくとけっこう本格的なフレンチのレシピもありました;訂正)。かにクリームコロッケや、オムライスなど。でもこのあたりをキチンとしたフレンチの基本的技術で作る、そんな感じの本なんじゃないかな、と思います。この本の通りにちゃんとやるようすれば、ワンランク上の家庭料理になる、みたいなそんな気がする本です。
アーシャのごはん帖・5
2014年4月10日 料理・食べ物 コメント (2)
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。ついに最終回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
-----------------------
■ タマネギとハムを使ったオムレツ、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ
本文p243、244より引用
「今日の朝食は何だ?ずいぶんいい匂いがする」
…
「タマネギとハムを使ったオムレツにトースト、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダにコーヒーです」
…子供の頃からダーチャで祖母や母親に鍛えられたオムレツ作りには、それなりの自信がある。
アレクセイの手持ちのレシピは自然、アレクセイが食べて育ったロシア料理が基本となっている。そのメニューの中でも、オムレツは特にサエキのお気に入りなようで、メニューがオムレツだと聞くと決まってサエキの機嫌はいい。
本文p250より引用
…アレクセイは刻んだハムとパセリ、すでに炒めておいたタマネギとを、半熟状の卵に混ぜ入れながら微笑んだ。…
…と、いう訳でぇ、実は今回のメニューこそがもっともハードルが高かったのですよ!
え?カブとチキンのスープって?朝ごはんのスープに?鶏肉…入るんですかね?キチンブイヨンにカブを入れた、という意味…じゃなさそうだけど…。
ソテーサラダって何?炒め物でかつサラダなの?あったかいサラダ?温サラダ的な解釈でもいい?
そして最大の難関はオムレツ。オムレツですね?ロシア風オムレツ!ロシアのオムレツってどんなオムレツなの?全然知らないわー(笑)。
ではその、いろいろ考えた挙句の結果を、スープからお話ししましょう。
…やっぱり「カブ」と「チキン」のスープって記載からして、その2つの食材はやっぱり具として入っているんだろう、と思ったので、入れることにしました。買い物に行ったら、ちょうどよく鶏肉の小間切れ肉が売ってて、そこのはかなり小さめの小間切れでした。チキンライスにそのまま使えそうなくらいの。鶏肉はそれを使うことにしました。
かぶは、まあ、ばっちり日本の白いかぶだけど、いまこれしかないので許してもらうことにしよう。
鶏肉は少なめに使うことにして、かぶを主役にし、薄味にすれば朝食のスープっぽさが出るかな、と考えて写真のような感じに仕上げました。
いちおう手順を書くと、水300㏄に鶏肉30g位(だったかな?)を入れて火にかけます。沸騰するちょっと前くらいになると、白い泡状のアクがもうもうと出てくるのでそれを取り除きます。浮いている脂もなるべく取るようにするとよりあっさりしたスープになります。沸いたら顆粒のスープの素(湯の量に応じた量)と、茎を少し残しつつ皮を剥いて8等分したかぶ1個分を投入。かぶが柔らかくなったら塩胡椒で味を整えて出来上がり。
食べてみたら、かぶの味わいが驚くほどやさしくって、とろっとしてふわっと甘い香りがして、重ねていうけどすごい優しい味のスープが出来てました。これだったら朝食のスープとしてアリだと思いました。かぶの皮剥きが甘くてスジが残っていたんですが、それはまあ、御愛嬌ってことで。
(いつも加熱料理にかぶを使うとき、どこまで剥けばいいのか悩みます。まだスジが見える気がするけど、こんなに剥いたら実がなくなっちゃわね?つかもう、残る実より剥いた皮のほうが量多いんだけど…、ってなるので)(余談ですが、最近になって、その剥いた皮が勿体ないなら、刻んで浅漬けにすればいい、という解決策を知りました。確かに。もっともだ!むしろ一粒で二度おいしい)。
さて次は、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ。ただのソテーじゃなくてソテーサラダと来たかー。
ゆで野菜に市販のドレッシングをかけて温サラダ、というのなら、某キューピーあたりがよくCMしてますけど…。ソテーか。ぼんやりしたイメージとしては、なにか、葉っぱものを敷いて、その上に炒めたジャガイモとインゲンを載せてそんでドレッシングをかければいいだろうか。あー、ありますね、キューピーレシピページに、ソテーサラダって、いくつか。
しかし私はここで、ある本を思い出してしまったのです。そういえばちょっと前に買った『ビストロ流ベーシック・レシピ』(谷昇;世界文化社。参考文献として後日紹介しようと考えています)っていう本に、じゃがいものせん切りサラダが確か載ってた気がするんだけど、そこからアレンジしてみるとか…つって、開いたら、ついでに緑野菜の温かいサラダ、っていうレシピを見つけて、あ!これだ!このやり方で作ろう!と思い立って作ってみたのが以下の手順になります。
インゲン(100~150gくらいあったかな?)を適当に切って、ジャガイモ中2個(200gくらいかなあ。量っときゃよかった)はせん切りにして水にさらす。スライサーを使いました。インゲンが細長いので、和えた時に混ざりやすいようにジャガイモも細長くしよう、と考えたのです。そして細長くして火を通し過ぎないようにすればシャキッとした歯ざわりが残って、そのしゃきしゃき感がサラダっぽいかと思ったんですね。なのでしゃきしゃき感をより出せるように水にさらします。
フライパンに油を熱し、今回はインゲンのほうが固そうだったので、インゲンを先に入れてさっと炒め、塩少々を振ってひとまぜしたあとジャガイモを入れて炒め、好みの固さにしたらもう一度塩少々を振ってなじませます。(全体に万遍なく塩味を付け、かつ馴染ませるためには、この塩を「重ねる」やりかたが大切なんだそうです)。分けて塩を入れるのでしょっぱくなり過ぎないよう注意が必要ですね。
炒めあがったら、全体に酢(今回は白ワインビネガーを使用。でも何の酢でもいいと思います)を大さじ1くらいさっと回しかけたら蓋をして火を止め30秒くらいおいたら完成。
味はまあ、うーん…、こんなものかなあ。まずくはなかったけど、そんなおいしい!ってほどではなかった。そして酢と熱がかかったインゲンが急速に色が悪くなってしまったことにびっくり(笑)。急いで緑がきれいなインゲンが写真に入るよう、選り分けました。
ほかのレシピもけっこう自己流アレンジだけど、このソテーサラダはかなり相当な自己流アレンジになってしまったな、っていう気がしています。(笑)
----
さあさあそして、最後にして最大の 難 問 。
ロ シ ア 風 オ ム レ ツ 。
「ロシア」「オムレツ」というキーワードで検索をかけたら、なんと、シベリアのあたりにお住まいであるらしい日本のかたのレシピブログがヒットしました。あちこち見た結果、たぶん、これがいちばん、ロシアっぽいオムレツなんじゃないかと思ったのですが…、その作り方を手短に要約すると、卵液を 泡立て たのち、 オーブンで20分くらい かけて焼く、というものなのです。(フライパンを使う場合は30分くらいかけて焼くらしい)。形も、私たちが普通オムレツと聞いて思い浮かべる、半月形のあれじゃなくて。膨らむものだから、畳まないし。一人分ずつ作るものでもない…。(引用していませんが、アレクセイは一人分ずつ作っていると推察できる記述が本文中にあります)。
…こ、これは……。
アレクセイがやっている手順とけっこう…、違うように感じられるんだけど…。どうしようか…。まあ、でも、アレクセイはロシアでもサンクトペテルブルク出身だそうだし、彼の家のオムレツはこういうオムレツなのだと解釈して、本文に書かれている手順にしたがって作ってみることにしました。でも、卵は泡立ててみようかな。
…結局、すごい中途半端なオムレツが出来上がってしまいました(笑)。ハムとかパセリとか、ちゃんと入れてるよ、って写るようにしようとるすと、オムレツとして形があまり美しくないものが出来てしまって。(笑)
別の日に、今度はもうちょっとちゃんと卵を泡立てて、じっくり火を入れるやり方のロシア風オムレツも作ってみました。泡立てが足りなかったか、ちょっと火が強すぎたか、卵も少なめだったせいか、10分も焼いていないけど、もうこれ以上は焦げる、と思って止めたのが、写真2枚目(表面の写真)と3枚目(裏面の焼き色はこんな感じ。やや焼き過ぎか)。
このオムレツは結構、なかなかおいしかったです。
------------------------
これでこの「アーシャのごはん帖」はおしまいです。
私はやってて凄くすごく面白かったです。
いままで作ったことがないどころか、知りもしなかった料理に触れることができました(笑)。
でもね、そもそもこれをやろう、と思ったのはまず「できそう」と思ったからだったんですよ。馴染みの薄いロシア料理やドイツ料理だったりはするけれども、プロの料理人ってわけではない普通の青年が(いや、職業は全く普通じゃないけど)、普通に家で自炊してる料理だし、ものによっては…とくにオムレツなんかは知ってるって思っちゃったんですよね(追及して調べたらまた違う結果も見つかった訳ですが)。それと作者のかわいさんの書き方が、何が入っているか素材が明記してあるものも多かったし、ものによっては調理手順もわりと書いてあったりしたし、私にはなんとなくではありますが、想像できるものだったんですよね。
いままでも小説や漫画を読んで、作ってみたいレシピには数多く出会いましたし、実際に作ってみたものもけっこうありましたが、それでも、1作品の中にこれだけ「できそう」と思えるメニューがこんなに沢山あった作品は初めてだったかもしれません。そしてロシア料理、ドイツ料理、っていう制約はありますが、それが却ってある種の統一感を醸し出してもいますよね。
まあ、そんな訳で、本当に楽しい企画でした。
皆さんも楽しんで読めていたらいいのですが。
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■ タマネギとハムを使ったオムレツ、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ
本文p243、244より引用
「今日の朝食は何だ?ずいぶんいい匂いがする」
…
「タマネギとハムを使ったオムレツにトースト、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダにコーヒーです」
…子供の頃からダーチャで祖母や母親に鍛えられたオムレツ作りには、それなりの自信がある。
アレクセイの手持ちのレシピは自然、アレクセイが食べて育ったロシア料理が基本となっている。そのメニューの中でも、オムレツは特にサエキのお気に入りなようで、メニューがオムレツだと聞くと決まってサエキの機嫌はいい。
本文p250より引用
…アレクセイは刻んだハムとパセリ、すでに炒めておいたタマネギとを、半熟状の卵に混ぜ入れながら微笑んだ。…
…と、いう訳でぇ、実は今回のメニューこそがもっともハードルが高かったのですよ!
え?カブとチキンのスープって?朝ごはんのスープに?鶏肉…入るんですかね?キチンブイヨンにカブを入れた、という意味…じゃなさそうだけど…。
ソテーサラダって何?炒め物でかつサラダなの?あったかいサラダ?温サラダ的な解釈でもいい?
