名前が格好良くて
それで衝動買いしてしまった、黒いペチュニア、「ファントム」。
伸びすぎ
伸びすぎ
伸びすぎ
伸びすぎたので切らないと、というと髪の毛の話題のような響きですが。
いま私が悩んでいるのは、うちのゼラニウムたちのことです。

寒さが苦手な子たちなので冬場は室内に取り込んで窓際の光で管理しておりました。夏の暑さと秋の寒さで、だいぶヘタっていたように見えたのですが、暖房の暖かさで恐ろしいほど元気になって、このような状態…。逆光ですいません。
参考までに約一年前の写真も添えてみます。
植え替えしていないので、鉢のサイズを目安にしていただけるとスゲーでかくなってるのがわかると思います。…。

切るというと、なんだかひどいことをしている気になっちゃうんですが、適度に剪定して整えてあげたほうが株全体にとってはいいんですよね。(たぶん)。
切った枝はさし芽に使えばいいし。(でも私いままでさし芽に成功したことがない…)

今年は暖かくなるのが遅かったので、ちょっとのんびりしちゃいましたが、ガーデニングシーズンの到来ですね。やることいっぱいある。

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タイムリーなことにわりと最近『茅島氏~』漫画版の完結巻を読んでお庭気分が盛り上がっているところです。勢い余って既刊や小説版も読み直した。
ミス・マープルでもお庭ネタがあったので、これもまたいいタイミングだった。

朝顔

2011年7月24日 空中庭園
朝顔
咲いたんですけども…。
いや、咲いたのは嬉しいんですけれども。
グリーン"カーテン"と呼べるほどには茂らなくて。
もっと何か工夫をすべきだった。
しかも、西洋朝顔のほうが先に咲いた。日本朝顔はまだ全然成長途中な感じ。
その逆の予定だったのに…。
…?

なかなか教科書通りにはゆかないものですな。

梅雨

2011年6月27日 空中庭園
梅雨
梅雨
梅雨時は日照が少なくて…と思いきや、梅雨の雨には凄い成長促進作用がある。ものの本などにはよく、根腐れに注意と書いてあるが。(なので、ゼラニウム類はなるべく軒下の雨があまり多くは当たらないようなところに置いてはいるが)

このヘンルーダシスターズの長女(仮称)に顕著。
小さい鉢に引越しさせた次女(仮称)もこれで結構育ってるほうですが。


朝顔も一時期伸び悩みましたが、梅雨に入ってからは元気。
花盛り2
花盛り2
クローバー類も咲きました。
…が、こちらは既に枯れました(苦笑)。

グリーンの葉に赤い斑入りが可愛いティントルージュと、
中心はグリーンで外側がチョコレート色の葉で赤い花を咲かせる…えっと、不覚にも品種名を忘れました。でもべつに、名前はそんな重要じゃない。…名前が気に入って、名前から入るってことは、それはあるけどね。

クローバーはべつにハーブじゃないけど、好きなので。植えてます。
ま、そもそも「ハーブ」がどっからどこまでなのかっていうのもそんな厳密なもんじゃないしね。私はハーブは好きだけど、どれがハーブだとかハーブじゃないとかは深く考えないで好きなものを好きに育てています。

クローバーは思いのほか水を欲しますね。
梅雨入り前にかーっと晴れて気温が高い日が続きましたが、その間にみるみるうちに萎れて、茶色くなってカラカラになっちゃいました…。
ああ、これはもう刈るしかないなーと思って、地上部を全部刈り取りました。
でもクローバーは地下茎が凄いんです。びっしり張ってるの。それは掘り返さずに残しておいた訳。
そしたら案の定、さすがの生命力で、梅雨の雨で勢いづいて恐ろしい勢いで新しい葉っぱが伸びてきてます。本格的な夏前までにはまた元通りの茂みになるんじゃないか…?