そして最大の難関はオムレツ。オムレツですね?ロシア風オムレツ!ロシアのオムレツってどんなオムレツなの?全然知らないわー(笑)。
ではその、いろいろ考えた挙句の結果を、スープからお話ししましょう。
…やっぱり「カブ」と「チキン」のスープって記載からして、その2つの食材はやっぱり具として入っているんだろう、と思ったので、入れることにしました。買い物に行ったら、ちょうどよく鶏肉の小間切れ肉が売ってて、そこのはかなり小さめの小間切れでした。チキンライスにそのまま使えそうなくらいの。鶏肉はそれを使うことにしました。
かぶは、まあ、ばっちり日本の白いかぶだけど、いまこれしかないので許してもらうことにしよう。
鶏肉は少なめに使うことにして、かぶを主役にし、薄味にすれば朝食のスープっぽさが出るかな、と考えて写真のような感じに仕上げました。
いちおう手順を書くと、水300㏄に鶏肉30g位(だったかな?)を入れて火にかけます。沸騰するちょっと前くらいになると、白い泡状のアクがもうもうと出てくるのでそれを取り除きます。浮いている脂もなるべく取るようにするとよりあっさりしたスープになります。沸いたら顆粒のスープの素(湯の量に応じた量)と、茎を少し残しつつ皮を剥いて8等分したかぶ1個分を投入。かぶが柔らかくなったら塩胡椒で味を整えて出来上がり。
食べてみたら、かぶの味わいが驚くほどやさしくって、とろっとしてふわっと甘い香りがして、重ねていうけどすごい優しい味のスープが出来てました。これだったら朝食のスープとしてアリだと思いました。かぶの皮剥きが甘くてスジが残っていたんですが、それはまあ、御愛嬌ってことで。
(いつも加熱料理にかぶを使うとき、どこまで剥けばいいのか悩みます。まだスジが見える気がするけど、こんなに剥いたら実がなくなっちゃわね?つかもう、残る実より剥いた皮のほうが量多いんだけど…、ってなるので)(余談ですが、最近になって、その剥いた皮が勿体ないなら、刻んで浅漬けにすればいい、という解決策を知りました。確かに。もっともだ!むしろ一粒で二度おいしい)。
さて次は、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ。ただのソテーじゃなくてソテーサラダと来たかー。
ゆで野菜に市販のドレッシングをかけて温サラダ、というのなら、某キューピーあたりがよくCMしてますけど…。ソテーか。ぼんやりしたイメージとしては、なにか、葉っぱものを敷いて、その上に炒めたジャガイモとインゲンを載せてそんでドレッシングをかければいいだろうか。あー、ありますね、キューピーレシピページに、ソテーサラダって、いくつか。
しかし私はここで、ある本を思い出してしまったのです。そういえばちょっと前に買った『ビストロ流ベーシック・レシピ』(谷昇;世界文化社。参考文献として後日紹介しようと考えています)っていう本に、じゃがいものせん切りサラダが確か載ってた気がするんだけど、そこからアレンジしてみるとか…つって、開いたら、ついでに緑野菜の温かいサラダ、っていうレシピを見つけて、あ!これだ!このやり方で作ろう!と思い立って作ってみたのが以下の手順になります。
インゲン(100~150gくらいあったかな?)を適当に切って、ジャガイモ中2個(200gくらいかなあ。量っときゃよかった)はせん切りにして水にさらす。スライサーを使いました。インゲンが細長いので、和えた時に混ざりやすいようにジャガイモも細長くしよう、と考えたのです。そして細長くして火を通し過ぎないようにすればシャキッとした歯ざわりが残って、そのしゃきしゃき感がサラダっぽいかと思ったんですね。なのでしゃきしゃき感をより出せるように水にさらします。
フライパンに油を熱し、今回はインゲンのほうが固そうだったので、インゲンを先に入れてさっと炒め、塩少々を振ってひとまぜしたあとジャガイモを入れて炒め、好みの固さにしたらもう一度塩少々を振ってなじませます。(全体に万遍なく塩味を付け、かつ馴染ませるためには、この塩を「重ねる」やりかたが大切なんだそうです)。分けて塩を入れるのでしょっぱくなり過ぎないよう注意が必要ですね。
炒めあがったら、全体に酢(今回は白ワインビネガーを使用。でも何の酢でもいいと思います)を大さじ1くらいさっと回しかけたら蓋をして火を止め30秒くらいおいたら完成。
味はまあ、うーん…、こんなものかなあ。まずくはなかったけど、そんなおいしい!ってほどではなかった。そして酢と熱がかかったインゲンが急速に色が悪くなってしまったことにびっくり(笑)。急いで緑がきれいなインゲンが写真に入るよう、選り分けました。
ほかのレシピもけっこう自己流アレンジだけど、このソテーサラダはかなり相当な自己流アレンジになってしまったな、っていう気がしています。(笑)
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さあさあそして、最後にして最大の 難 問 。
ロ シ ア 風 オ ム レ ツ 。
「ロシア」「オムレツ」というキーワードで検索をかけたら、なんと、シベリアのあたりにお住まいであるらしい日本のかたのレシピブログがヒットしました。あちこち見た結果、たぶん、これがいちばん、ロシアっぽいオムレツなんじゃないかと思ったのですが…、その作り方を手短に要約すると、卵液を 泡立て たのち、 オーブンで20分くらい かけて焼く、というものなのです。(フライパンを使う場合は30分くらいかけて焼くらしい)。形も、私たちが普通オムレツと聞いて思い浮かべる、半月形のあれじゃなくて。膨らむものだから、畳まないし。一人分ずつ作るものでもない…。(引用していませんが、アレクセイは一人分ずつ作っていると推察できる記述が本文中にあります)。
…こ、これは……。
アレクセイがやっている手順とけっこう…、違うように感じられるんだけど…。どうしようか…。まあ、でも、アレクセイはロシアでもサンクトペテルブルク出身だそうだし、彼の家のオムレツはこういうオムレツなのだと解釈して、本文に書かれている手順にしたがって作ってみることにしました。でも、卵は泡立ててみようかな。
…結局、すごい中途半端なオムレツが出来上がってしまいました(笑)。ハムとかパセリとか、ちゃんと入れてるよ、って写るようにしようとるすと、オムレツとして形があまり美しくないものが出来てしまって。(笑)
別の日に、今度はもうちょっとちゃんと卵を泡立てて、じっくり火を入れるやり方のロシア風オムレツも作ってみました。泡立てが足りなかったか、ちょっと火が強すぎたか、卵も少なめだったせいか、10分も焼いていないけど、もうこれ以上は焦げる、と思って止めたのが、写真2枚目(表面の写真)と3枚目(裏面の焼き色はこんな感じ。やや焼き過ぎか)。
このオムレツは結構、なかなかおいしかったです。
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これでこの「アーシャのごはん帖」はおしまいです。
私はやってて凄くすごく面白かったです。
いままで作ったことがないどころか、知りもしなかった料理に触れることができました(笑)。
でもね、そもそもこれをやろう、と思ったのはまず「できそう」と思ったからだったんですよ。馴染みの薄いロシア料理やドイツ料理だったりはするけれども、プロの料理人ってわけではない普通の青年が(いや、職業は全く普通じゃないけど)、普通に家で自炊してる料理だし、ものによっては…とくにオムレツなんかは知ってるって思っちゃったんですよね(追及して調べたらまた違う結果も見つかった訳ですが)。それと作者のかわいさんの書き方が、何が入っているか素材が明記してあるものも多かったし、ものによっては調理手順もわりと書いてあったりしたし、私にはなんとなくではありますが、想像できるものだったんですよね。
いままでも小説や漫画を読んで、作ってみたいレシピには数多く出会いましたし、実際に作ってみたものもけっこうありましたが、それでも、1作品の中にこれだけ「できそう」と思えるメニューがこんなに沢山あった作品は初めてだったかもしれません。そしてロシア料理、ドイツ料理、っていう制約はありますが、それが却ってある種の統一感を醸し出してもいますよね。
まあ、そんな訳で、本当に楽しい企画でした。
皆さんも楽しんで読めていたらいいのですが。
アーシャのごはん帖・4
2014年4月4日 料理・食べ物 コメント (2)
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。第4回まで来ました。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
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■ ベーコンのスープ、ポーク・カツレツのバター焼き
本文p110より引用
「…サエキは、アレクセイの作ったベーコンのスープを口に運びながら、…」
「ポーク・カツレツのバター焼きにナイフを入れながら、アレクセイは尋ねる。買ってきたばかりのドイツ語の料理の本を見ながら作ってみたが、味はまずまず上等だった」
ポーク・カツレツのバター焼き、と聞いて、思わず、とんかつ+バター?わあ、くどそう…、と、思ってしまったかたはいませんか?(笑)実は私も最初、一瞬、そう思ってしまいました。あれ、でも…、そういえば、カツとカツレツって確か違うんだよね、うんうん、時間かけて考えているうちに思い出して来た、カツは油で揚げるけど、カツレツは多めの油で焼く、いわゆる揚げ焼きなんだよね、確か。
…て、いうか、あれか‼‼‼ドイツのカツレツって、あれじゃない?「My favorite things」の歌詞に出てくる『シュニッツェル』のことじゃない?そうだそうだ、前にも調べたことあった。
と思い至ってからは結構早かった。シュニッツェルと入れて検索すればレシピがすぐにヒット!けっこうバリエーションもいろいろあるようです。何の肉を使うか、どんなソースにするか、など。
(ちなみに、調べるとロシア風カツレツ、というのもあって、これもバリエーションが多くてけっこう情報があって、それもおいしそうだったのでこんどやってみたいです)。
そんな中で、アレクセイが作ったのはこのあたりじゃないかなー、と思ったものを作ってみました。
材料(2人分くらい)
豚ヒレ肉 200gくらい
小麦粉、溶き卵、パン粉 各適量
バター 大さじ3くらい
サラダ油 大さじ3くらい
手順
豚肉は、ヒレ肉がお勧めです。豚のほかの部位の肉より少々お値段が高いですが、でも柔らかくてあっさりめのおいしいカツレツができます。ヒレカツ用の肉を買ってきてもいいです。または塊を買ってきて、だいたい50gくらいに切り分けます。
そして叩いて薄くします。
叩くことで筋切りにもなり柔らかくなる。薄くすることで火の通りもよくなります。どうも、肉を叩く専用の道具もあるようなのですが、ここはまあ、よそで見掛けたもうすこしお手軽な方法を採用します。
ラップで挟んで、上からめん棒で叩いて…、私の場合は5㎜くらいの厚さにしてます。(もとの肉よりすっごく面積が広くなるのが面白いよ)
塩胡椒したのち、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけていきます。
パン粉は必ず細挽きで!