一枚目の写真、クローバーに交じって生えている葉は、たぶん、イタリアンパセリ。一昨年その場所に種を確かに蒔きましたが。ものの本によればイタリアンパセリは二年草。三年目の今年、本当だったら生えてくるはずはないんですが…、なんなんですかね。なんかうまいこと条件が重なったんでしょう。それか、イタリアンパセリに似た別の多年草なのか。
まあ、深く考えずに見守っていこうと思います。

花盛り1

2011年6月27日 空中庭園
花盛り1
花盛り1
花盛り1
…です。写真は梅雨入り前のものですが。

ギザギザの葉っぱで背が高くてピンクの花が咲いているのはローズゼラニウム。
よく似ているけどよりギザギザが鋭くてピンクが濃い花をつけているのはオレンジゼラニウム。
丸い葉っぱで横に這うように伸びて背が低く、白い花を咲かせているのはアップルゼラニウム。

とくにアップル~はほかのとだいぶ姿が違うけど、いずれもセンテッドゼラニウムの仲間。すごーくいい匂い。
いい匂い。

とくにアップルゼラニウムが夢見心地になるほどいい香り。
香りは全草から香るので、花が咲いていなくても葉っぱにちょっと触れるだけでふわっといい香りが漂って来ます。

さかんに花を咲かせます。もう5月ごろからずっと咲いてます。咲き終わった花がらを摘んでやると次々と新しい花芽が出て来ます。
ローズゼラニウムはやや花数が少なめだけど、でもまた咲きそうです。

いい。
今年のベランダはいい。(グッと握りこぶし)

今こんな。

2011年6月19日 空中庭園
今こんな。
今こんな。
鉢の配置を工夫して、ちょいと奥行きがあるように見える視覚効果(を出してるつもり)。じつにいい眺めだとほぼ毎朝自画自賛しています。おかげで少し早起きになった。

この写真を撮影した日は曇りで、ちょっと写真が暗いですが、日が差してくるとまたいい雰囲気になります。

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朝顔も、ちょっとずつ蔓がネットに巻き付き始めました。
(結局その後植え替えました)。
…が、下のほうの葉が黄色くなって来たりして、(調べたところ、成長とともに多少はそうなるらしいのですが、それにしてもやけに)、
なーんか、朝顔は私にはあまり合わないのかもなあ…。

植物との相性っていうのが、なんかあるような気がします。
ベランダっていう育てる場所の条件も関係あると思うけど、たとえば、私の水遣りの癖とか、肥料とか土とか、鉢の選び方の癖みたいな、そういのが結局あって、それに合う植物は良く育つという、そういう相性のようなものがあるような気がする。ワームウッドとか、全然育たなかったし。ペニーロイヤルミントも枯れちゃったし。


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白鳥の湖のDVDの話、参考になります。ありがとう。
エロカッコイイ黒鳥、みてみたい。
眠るわんこ
眠るわんこ
眠るわんこ
…の、ガーデンピック。

かわいい。癒される。



ちなみにこの植物は、ローズゼラニウム。

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小さい白いおうちはもう一種類ある。じつは。
丸いとんがり屋根。…屋根、赤く塗っても面白いかも知れない。
(しかしどんな塗料を使えばいいのか)

ちなみにこの植物は、ローズマリー。ローズマリーのミス・ジェサップっていう種類。
クラブ・ヘンルーダ
クラブ・ヘンルーダ
クラブ・ヘンルーダ
タイトルは、単にいま思いついた言葉を書いただけで、とくに意味はありません。

ヘンルーダはその後も順調に伸びています。(写真1)
もっと大きく育てたいので、鉢を分けました。(写真2)
空いたスペースが寂しいので小さいお家(笑)を設置してみた。ガーデンアクセサリーとして、ネットで売ってたのを見つけて先日買ったのです。
白いのは小石。ホームセンターで、「鉢の飾りに、マルチングに!」っつって売ってたので、買ってみた。
マルチング、っつうのは、何かしらの素材で土の表面を覆い、露出させないようにすること。温度や湿度の変化が緩やかになる、などの効果が期待できます。という訳でこれからの夏のベランダにおける過熱・過乾燥対策のつもり。とくに小さい鉢は土の量も少ないし、通気性のいい素焼き鉢なのでより乾きやすいと見た。
で、実際どれほどの効果があるもんなのか…、それを確かめてみたいので、小さい鉢の片方のみに敷いてみた。そんな写真です。

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朝顔もそこそこ伸びてきました。
が。
植え替えるか、いま悩んでます。
プラスチック製のプランターに、適当に土を入れたら、思いのほか土の渇きが悪いんです。もうちょっと乾燥してほしいんだなあ…。ちょっとひょろっとしてるでしょう?調べたら水のやり過ぎや、日照不足のときになりやすいらしい。いわゆる「徒長」の状態。長さはあるけど、細いという状態。
この写真を撮る数日前まではもっと細っこくて、まっすぐ立ってなかったんですね。これはいかんと思い、うちのベランダの中でもとくに日当たりがよく風通しがいい場所にプランターを移動したら、ちょっとしっかりしてきました。
でも、植え替えたいなあ、やっぱ。
雨以外の水遣りしてないのに、だいぶ湿った感じがするんだよねー。

(最近はほかの鉢には、「乾いてるな」と思ったタイミングで水遣りしてます)
ルー(別名ヘンルーダ)
ルー(別名ヘンルーダ)
一昨年、種を蒔いたものです。芽が出て、多少育ったもののあまり大きくならず、冬に地上部が一度枯れて、昨年また芽がでて少し伸びて冬にまた枯れて、そして今年、3度目の春。

もうさすがに枯れたんじゃないか、と思っていたんですね。枯れた枝数㎝が残っているだけだと。もう、この鉢には別のものを植えようかなと思って、枯れ枝を抜こうと引っ張ったら、ぐっと抵抗があったんですね。!?…まさか、根が生きてる?
なんで、そのまましばらく様子を見ることにしました。

ちなみに、ヘンルーダにはほとんど水遣りをしたことがありません。もともと乾燥気味で大丈夫な植物なので、自然の雨のみ。

そして、新しい芽が出てきました。

もう、これ、激しく感動しましたね!!

え、マジで!?ホントに根っこ生きてたんだ!?つって、慌てて写真を撮った1枚目。枯れたみたいな枝にところどころうっすら黄緑が見えるでしょ?

いや、最初、ほんとうに枯れているようにしか見えなかったんですよ。
それが…!!
なんか嬉しくなって涙が出るくらいだったよ!(笑)
その後ぐんぐん伸びて写真2枚目の姿に。あんな枯れ枝がこんなに!!vvv

ちなみに写真1枚目は4月の中旬。2枚目は5月の中旬。
朝顔
朝顔
朝顔
ベランダでいくつかハーブ類を育てているDですが、今年は夏の節電に備えて朝顔のグリーンカーテンを作ろうと試みています。

小学校の時は、新学期になって割とすぐ種まきをしたよーな気がするんですが、買った種の袋を見ると、「20~25℃くらいになんないと芽が出ないから、東北地方だったら5月入ってから蒔きなよ」みたいなことが書いてありまして、週間天気で予想気温を見ながらじっと種蒔きのチャンスを窺っていました。
それがまた、気温がなかなか上がってこなくてね、今年はね。
で、結局、5/15前後に蒔きました。同じ日にフレンチマリーゴールドも蒔きました。(急遽蒔きたくなったんですよ。虫除け効果もあるというのを読んだので)。マリーゴールドは2日ほどですぐに芽が出たので、朝顔はまだか!?とじれじれっとしてしまいましたが、朝顔としては標準の日数(笑)の1週間前後で発芽しました。発芽してから3、4日間は急成長した感がありますが、その後はなんだか停滞している気がします。

西洋朝顔2種類と日本朝顔を蒔きました。余った種を袋ごと実家に置いて来たので、正確な品種名を忘れてしまいました。が、西洋朝顔のほうは白~青系の花が咲くはずです。日本朝顔はカラーミックスの種だったので、咲いてみてのお楽しみ。赤か青か紫か。

どうして西洋朝顔と日本朝顔を両方蒔いたのかというと、花期の違いです。西洋朝顔は蔓の伸びが良くてグリーンカーテン向きだけど、盛夏を過ぎてからの開花らしいのですね。その分秋も終わり頃まで咲いてくれるらしいです。
それでもうちょっと早く花が欲しいと思って後から日本朝顔の種を買い足しました。最初に種を買うとき、そこまで考え及ばなかったんですよね。