それっぽく作るためにはここは必ず、細かいパン粉でなければいけません。
私はふつうのパン粉をビニール袋に入れて上からめん棒で叩くことで対応しました。(今日はめん棒大活躍)
でも面倒な人はふつうのパン粉でもいいと思います。あ、もしやるならですけど。
ちなみにパン粉は細かいほうが油吸いが少なく、カラリとしますよ。
フライパンをあたためバターを溶かし、サラダ油も入れて温めます。バターだけだと焦げやすいし、ほかの油を加えたほうが扱いやすいですね。
そして衣をつけた肉を入れて、中火くらいですかね、おいしそうなきつね色になるまで揚げ焼きします。
余談ですが焼きあがって火を止めたらすぐ即刻肉を取り出したほうが良いです。そのほうがカラリとします。付け合わせにかまけたりしてフライパンに入れたままの時間が長くなるほどべちゃっと油っぽいカツレツになっちゃいますよ…。
付け合わせには今回は、じゃがいもと人参、ブロッコリーの塩茹でを採用。マッシュポテトかもなあ…、とか、そのほかのものも考えたんだけど、アレクセイの料理として、こんな感じでもいいかなあ、と。でもキャベツの千切りやプチトマトあたりは雰囲気違うと思って避けました。もし私が好きに付け合わせるとしたら最近ちょっとはまってるわさび菜を山盛り添えますね。ちょっとピリッとしてさっぱりしていて、こってりしたバター風味のカツレツと好相性なこと請け合い。
ほかに「My favorite things」の歌詞に敬意を表して、麺を付け合わせようか、とも考えたのですが、この歌詞の場合、シュニッツェルの付け合わせが麺(noodles)である理由は、その前のフレーズのシュトロイゼル(streusels;英語読みではストルーズォルズ、かな無理矢理カタカナにすると)と韻をそろえるためであることは明らかなので、採用は見送りました。
ベーコンのスープのほうは、文章中の手掛かりも少なく、どうしたものか迷ったのですが、ベーコンのほかにも玉ねぎとマッシュルームくらいは入れてもいいよね、つって入れて適当に作ってしまいました。
このカツレツですが、これもまた、びっくりするほどおいしかったです。ふわっと香るバターの風味が、なんていうんだろ、とにかくおいしいの。カツやフライじゃできない、カツレツだからこそのバター風味、だと思いました。そしてカリっとしてサクッとして、肉は柔らかいし、思ったほどくどくもなくて。レモンのおかげもあるかも。私の場合はここで余ったレモンは、ヴェルモット・ハーフ&ハーフに利用するので無駄にはなりません(笑)。
まあそんな訳で。
----------------
■ ベーコンのスープ、ポーク・カツレツのバター焼き
本文p110より引用
「…サエキは、アレクセイの作ったベーコンのスープを口に運びながら、…」
「ポーク・カツレツのバター焼きにナイフを入れながら、アレクセイは尋ねる。買ってきたばかりのドイツ語の料理の本を見ながら作ってみたが、味はまずまず上等だった」
ポーク・カツレツのバター焼き、と聞いて、思わず、とんかつ+バター?わあ、くどそう…、と、思ってしまったかたはいませんか?(笑)実は私も最初、一瞬、そう思ってしまいました。あれ、でも…、そういえば、カツとカツレツって確か違うんだよね、うんうん、時間かけて考えているうちに思い出して来た、カツは油で揚げるけど、カツレツは多めの油で焼く、いわゆる揚げ焼きなんだよね、確か。
…て、いうか、あれか‼‼‼ドイツのカツレツって、あれじゃない?「My favorite things」の歌詞に出てくる『シュニッツェル』のことじゃない?そうだそうだ、前にも調べたことあった。
と思い至ってからは結構早かった。シュニッツェルと入れて検索すればレシピがすぐにヒット!けっこうバリエーションもいろいろあるようです。何の肉を使うか、どんなソースにするか、など。
(ちなみに、調べるとロシア風カツレツ、というのもあって、これもバリエーションが多くてけっこう情報があって、それもおいしそうだったのでこんどやってみたいです)。
そんな中で、アレクセイが作ったのはこのあたりじゃないかなー、と思ったものを作ってみました。
材料(2人分くらい)
豚ヒレ肉 200gくらい
小麦粉、溶き卵、パン粉 各適量
バター 大さじ3くらい
サラダ油 大さじ3くらい
手順
豚肉は、ヒレ肉がお勧めです。豚のほかの部位の肉より少々お値段が高いですが、でも柔らかくてあっさりめのおいしいカツレツができます。ヒレカツ用の肉を買ってきてもいいです。または塊を買ってきて、だいたい50gくらいに切り分けます。
そして叩いて薄くします。
叩くことで筋切りにもなり柔らかくなる。薄くすることで火の通りもよくなります。どうも、肉を叩く専用の道具もあるようなのですが、ここはまあ、よそで見掛けたもうすこしお手軽な方法を採用します。
ラップで挟んで、上からめん棒で叩いて…、私の場合は5㎜くらいの厚さにしてます。(もとの肉よりすっごく面積が広くなるのが面白いよ)
塩胡椒したのち、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけていきます。
パン粉は必ず細挽きで!
それっぽく作るためにはここは必ず、細かいパン粉でなければいけません。
私はふつうのパン粉をビニール袋に入れて上からめん棒で叩くことで対応しました。(今日はめん棒大活躍)
でも面倒な人はふつうのパン粉でもいいと思います。あ、もしやるならですけど。
ちなみにパン粉は細かいほうが油吸いが少なく、カラリとしますよ。
フライパンをあたためバターを溶かし、サラダ油も入れて温めます。バターだけだと焦げやすいし、ほかの油を加えたほうが扱いやすいですね。
そして衣をつけた肉を入れて、中火くらいですかね、おいしそうなきつね色になるまで揚げ焼きします。
余談ですが焼きあがって火を止めたらすぐ即刻肉を取り出したほうが良いです。そのほうがカラリとします。付け合わせにかまけたりしてフライパンに入れたままの時間が長くなるほどべちゃっと油っぽいカツレツになっちゃいますよ…。
付け合わせには今回は、じゃがいもと人参、ブロッコリーの塩茹でを採用。マッシュポテトかもなあ…、とか、そのほかのものも考えたんだけど、アレクセイの料理として、こんな感じでもいいかなあ、と。でもキャベツの千切りやプチトマトあたりは雰囲気違うと思って避けました。もし私が好きに付け合わせるとしたら最近ちょっとはまってるわさび菜を山盛り添えますね。ちょっとピリッとしてさっぱりしていて、こってりしたバター風味のカツレツと好相性なこと請け合い。
ほかに「My favorite things」の歌詞に敬意を表して、麺を付け合わせようか、とも考えたのですが、この歌詞の場合、シュニッツェルの付け合わせが麺(noodles)である理由は、その前のフレーズのシュトロイゼル(streusels;英語読みではストルーズォルズ、かな無理矢理カタカナにすると)と韻をそろえるためであることは明らかなので、採用は見送りました。
ベーコンのスープのほうは、文章中の手掛かりも少なく、どうしたものか迷ったのですが、ベーコンのほかにも玉ねぎとマッシュルームくらいは入れてもいいよね、つって入れて適当に作ってしまいました。
このカツレツですが、これもまた、びっくりするほどおいしかったです。ふわっと香るバターの風味が、なんていうんだろ、とにかくおいしいの。カツやフライじゃできない、カツレツだからこそのバター風味、だと思いました。そしてカリっとしてサクッとして、肉は柔らかいし、思ったほどくどくもなくて。レモンのおかげもあるかも。私の場合はここで余ったレモンは、ヴェルモット・ハーフ&ハーフに利用するので無駄にはなりません(笑)。
まあそんな訳で。
アーシャのごはん帖・3
2014年4月3日 料理・食べ物
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。第3回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
----------------
■ ライ麦のパンのサンドイッチ、スクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒー
本文p59より引用
「…アレクセイは買い出してきた食材で朝食を作り始める。
ライ麦のパンにハムとレタス、オニオン、ピクルスを挟み込んだサンドイッチとスクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒーだった。」
これはまあ、調理手順についてはとくに書くほどのものはありません。が、最大の問題は、パンでした。
そうですよ、パンですよ!
ここで言うライ麦のパン、って、あれでしょ、いわゆる黒パンでしょ?手近に売ってなさそう…。けっこう固いんだそうです。そしてちょっと酸味があるとか。う~ん…。
最初、スーパーのパン売り場に行ったら某社のライ麦入り食パンがあったので、代用でこれでいっか、と、買おうとしたんだけど、 いやこれはあまりにも違うでしょ!? この場合食パンじゃだめでしょ!? とやめて(笑)、せめて行動範囲内のベーカリーを巡ってみようじゃないか!つって、何軒か当たったんだけど、…けっこうない。
あそこのパン屋の全粉粒パンがまだ多少は近いかなあ…。と諦めかけた時に、もう一軒、思い出したのです。すっごく小さいんだけど、それだけにとてもとてもこだわってる感じのパン屋さんがあるのを。行ってみたとき、夕方近かったので、商品は残り少なかったんだけど、なんと。あったの。「ライ麦パン」って書いてあるー!こう、茶色っぽくてこんもりした、塊のパンが。やった、と喜び勇んでレジに持っていくと、店主らしきお兄さんが「カンパーニュはカットしますか?」と言いました。
ああ…!
やっちまった…。そうだここ、お店の名前も「ブーランジュ○○」ってゆーんだった。つまり、フランスのパン屋さんだよー…。(ブーランジュはフランス語でパン職人、などの意味だそうです)。棚の商品名カードには「ライ麦パン」て書いてあったからつい…。
カンパーニュは、検索してみてもらえばわかると思いますが、アレクセイが使ったライ麦のパンとはライ麦含有率がたぶん、かなり違います。
というか、やっぱりドイツのパンは、いまの日本のふつうの街中じゃ、入手困難ですよね。これもネット通販なら手に入らないこともないようですが…。
でも結局ここまでで妥協して、このカンパーニュを使ってサンドイッチを作りました。
それに、もうひとつ引っかかっているのがあるんですよね。ハムなんですけど…。ハムもたぶん、こういうのじゃないと思うんですよねー。でも妥協してフツーの薄切りロースハムを使いました。
それを言い出したらキリがなくって(笑)。卵だって、ピクルスだってこれでいいのかわかりません。アスパラのサラダだって、どういうサラダなのか正直わかんないですよ!「アスパラのサラダ」としか書いてないから!(笑)緑のでいいのかな!
ちなみに写真のサラダに使ったのは、玉ねぎドレッシング。パンにはさんだ玉ねぎの余りをみじん切りにして、酢大さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩小さじ4分の1くらい、胡椒少々と混ぜ合わせたなんちゃってドレッシングを大さじ1くらいかけてます。(全量はかけないよ。作りやすい分量で作ってます)。オリーブオイルも使っていいのか悩みましたよ(笑)。
ほんともう、こだわり過ぎてしまうと、出来上がらないので、まあ、このくらいならいいだろう、という自分なりのラインをクリアしたのが、この写真の料理です。最近はやりのワンプレートにしちゃいましたけど、それでいいかどうかも全然わからないし、サンドイッチもひとつじゃないかも知れないし。
…と、いう訳で、鹿肉もハードル高かったけど、ライ麦パンも意外と、大変でした、っていう話でした。
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■ ライ麦のパンのサンドイッチ、スクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒー
本文p59より引用
「…アレクセイは買い出してきた食材で朝食を作り始める。
ライ麦のパンにハムとレタス、オニオン、ピクルスを挟み込んだサンドイッチとスクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒーだった。」
これはまあ、調理手順についてはとくに書くほどのものはありません。が、最大の問題は、パンでした。
そうですよ、パンですよ!
ここで言うライ麦のパン、って、あれでしょ、いわゆる黒パンでしょ?手近に売ってなさそう…。けっこう固いんだそうです。そしてちょっと酸味があるとか。う~ん…。
最初、スーパーのパン売り場に行ったら某社のライ麦入り食パンがあったので、代用でこれでいっか、と、買おうとしたんだけど、 いやこれはあまりにも違うでしょ!? この場合食パンじゃだめでしょ!? とやめて(笑)、せめて行動範囲内のベーカリーを巡ってみようじゃないか!つって、何軒か当たったんだけど、…けっこうない。
あそこのパン屋の全粉粒パンがまだ多少は近いかなあ…。と諦めかけた時に、もう一軒、思い出したのです。すっごく小さいんだけど、それだけにとてもとてもこだわってる感じのパン屋さんがあるのを。行ってみたとき、夕方近かったので、商品は残り少なかったんだけど、なんと。あったの。「ライ麦パン」って書いてあるー!こう、茶色っぽくてこんもりした、塊のパンが。やった、と喜び勇んでレジに持っていくと、店主らしきお兄さんが「カンパーニュはカットしますか?」と言いました。
ああ…!
やっちまった…。そうだここ、お店の名前も「ブーランジュ○○」ってゆーんだった。つまり、フランスのパン屋さんだよー…。(ブーランジュはフランス語でパン職人、などの意味だそうです)。棚の商品名カードには「ライ麦パン」て書いてあったからつい…。
カンパーニュは、検索してみてもらえばわかると思いますが、アレクセイが使ったライ麦のパンとはライ麦含有率がたぶん、かなり違います。
というか、やっぱりドイツのパンは、いまの日本のふつうの街中じゃ、入手困難ですよね。これもネット通販なら手に入らないこともないようですが…。
でも結局ここまでで妥協して、このカンパーニュを使ってサンドイッチを作りました。
それに、もうひとつ引っかかっているのがあるんですよね。ハムなんですけど…。ハムもたぶん、こういうのじゃないと思うんですよねー。でも妥協してフツーの薄切りロースハムを使いました。
それを言い出したらキリがなくって(笑)。卵だって、ピクルスだってこれでいいのかわかりません。アスパラのサラダだって、どういうサラダなのか正直わかんないですよ!「アスパラのサラダ」としか書いてないから!(笑)緑のでいいのかな!
ちなみに写真のサラダに使ったのは、玉ねぎドレッシング。パンにはさんだ玉ねぎの余りをみじん切りにして、酢大さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩小さじ4分の1くらい、胡椒少々と混ぜ合わせたなんちゃってドレッシングを大さじ1くらいかけてます。(全量はかけないよ。作りやすい分量で作ってます)。オリーブオイルも使っていいのか悩みましたよ(笑)。
ほんともう、こだわり過ぎてしまうと、出来上がらないので、まあ、このくらいならいいだろう、という自分なりのラインをクリアしたのが、この写真の料理です。最近はやりのワンプレートにしちゃいましたけど、それでいいかどうかも全然わからないし、サンドイッチもひとつじゃないかも知れないし。
…と、いう訳で、鹿肉もハードル高かったけど、ライ麦パンも意外と、大変でした、っていう話でした。
アーシャのごはん帖・2
2014年3月29日 料理・食べ物 コメント (2)
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。第2回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
--------------------------
■ 鹿肉とザワークラウトの煮込み
本文p213より引用
「『よければぜひ、ご一緒にどうぞ。昨日は鹿肉が売っていたので、ザワークラウトと一緒に煮てみましたが、けっこういけますよ。ビールによく合います。今晩の分は、まだ十分ありますし…』」
…鹿肉とはハードルが高い。食べたことないですよ。検索してみると、脂肪分の少ない赤身の肉、であるらしいです。ネット通販でなら手に入らないこともないようですが…。
なるべく作中の描写に忠実に、記載がない場合でもそれっぽく違和感の少ないものを作りたい、とは考えているのですが、あまり入手困難な材料や、多少の手間などは、代用もしくは省かせてもらうことにしよう…、ということで、鹿肉は代用品を探すことにしました。豚か牛か…、や、写真見る限り鹿肉はかなり赤い色だったので牛のほうが近い気がするな、それで脂肪の少ない部位の肉ではどうかな、と思ってこれもネットで検索(本当いい時代になりましたよね)。それで、牛すね肉に辿りついたのでした。
さて、最初は牛すねもいつも買い物をしているスーパーでは手に入りませんでした。別なお店を探して、…そこはパックになった肉を選ぶのではなくて、ショーケースに入っている肉をそこにいるスタッフの人に量ってもらったり切ってもらったりするようになっている精肉コーナーがあって、そこで入手できました。
実は私、牛すねを買うのも初めてです。何gくらい買えばいいのか見当がつかない。「煮込みで4人分だと何gくらいですかね?」と精肉コーナーのおばちゃんに聞いたら「1人100~150gくらいかしら。そうすると…」ということで、いちおう400gにしてもらいました。アレクセイくらい体格が良ければもっと食べるだろうけど、結局自分で食べるのだし、節約のためもあり(普段食べる肉の基準と比してそこそこ高かった。量が多いせいもあるが)。ちなみになぜ4人分(4皿分)作ろうとしたのかというと「今晩の分はまだ十分ある」というアレクセイの言葉から。(そこは拾うんだ)。
ザワークラウトは最初、売ってないだろうと思ったので作ろうかと思っていましたが、これはいつも行くスーパーのほうに売ってました。瓶詰の輸入品。さくっとそれを購入。ちなみに作るとしたらこちらを参考にしようと思っていました。
きょうの料理の、門倉多仁亜さんのレシピ。
http://www.kyounoryouri.jp/recipe/19089_%E3%82%B6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%88.html
門倉さんはお母様がドイツのかたなので、レシピも本格的なんだと思います。
ザワークラウトって、要は酸っぱいキャベツでしょう、私たべられるかなあ、とちょっと不安だったのですが、わりとまろやかな酸っぱさで、そのままでも大丈夫でした。乳酸発酵の酸っぱさで、酢漬けの酸っぱさとは違うね。
本文中には鹿肉とザワークラウトを一緒に煮た、という以外調理手順についての記載がないので、肉、ザワークラウト、煮込み、のキーワードであちこち見た結果、以下のレシピに辿り着きました。(ちなみにザワークラウトと相性がいいのは専ら豚肉のようで牛肉と煮たレシピは見つかりませんでした)。
材料(4皿分くらい)
牛すね肉(鹿肉の代用)400g
ザワークラウト 350gの瓶詰1瓶ぜんぶ。
玉ねぎ 1個
ローリエ 1枚
スープの素、塩、胡椒
好みで粒マスタード、サワークリーム
手順
玉ねぎをスライス。鍋で炒め、しんなりしたら軽く汁気をきったザワークラウトを加えて少し炒めたのち、適当な大きさに切った牛すね肉、ひたひた程度の水、スープの素、ローリエを加え、最初強火、煮立ったら弱火にして柔らかくなるまで煮る。目安は1~1.5時間。塩、胡椒で味をととのえる。粒マスタード、サワークリームを添えたり添えなかったり。
今回添えたサワークリームはたまたまうちにあったもの。『東方美人』と関係なく、ちょっと使いたくて買ったのですが、ロシア料理にはよく添えられるようなので、つけちゃいました。
ザワークラウトの効果なのか、煮込み1時間でも牛すねがかっなっり柔らかかったです。「はふはふ、やはらかひ~」って、本当に言いましたよ。誰も聞いていないのに。脂っこさもないです。けっこうさっぱりしてる。脂肪分少なめの部位だからなのか、ザワークラウトのおかげでさっぱりなのか。がっつり肉なのに食べやすい。
これ本当、すっごいおいしかった。
--------------------------
■ 鹿肉とザワークラウトの煮込み
本文p213より引用
「『よければぜひ、ご一緒にどうぞ。昨日は鹿肉が売っていたので、ザワークラウトと一緒に煮てみましたが、けっこういけますよ。ビールによく合います。今晩の分は、まだ十分ありますし…』」
…鹿肉とはハードルが高い。食べたことないですよ。検索してみると、脂肪分の少ない赤身の肉、であるらしいです。ネット通販でなら手に入らないこともないようですが…。
なるべく作中の描写に忠実に、記載がない場合でもそれっぽく違和感の少ないものを作りたい、とは考えているのですが、あまり入手困難な材料や、多少の手間などは、代用もしくは省かせてもらうことにしよう…、ということで、鹿肉は代用品を探すことにしました。豚か牛か…、や、写真見る限り鹿肉はかなり赤い色だったので牛のほうが近い気がするな、それで脂肪の少ない部位の肉ではどうかな、と思ってこれもネットで検索(本当いい時代になりましたよね)。それで、牛すね肉に辿りついたのでした。
さて、最初は牛すねもいつも買い物をしているスーパーでは手に入りませんでした。別なお店を探して、…そこはパックになった肉を選ぶのではなくて、ショーケースに入っている肉をそこにいるスタッフの人に量ってもらったり切ってもらったりするようになっている精肉コーナーがあって、そこで入手できました。
実は私、牛すねを買うのも初めてです。何gくらい買えばいいのか見当がつかない。「煮込みで4人分だと何gくらいですかね?」と精肉コーナーのおばちゃんに聞いたら「1人100~150gくらいかしら。そうすると…」ということで、いちおう400gにしてもらいました。アレクセイくらい体格が良ければもっと食べるだろうけど、結局自分で食べるのだし、節約のためもあり(普段食べる肉の基準と比してそこそこ高かった。量が多いせいもあるが)。ちなみになぜ4人分(4皿分)作ろうとしたのかというと「今晩の分はまだ十分ある」というアレクセイの言葉から。(そこは拾うんだ)。
ザワークラウトは最初、売ってないだろうと思ったので作ろうかと思っていましたが、これはいつも行くスーパーのほうに売ってました。瓶詰の輸入品。さくっとそれを購入。ちなみに作るとしたらこちらを参考にしようと思っていました。
きょうの料理の、門倉多仁亜さんのレシピ。
http://www.kyounoryouri.jp/recipe/19089_%E3%82%B6%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%88.html
門倉さんはお母様がドイツのかたなので、レシピも本格的なんだと思います。
ザワークラウトって、要は酸っぱいキャベツでしょう、私たべられるかなあ、とちょっと不安だったのですが、わりとまろやかな酸っぱさで、そのままでも大丈夫でした。乳酸発酵の酸っぱさで、酢漬けの酸っぱさとは違うね。
本文中には鹿肉とザワークラウトを一緒に煮た、という以外調理手順についての記載がないので、肉、ザワークラウト、煮込み、のキーワードであちこち見た結果、以下のレシピに辿り着きました。(ちなみにザワークラウトと相性がいいのは専ら豚肉のようで牛肉と煮たレシピは見つかりませんでした)。
材料(4皿分くらい)
牛すね肉(鹿肉の代用)400g
ザワークラウト 350gの瓶詰1瓶ぜんぶ。
玉ねぎ 1個
ローリエ 1枚
スープの素、塩、胡椒
好みで粒マスタード、サワークリーム
手順
玉ねぎをスライス。鍋で炒め、しんなりしたら軽く汁気をきったザワークラウトを加えて少し炒めたのち、適当な大きさに切った牛すね肉、ひたひた程度の水、スープの素、ローリエを加え、最初強火、煮立ったら弱火にして柔らかくなるまで煮る。目安は1~1.5時間。塩、胡椒で味をととのえる。粒マスタード、サワークリームを添えたり添えなかったり。
今回添えたサワークリームはたまたまうちにあったもの。『東方美人』と関係なく、ちょっと使いたくて買ったのですが、ロシア料理にはよく添えられるようなので、つけちゃいました。
ザワークラウトの効果なのか、煮込み1時間でも牛すねがかっなっり柔らかかったです。「はふはふ、やはらかひ~」って、本当に言いましたよ。誰も聞いていないのに。脂っこさもないです。けっこうさっぱりしてる。脂肪分少なめの部位だからなのか、ザワークラウトのおかげでさっぱりなのか。がっつり肉なのに食べやすい。
これ本当、すっごいおいしかった。
アーシャのごはん帖・1
2014年3月29日 料理・食べ物
我ながら物好きだと思います(笑)
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。第1回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
----------
当初はふつうに作り方を載せるつくりにしようと思っていたのですが、なにせ小説に出てくる料理ですので、ものによっては情報が少なく、考えて補わないといけない部分もあり、結局、どうしてその作り方を選択するに至ったかを書き添えたいし…そうすると、やっぱ「レポート」って呼んだほうがいいようなものが出来上がりそうだと思って。タイトルもいろいろ考えましたが、まあ、こんなところかなあ、と思って。
-----------
■ ヴェルモット・ハーフ&ハーフ
本文p46より引用
「気に入りの長椅子に足を伸ばし、好きな曲には時折鼻歌などを歌いながら、ヴェルモット・ハーフ&ハーフと呼ばれるカクテルを片手にこうして本を読むのが好きだ。
スウィート・ヴェルモットどドライ・ヴェルモットを半量ずつ入れた、ごく簡単で口当たりのいいカクテルだが、サエキはスウィート・ヴェルモットにはチンザノ・ビアンコを、そしてドライには、同じチンザノのエキストラ・ドライを好んで使う。