それにしても、5月ももう終わりですよね。あと1ヶ月~2ヶ月でどれだけ伸びますかねえ。若干心配だなあ。
本当にみぞれが降ったかどうかは見ていないけれど、今朝はかなり寒かった。
天気予報を見て、昨夜は半ば衝動買い的に買ったセンテッドゼラニウム(*)の苗を慌てて室内に取り込んだ。

でも日中は晴れて気温が上がり、ふと気が付くと桜の蕾もほころび始めていた。
あれっ。まだ蕾は固いと思ってたけど、そうでもなかったなと。

(*)センテッドゼラニウムとは。
最近はハーブの仲間として広まってきている感じの植物。葉っぱからいいにおいがするゼラニウム。いろんな種類がある。バラに似た香りをもつローズゼラニウム、りんごに似た香りがするアップルゼラニウムなどなど。
今年、試しに育ててみることにして苗を購入したばかり。あまり寒さに強くないらしい。外気温が3~5度を下回るときは屋内に取り込んだほうがよい、と書いてある本やサイトが多い。ここ数日、日中は暖かくても夜間はそのくらいまで気温が下がっていたようだった。「だいじょぶなんじゃない?」と思って外に置いといたら、一部葉っぱが黄色っぽくなりだして焦った。なのでさらに気温が下がりそうな予報を見て、余計慌てたのである。このままあったかくなっていけば…などという楽観を撤回しないといけなくなった訳で。

昨年はやる気が起きなくて、あまりベランダの植物たちをかまってやらなかったのだが、今年はいまのところ、けっこうやる気。
ベランダ緑化計画に呼称を変更。
詳しい話はまた後日。写真なども。

まあそんな訳で。
続き
続き
手前の植木鉢、左がルー(別名ヘンルーダ)で、右がペニーロイヤルミントです。こいつらはいい感じ。このまま育てば。でもちょっと混んでるかなー。もう少しすかしてやろうか…。それで間引いたのを乾燥させてお茶パックにでもつめて引き出しにでも入れたらいいんじゃないかな。

ワームウッドは結局枯らしてしまいました。こいつだけは、種まき後、発芽までは底面灌水して水を切らさぬようにと種の袋に書いてあったので、植木鉢でなく、苗ポットに植えたんですね。その後首尾よく芽は出たのですが、さらにその後、今年は雨が続いたために植え替えのタイミングを掴み損ね、そして真夏になってしまって、それで結局枯れた…、と言う訳で。
残念。

あと、ラディッシュ、いまはちょっとやめてます。7月から8月頭にかけての雨続きの期間に、ちょっと強く雨が降るといちいち倒れるので、面倒くさくなってしまったのです。そろそろ再開しようかな。

ペパーミントの傷んだやつを取り除いているときに、間違って、残そうと思っていたきれいなやつも摘んでしまった。もったいないので飾ってみた。まっすぐ伸びてなくて、ひょろっとしてるんだけど、これはこれで可愛いうちの子。

と、そんなところでしょうか。
だいぶ報告をさぼっていましたが。
だいぶ報告をさぼっていましたが。
だいぶ報告をさぼっていましたが。
うちのベランダはいまこんな感じデス!

1枚は大きい写真を撮ってみました。全景。ちょっとピンボケですが。

バジルがどーんと高く伸びています。先端に白い花が咲いています。本当は、葉を収穫するなら、花は咲かせないように摘み取ると良いらしいのですが、喰ってやろうという気になるほどのものには育たなかったので、自然に任せることにしました。あまり緑が濃くなくて、ちょっと虫喰いが目立つのですよ。葉の裏を見るとすっごくちっさーいのがいます。目を凝らさないとわからないほど小さいのですけど。

バジルの後ろでわさわさ茂っているのはラベンダーです。植えていたんですよ、言ってなかった気がしますが…。6月頃かな、苗を買った時点で株元がだいぶ茶色っぽくなっていたので、枯れた葉を落として混んでいるところに鋏を入れて枝を疎にし、風通しを良くしてやったら非常に元気が良くなって、このようになりました。
嬉しいです。何年か前にラベンダーを育ててた時には夏枯れさせてしまったので。