どちらも、そこいらの酒屋で容易に手に入る安いヴェルモットだった。さらにそこに、レモンを半個ほどたっぷりと絞りいれる」
いきなり第1回から番外編。引用した箇所はアレクセイが作っている描写ではありませんが、あとになってこのカクテルを作っているシーンが出てくるのでいいことにします。
チンザノって知りませんでしたが、よく行くスーパーの酒コーナーに、ありました、本当に。
そして作り方についても詳しく書かれていて、考察の余地もほぼなし。氷を補うくらいでしょうか。
いま、鹿肉の代用で牛すねを煮込んでいるんですが、それを待つ間ちびちび舐めています。これほんとうにおいしいです。アルコールの刺すような刺激感もなくて口当たりがよく、やや甘め。酒に弱い私に向いています。
こんなでっかい瓶買って、飲めなかったらどうすんだ、と思ったけど、これならいけます。
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。第1回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
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当初はふつうに作り方を載せるつくりにしようと思っていたのですが、なにせ小説に出てくる料理ですので、ものによっては情報が少なく、考えて補わないといけない部分もあり、結局、どうしてその作り方を選択するに至ったかを書き添えたいし…そうすると、やっぱ「レポート」って呼んだほうがいいようなものが出来上がりそうだと思って。タイトルもいろいろ考えましたが、まあ、こんなところかなあ、と思って。
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■ ヴェルモット・ハーフ&ハーフ
本文p46より引用
「気に入りの長椅子に足を伸ばし、好きな曲には時折鼻歌などを歌いながら、ヴェルモット・ハーフ&ハーフと呼ばれるカクテルを片手にこうして本を読むのが好きだ。
スウィート・ヴェルモットどドライ・ヴェルモットを半量ずつ入れた、ごく簡単で口当たりのいいカクテルだが、サエキはスウィート・ヴェルモットにはチンザノ・ビアンコを、そしてドライには、同じチンザノのエキストラ・ドライを好んで使う。
どちらも、そこいらの酒屋で容易に手に入る安いヴェルモットだった。さらにそこに、レモンを半個ほどたっぷりと絞りいれる」
いきなり第1回から番外編。引用した箇所はアレクセイが作っている描写ではありませんが、あとになってこのカクテルを作っているシーンが出てくるのでいいことにします。
チンザノって知りませんでしたが、よく行くスーパーの酒コーナーに、ありました、本当に。
そして作り方についても詳しく書かれていて、考察の余地もほぼなし。氷を補うくらいでしょうか。
いま、鹿肉の代用で牛すねを煮込んでいるんですが、それを待つ間ちびちび舐めています。これほんとうにおいしいです。アルコールの刺すような刺激感もなくて口当たりがよく、やや甘め。酒に弱い私に向いています。
こんなでっかい瓶買って、飲めなかったらどうすんだ、と思ったけど、これならいけます。
つい昨日からなんですが、最近話題のスープジャーを使い始めました。
朝、刻んだ野菜とスープの素と熱湯を入れて持っていくと昼にはスープになってる、という、いわゆる保温調理器具。として使うこともできる入れ物。
最初に容器あたためと具材の湯通しのため注いだ湯をいったん捨て、新しく熱湯を入れる、という手順が必要で、TVでその使い方を見た時は面倒だと思ったけど、やってみるとそうでもなかった。それと、1冊レシピ本も買ったんだけど、刻み野菜ストックを作っておくと楽、と書いてあったのでそうしてみたら、朝の準備の手間はそれほどでもなかった。
それで昨日はまず、しめじ、えのき、ベーコン、ねぎ、アスパラ菜、昆布1片、しょうゆ(とお湯)。今日は、しめじ、人参、ねぎ、アスパラ菜、煮干1尾、昆布1片、塩。
で、昼に開けて一口すすってみたらば… ウ・マイ‼‼‼。
保温調理マジック‼
だしのうまみパネエ‼
昆布だしって、昆布だしって、こんなウ・マイの!?
こんぶねーしょん!ファンタスティック!
しめじやベーコンや煮干も一緒にいい仕事をしていると思われるけれども、それにしても驚愕のおいしさ。
うまみが出やすい適温で時間をかけて抽出するからおいしい、っていうのを身をもって体験しました。
いままで自分が作ってきた料理はなんだったんだ、と思うくらい、この手間でこのうまみ。いままでちゃんとしただし、取れてなかったんだ自分…。
それでもすぐ飽きそうですけど(笑)、しばらく続けてみようと思っています。
朝、刻んだ野菜とスープの素と熱湯を入れて持っていくと昼にはスープになってる、という、いわゆる保温調理器具。として使うこともできる入れ物。
最初に容器あたためと具材の湯通しのため注いだ湯をいったん捨て、新しく熱湯を入れる、という手順が必要で、TVでその使い方を見た時は面倒だと思ったけど、やってみるとそうでもなかった。それと、1冊レシピ本も買ったんだけど、刻み野菜ストックを作っておくと楽、と書いてあったのでそうしてみたら、朝の準備の手間はそれほどでもなかった。
それで昨日はまず、しめじ、えのき、ベーコン、ねぎ、アスパラ菜、昆布1片、しょうゆ(とお湯)。今日は、しめじ、人参、ねぎ、アスパラ菜、煮干1尾、昆布1片、塩。
で、昼に開けて一口すすってみたらば… ウ・マイ‼‼‼。
保温調理マジック‼
だしのうまみパネエ‼
昆布だしって、昆布だしって、こんなウ・マイの!?
こんぶねーしょん!ファンタスティック!
しめじやベーコンや煮干も一緒にいい仕事をしていると思われるけれども、それにしても驚愕のおいしさ。
うまみが出やすい適温で時間をかけて抽出するからおいしい、っていうのを身をもって体験しました。
いままで自分が作ってきた料理はなんだったんだ、と思うくらい、この手間でこのうまみ。いままでちゃんとしただし、取れてなかったんだ自分…。
それでもすぐ飽きそうですけど(笑)、しばらく続けてみようと思っています。
いなば ツナとタイカレー (グリーン)
2013年9月15日 料理・食べ物
いつも行くスーパーでこれが売ってたんです。ナニコレ、こんな缶詰あるんだ、おもしろーと思って買ってみたら、意外とおいしかった。
私は実は、ココナッツのやけにトロピカルな甘ったるい匂いが好きではないのですが、グリーンカレーの辛味と合わさったときは、そういう匂いが抑えられていい感じのコクになるので、それは好きです。そういう意味で、この缶詰ではココナッツミルクがいい仕事してる、という印象を持ちました。辛味の程度も私にはちょうどよかったし。(わずかに鼻周辺に汗が出る程度)
最近、なにかストレスが溜まってる感じなのか、すごく辛い物を食べたくなってます。なんていうんだろ、「疲れ」みたいなストレスと違くて、(それだったらゆったり過ごすと楽になるけど)、こう、イライラに近いのかなあ、なにかでわーっと発散したい、みたいなストレス(もしかしたら普通はそれをストレスと言って疲れは疲れなのかもしれないけど)
それが辛いものを食べるとちょっと発散されるような感覚がありますね。
この前、レッドホットチキンを食べたら、辛くてすっごくおいしくって、食べ終わってものすごーくほっとしたものでした。
-------------
あと、先日、某ヤマザキの中華まん(自分ちであっためてたべるやつね、コンビニのとかじゃなく)が売ってて、もう秋だなーと思い、近くに行ってよく見ると、「専用レンジ蒸し器」付きだった。(こんなやつ。http://www.youtube.com/watch?v=cjbC_d7q1rc)ナニコレ、おもしろー(また出たこのフレーズ)と思って買ってやってみたら、普通においしかった。
後日また肉まんを食べたくなって、スーパーで、目についたのをぱっと買ったら…、これが衝撃的なマズさだった…。「国産豚肉使用」とは書いてあったけど、マイナーで、聞いたことないメーカーの商品だった。名の知れたメーカーだから、おいしい、確か、とは限らないし、中小メーカーだって驚くほどイイもの作ってることだってあるよね。…でもこれは、…無理だった。
まあそんな訳で。
私は実は、ココナッツのやけにトロピカルな甘ったるい匂いが好きではないのですが、グリーンカレーの辛味と合わさったときは、そういう匂いが抑えられていい感じのコクになるので、それは好きです。そういう意味で、この缶詰ではココナッツミルクがいい仕事してる、という印象を持ちました。辛味の程度も私にはちょうどよかったし。(わずかに鼻周辺に汗が出る程度)
最近、なにかストレスが溜まってる感じなのか、すごく辛い物を食べたくなってます。なんていうんだろ、「疲れ」みたいなストレスと違くて、(それだったらゆったり過ごすと楽になるけど)、こう、イライラに近いのかなあ、なにかでわーっと発散したい、みたいなストレス(もしかしたら普通はそれをストレスと言って疲れは疲れなのかもしれないけど)
それが辛いものを食べるとちょっと発散されるような感覚がありますね。
この前、レッドホットチキンを食べたら、辛くてすっごくおいしくって、食べ終わってものすごーくほっとしたものでした。
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あと、先日、某ヤマザキの中華まん(自分ちであっためてたべるやつね、コンビニのとかじゃなく)が売ってて、もう秋だなーと思い、近くに行ってよく見ると、「専用レンジ蒸し器」付きだった。(こんなやつ。http://www.youtube.com/watch?v=cjbC_d7q1rc)ナニコレ、おもしろー(また出たこのフレーズ)と思って買ってやってみたら、普通においしかった。
後日また肉まんを食べたくなって、スーパーで、目についたのをぱっと買ったら…、これが衝撃的なマズさだった…。「国産豚肉使用」とは書いてあったけど、マイナーで、聞いたことないメーカーの商品だった。名の知れたメーカーだから、おいしい、確か、とは限らないし、中小メーカーだって驚くほどイイもの作ってることだってあるよね。…でもこれは、…無理だった。
まあそんな訳で。
『LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~』
2013年4月6日 料理・食べ物 コメント (2)
『LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~』 (SHYノベルス294)
単行本(ソフトカバー) 大洋図書 発売:2012/12/24 1,575円
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榎田さんの小説に登場する食べ物を実際に作ってみましょう、というコンセプトレシピ本。
あのシーンであのキャラクターが食べていたアレを作ってみたい、食べてみたいっていう、それね。そもそも私はそういうのが好きなので(過去にも『絵本からうまれたおいしいレシピ』を紹介しましたが)、こういう本が出てるっていうだけで既に嬉しいです。しかもBLでですよ。買うでしょ。私が買わない訳ないでしょ(笑)。
プラス、榎田さんによるPetLoversと、交渉人のショートストーリーおよび、奈良さんの描き下ろしカラーショートコミックも収録されています。
ただ、うーん…、この本の場合、レシピ本としてそこそこおしゃれな出来だとは思いますが、結局のところ、榎田作品がそれなりに好きじゃないとこの本買わないと思うんですよね。それだったら榎田要素をもっと多く入れないと、榎田ファンの満足度は上がらないだろうなあ…という印象がありました。
レシピによっては榎田さんのコメントがついているものもありましたが、なにもコメントがなく、どの作品のどのあたりで出てきたレシピなのかすぐわからないものもが結構多かったです。本の後ろのほうに、索引みたいにどのレシピがどの作品からだったのかだけはまとめて書いてあるんですが、私はそれ、レシピに直結していてほしかったなあ。レシピページの欄外にでもあったらよかったのに。
それとも、レシピを見て、ぱっとどこで出て来たかわからないのはファン失格ってこと?(笑)。
なんか、榎田尤利や、それ以前にBLってものを知らずに誤って手に取ってしまった人にもふつうにレシピ本として利用できるように…、という配慮なのかもと思ったけど、……、そういう人にはホント、ごめんなさいってことにして、榎田ファンの満足をもっと追究したほうがいい本になったと思うんだけどなあ…。
あと、料理の写真が、ちょっと…、ものによっては赤と黄色が強く出過ぎていて、私あんまりそれ好きじゃないんです。オムライスの写真なんか、まっきっきな卵にまっかっかなケチャップがかかっていて、うわーごめーんわたしこれだめー…つってそのページ飛ばしてしまった。ベリーのタルトも赤がちょっときつかったかなー…。ほんとすいません。そういえば海外のレシピ本とかにこういう写真あることがあるような気がするけど…。
ローストビーフもおいしそうではあったんだけど、もっとおいしそうに撮る余地あると思います。付け合せのクレソンもなんか萎れてませんか。けど、ショートストーリーを読んで実際ローストビーフがめっちゃ食べたくなったことは認めます。そのうちつくってやる。
でも表紙の「天使のケーキ」の写真はきれいですね。あと、「マッシュルームと卵とチーズのガレット」もおいしそうに撮れてました。このガレットは作中で出て来たときもすっごく惹かれたんで作ってみたいです。
それと、料理の写真に一緒に写りこんでいる小道具がちょっと面白かったです。わかりやすいところで言えば芽吹の名刺と天津甘栗とかね。
----------
という訳で、私はそれなりに楽しめた本でしたが、でも、星は★★★☆☆…くらいかなあ。
-----------
BLでレシピ本出すんなら、私だったらエビリティのレシピ本ほしいです。ベトナム料理の回がおいしそうだった記憶があります。(本当はそんな回ありません。何巻だっけ、アルベルトとユキ編を勝手に私がそう呼んでいます)。ベトナムコーヒーもエビリティ読んで知りましたし、この回以外でもおいしそうな料理がやまほど出てきますよね、このシリーズ。ドライトマトとキャベツのパスタは真似して作ったことあったなー(かなり自己流になったけど)。
単行本(ソフトカバー) 大洋図書 発売:2012/12/24 1,575円
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榎田さんの小説に登場する食べ物を実際に作ってみましょう、というコンセプトレシピ本。
あのシーンであのキャラクターが食べていたアレを作ってみたい、食べてみたいっていう、それね。そもそも私はそういうのが好きなので(過去にも『絵本からうまれたおいしいレシピ』を紹介しましたが)、こういう本が出てるっていうだけで既に嬉しいです。しかもBLでですよ。買うでしょ。私が買わない訳ないでしょ(笑)。
プラス、榎田さんによるPetLoversと、交渉人のショートストーリーおよび、奈良さんの描き下ろしカラーショートコミックも収録されています。
ただ、うーん…、この本の場合、レシピ本としてそこそこおしゃれな出来だとは思いますが、結局のところ、榎田作品がそれなりに好きじゃないとこの本買わないと思うんですよね。それだったら榎田要素をもっと多く入れないと、榎田ファンの満足度は上がらないだろうなあ…という印象がありました。
レシピによっては榎田さんのコメントがついているものもありましたが、なにもコメントがなく、どの作品のどのあたりで出てきたレシピなのかすぐわからないものもが結構多かったです。本の後ろのほうに、索引みたいにどのレシピがどの作品からだったのかだけはまとめて書いてあるんですが、私はそれ、レシピに直結していてほしかったなあ。レシピページの欄外にでもあったらよかったのに。
それとも、レシピを見て、ぱっとどこで出て来たかわからないのはファン失格ってこと?(笑)。
なんか、榎田尤利や、それ以前にBLってものを知らずに誤って手に取ってしまった人にもふつうにレシピ本として利用できるように…、という配慮なのかもと思ったけど、……、そういう人にはホント、ごめんなさいってことにして、榎田ファンの満足をもっと追究したほうがいい本になったと思うんだけどなあ…。
あと、料理の写真が、ちょっと…、ものによっては赤と黄色が強く出過ぎていて、私あんまりそれ好きじゃないんです。オムライスの写真なんか、まっきっきな卵にまっかっかなケチャップがかかっていて、うわーごめーんわたしこれだめー…つってそのページ飛ばしてしまった。ベリーのタルトも赤がちょっときつかったかなー…。ほんとすいません。そういえば海外のレシピ本とかにこういう写真あることがあるような気がするけど…。
ローストビーフもおいしそうではあったんだけど、もっとおいしそうに撮る余地あると思います。付け合せのクレソンもなんか萎れてませんか。けど、ショートストーリーを読んで実際ローストビーフがめっちゃ食べたくなったことは認めます。そのうちつくってやる。
でも表紙の「天使のケーキ」の写真はきれいですね。あと、「マッシュルームと卵とチーズのガレット」もおいしそうに撮れてました。このガレットは作中で出て来たときもすっごく惹かれたんで作ってみたいです。
それと、料理の写真に一緒に写りこんでいる小道具がちょっと面白かったです。わかりやすいところで言えば芽吹の名刺と天津甘栗とかね。
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という訳で、私はそれなりに楽しめた本でしたが、でも、星は★★★☆☆…くらいかなあ。
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BLでレシピ本出すんなら、私だったらエビリティのレシピ本ほしいです。ベトナム料理の回がおいしそうだった記憶があります。(本当はそんな回ありません。何巻だっけ、アルベルトとユキ編を勝手に私がそう呼んでいます)。ベトナムコーヒーもエビリティ読んで知りましたし、この回以外でもおいしそうな料理がやまほど出てきますよね、このシリーズ。ドライトマトとキャベツのパスタは真似して作ったことあったなー(かなり自己流になったけど)。
薄切り大根と薄切り肉の煮物
2013年1月27日 料理・食べ物…も、最近よくやる。楽なのだ。
大根はスライサーで薄切りにする。このくらいの薄切りの場合、皮は剥かなくても可。(ちゃんと洗う必要はあるが)。もう、買ってきた大根をざばーっと洗ったら、スパスパと直接鍋にスライスして入れるよ。
そして薄切り肉を入れる。個人的には大根と合わせるのは牛肉のほうが好きだ。でも豚肉使うことも多い。…薄切り肉っていうか切り落とし肉とか小間切れ肉をよく使う。おわかりですか、包丁使ってないの。ちなみに、まだ、火、つけてませんよ。鍋に、大根を入れその上に肉を重ね入れた、だけ。そこに酒を適当に注ぎ、めんつゆ(これだけはしょっぱくならないように)を入れ、蓋して点火。煮立って肉に赤いところがなくなったらもう食べられます。スライサーで薄切りにした大根なら、生でも食べられるくらいなので、大根が煮えたかどうかを気にする必要なし。…いや、それイヤだったら煮ればいいと思うけど、でも大根の上に乗せた肉の色が変わればだいたい大丈夫。
まあそんな訳で。
大根はスライサーで薄切りにする。このくらいの薄切りの場合、皮は剥かなくても可。(ちゃんと洗う必要はあるが)。もう、買ってきた大根をざばーっと洗ったら、スパスパと直接鍋にスライスして入れるよ。
そして薄切り肉を入れる。個人的には大根と合わせるのは牛肉のほうが好きだ。でも豚肉使うことも多い。…薄切り肉っていうか切り落とし肉とか小間切れ肉をよく使う。おわかりですか、包丁使ってないの。ちなみに、まだ、火、つけてませんよ。鍋に、大根を入れその上に肉を重ね入れた、だけ。そこに酒を適当に注ぎ、めんつゆ(これだけはしょっぱくならないように)を入れ、蓋して点火。煮立って肉に赤いところがなくなったらもう食べられます。スライサーで薄切りにした大根なら、生でも食べられるくらいなので、大根が煮えたかどうかを気にする必要なし。…いや、それイヤだったら煮ればいいと思うけど、でも大根の上に乗せた肉の色が変わればだいたい大丈夫。
まあそんな訳で。
水菜なんてわりといつでもありそうな食材なのに、今日に限って売ってなかった。
白菜おいしいよね、今。
最近、舞茸がマイブーム。市販のトムヤムクンの素に冷凍えびとともに投入する。あと薄切り肉と白菜の重ね蒸しにも一緒に重ねる。ちょうウ・マイ。
あと、鱈。
でもレトルトのアクアパッツァソースが、いつも行くスーパーに今は置いてない。前はあったのに。前はシメジを一緒に入れたが、こんど舞茸でやってみたいのに。
-------------
こないだの『グレーテルのかまど』で見た樋口一葉のお汁粉のエピソードがせつない。VTRがよく出来ていた。雪が降る日の屋内の様子なんで、暗めのライティングで人物はほとんどシルエット。突然想い人が現れてぱっと顔をあげ、そしてすぐ俯いて、戸惑う一葉の動きがなんていうか、可愛い。陰になって表情は見えないし音声はナレーションのみで人物の声はないので、ほんとその、影の動きだけで感情を表現させてるみたいな、そんな感じ。
こういう番組の、ほんのちょっとのVTRなのに、雰囲気ばっちりで、ほんとよく作ってあるよなあ。
なんとなく、『リバーズエンド』を思い出した。十亀さん、こういう仕事をしそう。…あ、ごめん、VTRを作る仕事、という意味でなく、そういう演技指導をしていい映像をつくる…という、そういう意味。
白菜おいしいよね、今。
最近、舞茸がマイブーム。市販のトムヤムクンの素に冷凍えびとともに投入する。あと薄切り肉と白菜の重ね蒸しにも一緒に重ねる。ちょうウ・マイ。
あと、鱈。
でもレトルトのアクアパッツァソースが、いつも行くスーパーに今は置いてない。前はあったのに。前はシメジを一緒に入れたが、こんど舞茸でやってみたいのに。
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こないだの『グレーテルのかまど』で見た樋口一葉のお汁粉のエピソードがせつない。VTRがよく出来ていた。雪が降る日の屋内の様子なんで、暗めのライティングで人物はほとんどシルエット。突然想い人が現れてぱっと顔をあげ、そしてすぐ俯いて、戸惑う一葉の動きがなんていうか、可愛い。陰になって表情は見えないし音声はナレーションのみで人物の声はないので、ほんとその、影の動きだけで感情を表現させてるみたいな、そんな感じ。
こういう番組の、ほんのちょっとのVTRなのに、雰囲気ばっちりで、ほんとよく作ってあるよなあ。
なんとなく、『リバーズエンド』を思い出した。十亀さん、こういう仕事をしそう。…あ、ごめん、VTRを作る仕事、という意味でなく、そういう演技指導をしていい映像をつくる…という、そういう意味。
ベランダのスペアミントがまあまあ育ったんで収穫。まだしばらくの間、もうひと伸びしてくれるかなと期待も込めて。(摘むと脇芽が出て枝数が倍になる)。
せっかくフレッシュのスペアミントがあるんで、モヒートをやってみた。
写真後ろのほうのPC画面にぼやっと映っているのがお手本のモヒート。(「きょうの料理ビギナーズ」の…、えっと4月号かな?デジタル版です)
材料はスペアミント、ライム、ホワイトラム、炭酸水。
ふむふむ、ホワイトラムね…、と酒屋に探しに行ったら、『バカルディ』に炭酸水と、モヒートストラップ(2枚目の写真)がついててそのパッケージにモヒートのレシピも載っている商品を発見。
あ、バカルディってこれだったんだー。
『ブラック・ラグーン』で、「バカルディ、あるだけ持って来い!!」つってたやつ。アニメ版ではそのセリフに先立って、「大学のコンパで、会社の接待で飲まされ続けた日本のサラリーマンをなめるなよ!!」っていうセリフが追加されてて、その浪川大輔の声がすごく印象に残ってる。
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モヒート、美味しいです。スペアミントの香りがすっっごく爽やか~。
ラム控えめのヘタレレシピだけど(笑)
せっかくフレッシュのスペアミントがあるんで、モヒートをやってみた。
写真後ろのほうのPC画面にぼやっと映っているのがお手本のモヒート。(「きょうの料理ビギナーズ」の…、えっと4月号かな?デジタル版です)
材料はスペアミント、ライム、ホワイトラム、炭酸水。
ふむふむ、ホワイトラムね…、と酒屋に探しに行ったら、『バカルディ』に炭酸水と、モヒートストラップ(2枚目の写真)がついててそのパッケージにモヒートのレシピも載っている商品を発見。
あ、バカルディってこれだったんだー。
『ブラック・ラグーン』で、「バカルディ、あるだけ持って来い!!」つってたやつ。アニメ版ではそのセリフに先立って、「大学のコンパで、会社の接待で飲まされ続けた日本のサラリーマンをなめるなよ!!」っていうセリフが追加されてて、その浪川大輔の声がすごく印象に残ってる。
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モヒート、美味しいです。スペアミントの香りがすっっごく爽やか~。
ラム控えめのヘタレレシピだけど(笑)
トリュフの"その"においって、正体はいったいなんなんだろう??