イタリアンパセリは、なんか、側に植わっているラベンダーやバジルに負けちゃってるような印象で、ひょろ~~っとして、葉っぱもなんかあまりきれいじゃない。写真にもちゃんと写ってるんですけど、よーっく見ないとどこにいるかわかんないね(笑)。
これも食べる気にはならず…。

マリーゴールドはなかなか良く育って、花つきもいいです。ただ、これも縦に伸びすぎた感があり。もうちょっとコンパクトになると思っていたのに。道路わきの花壇とかで見ると、もっとこんもりしているよね。

ペパーミントはひょろっひょろなんだけど、量的には沢山はびこってる感じ。枯れてるやつもあるので、今日はやっとそれを取り除いて、あんまりひょろっこいのも思い切って引っこ抜きました。それでなんとかお見せしてもいいかな~という感じに出来たので撮影。

写真の枚数の関係で、続く。
だーん!
だーん!
収穫だっ!

なかなか可愛い。
まだ食べてないので味のほうは未知だけど。
葉っぱも炒めて食っちまおう。
引っこ抜くとき、葉っぱの産毛がちくちく痛かった。

二十日大根ということで確かに成長は早いと感じたけど、種を蒔いてから収穫まで、今回は40日以上でした。正確にはカウントしてないんだけど、だいたいそんくらい。

2枚目の写真がペパーミントの芽。こちらも、種まきしてから40~50日の姿。…にしては小さい、と感じてしまいます。と、あとそれと、マリーゴールドの芽も写ってます。5月ごろにローソンの店頭で配布してた種をもらって植えてみたんだ。こっちは1ヶ月程度…じゃないかなあ。成長の差があるなあ。
昨日ご紹介した『ベニシアのハーブ便り』で、虫除けに役立つハーブがあると知った、というお話をしましたが、その中でも、蟻、蚊、ぶよなどの小虫、ノミ等々目立ってオールマイティに虫を遠ざけてくれると書かれていたのが「ペニーロイヤルミント」でした。ミントの仲間のようですね。庭先や家の周りに植えておいてもよし、葉っぱを乾燥させてサシェにして箪笥に入れてもよしと、有用性が高い。しかし、私の行動範囲内のホームセンターでは種も苗も取り扱いがありませんでした。(いまこのレビューのために選択した商品はペニーロイヤルミントでなくワームウッドですが)(単に写真が好きなやつを選んだだけです…)。

それでその種、または苗を探してネット上を彷徨っていて発見したのがこちらのお店、「ハーブティー専門店 e-ティザーヌ」さんです。(楽天店のURLは、http://www.rakuten.ne.jp/gold/e-tisanes/index.htmlです。参考まで)

てゆうか、凄いのよ、奥さん、このお店!品揃えの豊富さ、多彩さにびっくりです。ハーブティー専門店だから、ハーブティは勿論なんだけど、そのハーブのエッセンシャルオイルもあり、苗もあり、種もあり。で、私は今回の目的に従って、苗と種を中心に見て回っていたのですが、ホント凄いの。こんなマイナーな(失礼)品種まで…!不良在庫にならないの?ていうかマイナー品種だと思っている私が間違いなの?

ま、とにかくこのお店に出会って、ペニーロイヤルミントを見つけて、購入しやすさから種を買うことにしました。で、ほかにどんな種があるのかなー、ほかにもなにか、芳香性があってー、除虫効果があってー…とかって見ていたら、この「ワームウッド」を発見。そしてなんと和名が「ニガヨモギ」。…えっ。これってあれ!?…あのさ、清水玲子さんの漫画『月の子』を憶えてる人いる?あれにちらっと出て来るんだよね。ヨハネの黙示録に出てくる"苦よもぎ"が原発事故のあったチェルノブイリのことでは?的なネタとして。(諸説あるけど、正確にはチェルノブイリを予言してる訳ではないって説が有力らしいですよ)