一方、ガス漏れのにおいのほうは、Wikipediaにて正体を突き止めた。
そいつは「エタンチオール」というヤツだ。
以下引用。
-------
エタンチオールはニラやタマネギのものに類似した強い刺激臭を持つ。ごく低い濃度でも人が嗅ぎ付けられるほどの悪臭を放つため、ガスが漏れたときにすぐわかるように燃料用ガス、特にLPGに付臭剤として微量に含まれている。つまり、都市ガスの臭いはエタンチオールを含めたチオール類の臭いである。エタンチオールは現在、ギネスブックにおいて世界一臭い物質として認定されている。
-------
太字部分に注目。
ぶっ!
じゃあ、トリュフの香りは、「世界一臭い」のか!?
それじゃああんまりだ(笑)
きっと根気よく検索すれば、トリュフに含まれるにおい物質を、私が納得行くよう化学的に(ここはぜひ「化学」でお願いします「科学」でなく)示してくれる情報に辿りつけるんじゃないかという気はするが、
…今日はそこまでは、いいや。
一方、ガス漏れのにおいのほうは、Wikipediaにて正体を突き止めた。
そいつは「エタンチオール」というヤツだ。
以下引用。
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エタンチオールはニラやタマネギのものに類似した強い刺激臭を持つ。ごく低い濃度でも人が嗅ぎ付けられるほどの悪臭を放つため、ガスが漏れたときにすぐわかるように燃料用ガス、特にLPGに付臭剤として微量に含まれている。つまり、都市ガスの臭いはエタンチオールを含めたチオール類の臭いである。エタンチオールは現在、ギネスブックにおいて世界一臭い物質として認定されている。
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太字部分に注目。
ぶっ!
じゃあ、トリュフの香りは、「世界一臭い」のか!?
それじゃああんまりだ(笑)
きっと根気よく検索すれば、トリュフに含まれるにおい物質を、私が納得行くよう化学的に(ここはぜひ「化学」でお願いします「科学」でなく)示してくれる情報に辿りつけるんじゃないかという気はするが、
…今日はそこまでは、いいや。
FAUCHON フランス産・ゲランド塩使用 黒トリュフソルト 30g
日頃買い物をしているスーパーで、この商品をたまたま発見しました。
時間があるときは、店内をくまなく歩いてなにか面白い商品はないか探すのが趣味なのです。
----
トリュフって、多分、食べたことない。
もしあったとしても、庶民が無駄に背伸びして訪れたレストランで意味も分からず食べるようなメニューで、とか、なにかのイベント的な催しで供された客寄せのためにトリュフとメニュー名に冠してあるけど、ごくごく少量入ってるかどうかもわかんないようなメニューで、…じゃないかなあ?だから味も知らない訳で。
ちなみにパッケージの裏には、
「(前略)強い香りが特徴で、香りづけにほんの少量加えていただくのがおすすめ。オムレツやゆで鶏、ステーキなどの肉料理、マッシュルームのソテーやパスタ などの仕上げに。」
…と、書いてある。太字の部分は、とくに目立つように赤字になっていた。(最初ここでも赤字にしたらちょっときつい赤に見えたので太字に変えました)
興味を惹かれて買ってみた。でもすぐには使う機会がなかったのだが…先日。
野菜炒めを作っていてさて味付けしようか、というときに、あ、そうだ、トリュフ塩があったんだっけ、使ってみよう…としたところ。
あたりにガス臭が漂い始めた。
…ガス漏れ?うちのコンロ、なんか調子悪いのかな。そういば最近点火しづらくなって、電池を入れ替えたよね。
???なんだろ、と思いながらトリュフ塩を振って、火を止めた。
そうして出来上がった野菜炒めを食べてみたところ、 ガス臭い。
…???、まさか、まさかまさか、これがこれが これこそがトリュフの匂いなのか!?
…少々脱線するが、私は、スモーク食品もあまり好きではない。あの燻臭いにおいって、こう、火事や事故の現場でもその手のにおいがするよね。あとお風呂空焚きしちゃった時とか。なので、おいしい・まずい、という味覚の好みとはちょっと違う気がするが、スモーク食品のにおいから危険というか不吉というか、そんな感じがしてしまって嫌なのだ。
それと同様にこのガス臭も私にはNGで、ちょっと信じられなかった。
これが世界の三大珍味?
ほんとうに?
それで、「トリュフ」「ガス臭い」のキーワードでネット検索してみた。
すると、最近イタリアにお嫁に行かれたかたのブログが見つかった。
ご主人の仕事の縁で、白トリュフ食べ放題の食事会に参加されたそうな。
ご主人いわく、「トリュフ=ガス漏れの臭い」「ガスの臭いがしてきたら、リストランテだから」とのこと。
…やっぱりガス臭くて正解なんだ…。
さらにそのブログを読み進んでいくと食事会で食べたメニューが写真付きで紹介されていました。すごい品数、さすがイタリア!
そしてトリュフについては、単独で食べると「やっぱり特においしいとは言えないガス&土の臭い」だけれども料理と一緒に食べると「なんとも言えない“美味”」なのだそうだ。
ここでトリュフと組み合わせられていたのは、肉、パスタ、リゾット、目玉焼き。
…そこであの、パッケージ裏の説明を思い出した。上記にも引用して太字にしてあります。
そうか、野菜じゃないんだ!相手は!
天啓のような衝撃だった。(天啓って…)
-----
それで、今日、オムレツに使ってみた。一つまみだけオムレツの形にまとめる前に振ってみた。
振った瞬間、やっぱりガス臭い。
出来上がったオムレツを食してみると、ガス臭さはなくなっているものの…、
うーん…、ふつうのオムレツの味?オムレツとして普通においしい。
だめだ、わからない。ひょっとしてトリュフ塩を振ってないオムレツと食べ比べないとわからないのかも。
しまった、プレーンなオムレツを焼いて、そのまま食べ始めて途中でトリュフ塩を振ったら良かったのか。
…。
----
まあそんな訳で、私の旅(?)はまだ続くのでしょう…。
日頃買い物をしているスーパーで、この商品をたまたま発見しました。
時間があるときは、店内をくまなく歩いてなにか面白い商品はないか探すのが趣味なのです。
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トリュフって、多分、食べたことない。
もしあったとしても、庶民が無駄に背伸びして訪れたレストランで意味も分からず食べるようなメニューで、とか、なにかのイベント的な催しで供された客寄せのためにトリュフとメニュー名に冠してあるけど、ごくごく少量入ってるかどうかもわかんないようなメニューで、…じゃないかなあ?だから味も知らない訳で。
ちなみにパッケージの裏には、
「(前略)強い香りが特徴で、香りづけにほんの少量加えていただくのがおすすめ。オムレツやゆで鶏、ステーキなどの肉料理、マッシュルームのソテーやパスタ などの仕上げに。」
…と、書いてある。太字の部分は、とくに目立つように赤字になっていた。(最初ここでも赤字にしたらちょっときつい赤に見えたので太字に変えました)
興味を惹かれて買ってみた。でもすぐには使う機会がなかったのだが…先日。
野菜炒めを作っていてさて味付けしようか、というときに、あ、そうだ、トリュフ塩があったんだっけ、使ってみよう…としたところ。
あたりにガス臭が漂い始めた。
…ガス漏れ?うちのコンロ、なんか調子悪いのかな。そういば最近点火しづらくなって、電池を入れ替えたよね。
???なんだろ、と思いながらトリュフ塩を振って、火を止めた。
そうして出来上がった野菜炒めを食べてみたところ、 ガス臭い。
…???、まさか、まさかまさか、これがこれが これこそがトリュフの匂いなのか!?
…少々脱線するが、私は、スモーク食品もあまり好きではない。あの燻臭いにおいって、こう、火事や事故の現場でもその手のにおいがするよね。あとお風呂空焚きしちゃった時とか。なので、おいしい・まずい、という味覚の好みとはちょっと違う気がするが、スモーク食品のにおいから危険というか不吉というか、そんな感じがしてしまって嫌なのだ。
それと同様にこのガス臭も私にはNGで、ちょっと信じられなかった。
これが世界の三大珍味?
ほんとうに?
それで、「トリュフ」「ガス臭い」のキーワードでネット検索してみた。
すると、最近イタリアにお嫁に行かれたかたのブログが見つかった。
ご主人の仕事の縁で、白トリュフ食べ放題の食事会に参加されたそうな。
ご主人いわく、「トリュフ=ガス漏れの臭い」「ガスの臭いがしてきたら、リストランテだから」とのこと。
…やっぱりガス臭くて正解なんだ…。
さらにそのブログを読み進んでいくと食事会で食べたメニューが写真付きで紹介されていました。すごい品数、さすがイタリア!
そしてトリュフについては、単独で食べると「やっぱり特においしいとは言えないガス&土の臭い」だけれども料理と一緒に食べると「なんとも言えない“美味”」なのだそうだ。
ここでトリュフと組み合わせられていたのは、肉、パスタ、リゾット、目玉焼き。
…そこであの、パッケージ裏の説明を思い出した。上記にも引用して太字にしてあります。
そうか、野菜じゃないんだ!相手は!
天啓のような衝撃だった。(天啓って…)
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それで、今日、オムレツに使ってみた。一つまみだけオムレツの形にまとめる前に振ってみた。
振った瞬間、やっぱりガス臭い。
出来上がったオムレツを食してみると、ガス臭さはなくなっているものの…、
うーん…、ふつうのオムレツの味?オムレツとして普通においしい。
だめだ、わからない。ひょっとしてトリュフ塩を振ってないオムレツと食べ比べないとわからないのかも。
しまった、プレーンなオムレツを焼いて、そのまま食べ始めて途中でトリュフ塩を振ったら良かったのか。
…。
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まあそんな訳で、私の旅(?)はまだ続くのでしょう…。
トマトのシャーベット
2011年8月28日 料理・食べ物残暑ですな。皆さん生きてますか。溶けてませんか。
最近、トマトのシャーベットにはまってます。
作り方。
1.トマトを洗って丸のまま冷凍。
2.凍ったところをおろしがねですりおろす。
のみ。
皮は剥かなくて良いです。すりおろす時も皮ごと。
冷凍するときにラップで包んで冷凍保存袋などに入れるとより丁寧ですね。保存期間も少し長くできると思います。
冷凍庫から取り出したばかりだと固すぎてすりおろし難いので、5~10分室温に置くか、水道の水にちょっとさらすと良いですぞ。
まあ、すりおろすところがちょい面倒臭いといえば面倒臭いのですが(笑)。
これでなかなか口当たりもよくておいしいのです。
完熟のトマトだとなおおいしい。
いまいちなトマトでも蜂蜜をかけたりするとおいしい。
なんか酒類をかけてもおいしいんじゃない?だれかやってみて。
最近、トマトのシャーベットにはまってます。
作り方。
1.トマトを洗って丸のまま冷凍。
2.凍ったところをおろしがねですりおろす。
のみ。
皮は剥かなくて良いです。すりおろす時も皮ごと。
冷凍するときにラップで包んで冷凍保存袋などに入れるとより丁寧ですね。保存期間も少し長くできると思います。
冷凍庫から取り出したばかりだと固すぎてすりおろし難いので、5~10分室温に置くか、水道の水にちょっとさらすと良いですぞ。
まあ、すりおろすところがちょい面倒臭いといえば面倒臭いのですが(笑)。
これでなかなか口当たりもよくておいしいのです。
完熟のトマトだとなおおいしい。
いまいちなトマトでも蜂蜜をかけたりするとおいしい。
なんか酒類をかけてもおいしいんじゃない?だれかやってみて。
春野菜フルトッピングカレーだっ!!!(笑)
…といっても、ブロッコリー、アスパラ、菜花、スナックえんどう、4種だけですが。でもこの量、凄いでしょ。
しかし私はかなり満足です。思う存分、好きなだけ茹でて茹でて茹でまくったね。
このような好きな物尽くしは自炊の醍醐味でしょう、やはり。
菜花は、ちょっと高くつくんだけど、でもこの時期、食べずに済ます訳にはいかないんだよねえ…。
アスパラとスナックえんどうは、山盛りで安売りしてたのをつい買ってしまった(注;日曜日のこと)。数えなかったけど、アスパラは10本以上束になっていたと思うし(メキシコ産だったが、まあよかろうて)、スナックえんどうは、カップ入りで250gあった。いつもは3、4本の束か、ちっこいトレー一枚にちまちま並べてある、そんなタイプの野菜じゃん?メインにするより、添え物的に扱う野菜、みたいな。いやいや、そんなんじゃ物足りないと常々私は思っていたのだよ。
茹でるときは真剣勝負ですね。 「茹で過ぎてはいけない」 それだけを心に刻み付けて鍋に向かいます。香りと歯ざわりが命。
しかし、これだけ茹でまくると、さすがに余ります(笑)。
明日べつの料理にまた使います。
カレーは、大学時代の部活の恩師にレシピを教えてもらったカレー。トマト入り。本当は夏向きのカレーなのだけど、久々に食べたくなったので作りました。それと、思いつきで買った白ワインがあまりおいしくなかったので(1000円程度じゃやっぱりそんなもんか…という味)、それを消費するためもあって。(これも仕込みは日曜日に。昨日から食べていますが)。
メールでレシピを教えてもらって、それをプリントアウトしたものを冷蔵庫の横にずっと貼り付けっぱなしになっていたのを見て作りましたが、実はトマトをどのタイミングで入れるかの記述が抜けているんですよね。なのでそこは自己流にやっていますが、概ね以下のような手順で作ります。
みじん切りの玉ねぎを飴色になるまで炒め、ひき肉を加えて炒めて塩胡椒、刻んだトマトを加えてちょっと炒めて、白ワインを具材がひたひたになる程度に入れます。今回はボトルのほぼ半分くらいまで使っちゃいましたかねえ。2カップくらいになるのかな。強火でアルコール分を飛ばしてちょっと煮詰め、そこに水足して、固形スープの素を入れて、ブーケガルニ(またはローリエ)を入れて、しばらく煮込みます。水分が半分くらいになるまで煮詰めたいところ。そしたら、市販の缶入りデミグラスソースを入れて、水もまた足して、30分くらいは煮込む。デミグラスソースを入れてからは気をつけないとすぐ焦げちゃうんですよねえ…。フライパンにバターを溶かし、SBの缶入りカレー粉を炒め、煮汁でちょっとずつ延ばして鍋に戻す。またちょっと煮込んで出来上がり。
今回のこのカレー、かなり美味しいんですよ。なんでですかね。トマトとワインがいいやつだったからだろうか。ワインは、飲むにはいまいちだったけど。
どんな味かというと、基本、カレーらしいスパイシーな香りで、まず辛いんですけど、トマトっぽい酸味もちょっとあって、爽やかな風味がありつつ、まろやかさもあると。
難しいことはないんだけど、時間と手間がけっこうかかるカレーなんですよね。今回はずっと山のことを考えながら作っていました。
さて、写真に戻りますが。
このカレー、ご飯の上にとろけるタイプのチーズをのっけてその上にカレーをかけてます。あと、写真に入れるのを忘れましたが、半熟ゆで卵も用意しました。
がっつりでしょ(笑)。
さあ喰うぞ!喰って山に登るぞ!という意気込みです(笑)
…『マークスの山』単行本版を読むぞ、というほどの意味で言っております(笑)。ちょうど明日休みのシフトなんですよ。だいぶ、佳境にさしかかっています。今夜あたり、登頂(読了)できるでしょうか。
…といっても、ブロッコリー、アスパラ、菜花、スナックえんどう、4種だけですが。でもこの量、凄いでしょ。
しかし私はかなり満足です。思う存分、好きなだけ茹でて茹でて茹でまくったね。
このような好きな物尽くしは自炊の醍醐味でしょう、やはり。
菜花は、ちょっと高くつくんだけど、でもこの時期、食べずに済ます訳にはいかないんだよねえ…。
アスパラとスナックえんどうは、山盛りで安売りしてたのをつい買ってしまった(注;日曜日のこと)。数えなかったけど、アスパラは10本以上束になっていたと思うし(メキシコ産だったが、まあよかろうて)、スナックえんどうは、カップ入りで250gあった。いつもは3、4本の束か、ちっこいトレー一枚にちまちま並べてある、そんなタイプの野菜じゃん?メインにするより、添え物的に扱う野菜、みたいな。いやいや、そんなんじゃ物足りないと常々私は思っていたのだよ。
茹でるときは真剣勝負ですね。 「茹で過ぎてはいけない」 それだけを心に刻み付けて鍋に向かいます。香りと歯ざわりが命。
しかし、これだけ茹でまくると、さすがに余ります(笑)。
明日べつの料理にまた使います。
カレーは、大学時代の部活の恩師にレシピを教えてもらったカレー。トマト入り。本当は夏向きのカレーなのだけど、久々に食べたくなったので作りました。それと、思いつきで買った白ワインがあまりおいしくなかったので(1000円程度じゃやっぱりそんなもんか…という味)、それを消費するためもあって。(これも仕込みは日曜日に。昨日から食べていますが)。
メールでレシピを教えてもらって、それをプリントアウトしたものを冷蔵庫の横にずっと貼り付けっぱなしになっていたのを見て作りましたが、実はトマトをどのタイミングで入れるかの記述が抜けているんですよね。なのでそこは自己流にやっていますが、概ね以下のような手順で作ります。
みじん切りの玉ねぎを飴色になるまで炒め、ひき肉を加えて炒めて塩胡椒、刻んだトマトを加えてちょっと炒めて、白ワインを具材がひたひたになる程度に入れます。今回はボトルのほぼ半分くらいまで使っちゃいましたかねえ。2カップくらいになるのかな。強火でアルコール分を飛ばしてちょっと煮詰め、そこに水足して、固形スープの素を入れて、ブーケガルニ(またはローリエ)を入れて、しばらく煮込みます。水分が半分くらいになるまで煮詰めたいところ。そしたら、市販の缶入りデミグラスソースを入れて、水もまた足して、30分くらいは煮込む。デミグラスソースを入れてからは気をつけないとすぐ焦げちゃうんですよねえ…。フライパンにバターを溶かし、SBの缶入りカレー粉を炒め、煮汁でちょっとずつ延ばして鍋に戻す。またちょっと煮込んで出来上がり。
今回のこのカレー、かなり美味しいんですよ。なんでですかね。トマトとワインがいいやつだったからだろうか。ワインは、飲むにはいまいちだったけど。
どんな味かというと、基本、カレーらしいスパイシーな香りで、まず辛いんですけど、トマトっぽい酸味もちょっとあって、爽やかな風味がありつつ、まろやかさもあると。
難しいことはないんだけど、時間と手間がけっこうかかるカレーなんですよね。今回はずっと山のことを考えながら作っていました。
さて、写真に戻りますが。
このカレー、ご飯の上にとろけるタイプのチーズをのっけてその上にカレーをかけてます。あと、写真に入れるのを忘れましたが、半熟ゆで卵も用意しました。
がっつりでしょ(笑)。
さあ喰うぞ!喰って山に登るぞ!という意気込みです(笑)
…『マークスの山』単行本版を読むぞ、というほどの意味で言っております(笑)。ちょうど明日休みのシフトなんですよ。だいぶ、佳境にさしかかっています。今夜あたり、登頂(読了)できるでしょうか。
…を作りました。
こないだテレビで、
「いま食べへんかったらいつ食べるねん!!」
て言うてはったのを聞いたんで。
いまが旬のど定番。
「(ぶりと大根以外の)ほかのもん入れたらあかん!」
「たくさん作って、2、3日食べはったらよろし」
「煮崩れてきたら卵でとじても美味しおまっせ」
このセンセおもろかったなあ。
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関西弁て、うつりますよね。
こないだテレビで、
「いま食べへんかったらいつ食べるねん!!」
て言うてはったのを聞いたんで。
いまが旬のど定番。
「(ぶりと大根以外の)ほかのもん入れたらあかん!」
「たくさん作って、2、3日食べはったらよろし」
「煮崩れてきたら卵でとじても美味しおまっせ」
このセンセおもろかったなあ。
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関西弁て、うつりますよね。
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