さらに見ていたら、「ルー(ヘンルーダ)」という植物の種を発見。え、ヘンルーダって、あれじゃん、『アルスラーン戦記』に魔除けとして出て来るよね?オレンジに似た芳香のある実をつける…っていうような書かれ方だったと記憶してるけど…、種の説明を読むとふつうに草花ですね…。これもあちこち検索したんですけど、ミカン科の植物、ということから田中氏が脚色してそう書いたんでしょう、との説が有力。

わー、私こういうの大好き。こんないわくのある…、じゃなくて、いわれのある植物、是非育ててみたい。と、いうことでこの3種類の種を買って蒔いてみたよ。みんな無事に芽が出ました。もう少し大きくなってさまになったら写真を載せるね。

参考までに、「e-ティザーヌ」さんから、各植物の説明を引用してみます。
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◆ペニーロイヤルミント
小さな葉からはペパーミントの香りがします。這い性で庭に植えるとミントの爽やかな香りがし、虫除けの効果もあります。
生葉は使用の都度収穫します。香りが強いので、少量で風味づけ程度にします。徒長しはじめると花が咲き出します。フラワーアレンジメントや押花に。乾燥葉を布にくるみ首輪をつくると、犬猫などペットのノミ除けになります。

◆ワームウッド
軟毛に覆われた葉は灰緑色で、強い香りがします。2~3の羽状複葉をつけます。無数の黄色い花を円錐状に咲かせます。
よもぎ同様料理やティーに。浸出液や乾燥させて細かくしたものは、ハエやチョウ、蛾を寄せつけません。虫がわくような所にまいたり、庭の周りに植えておくとよい。銀白の葉はブーケやリースなどに映えて美しいです。

◆ルー
ルーの葉は独特の強い香りがあり、ドライにすると強力な除虫効果があります。また、家屋へのアリの侵入を防ぐ効果もあります。「猫寄らず草」としても知られています。
食用にはごく少量を風味づけに。乾燥葉は細かくしてガーデンなどにまくと病害虫などの予防になります。切花としてアレンジメントにも良いでしょう。銀青色の葉が美しく、あまり大きくならず花も多いため、ガーデンの縁取りなどに最適です。

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追記。いま調べてて見つけたのですが、ワームウッドにはわずかながら中毒性のある成分が含まれるため、一度に多量に摂取しないほうが良いらしいです。念のため。
街の中に四季をつくる
―ポール・スミザーのパブリックガーデン

単行本(ソフトカバー) 宝島社 発売:2007/11/15 1,575円

これはガーデニングに対する心構え的な面で影響を受けた本です。

イギリス人ガーデンデザイナーのポール・スミザー氏が、兵庫県宝塚市の遊園地跡に英国式庭園を作って欲しいと依頼されて作った庭に関することが書かれてあります。多年草を中心としたナチュラルガーデンを氏は意図するのですが、その場合、庭がある程度の形になるまで数年かかるため、オープン1年目はどうしてもお客さんをがっかりさせてしまう…。それでも花壇にきれいに整列したパンジーやマリーゴールドには魅力がない…というか、それじゃ"ナチュラル"ガーデンじゃないよ、って手っ取り早く花を見せるやり方は断固として拒否する氏の姿勢に、私は正直驚きました。そういう考え方があるって、初めて知った。そっか、キレイに整えなくっていいんだ、って。言われてみれば全くその通りなんですけど。
本書の中に、球根を植えた場所を忘れてしまったらどうしたらいいかと聞かれることがあるが、忘れたって構わない。春になれば芽が出てくるから、ここに植えたんだったって思い出す。もし芽が出なかったらそこの場所には適していなかったんだってことで違う植物を植えたらいい…というようなことも確か書いてあったと思うんだけど、そこも、目からウロコでした。これも言われてみれば全くもってその通りなんですが。そっか。やってみりゃいーんだ。…ということで私も始めたのでした。(それで適当に種を蒔いて、何の種だったっけ、って忘れて、育てばわかるだろ、ってノリになった…)。
今回挙げた3冊の中では実はこれを一番最初に読んだんですよね。

それに、写真が凄く綺麗な本です。ぶっちゃけ、文章なんか全然読まなくたって、写真だけで楽しめる本です。花だけじゃなくて、葉っぱも凄く綺麗。
ベニシアのハーブ便り
― 京都・大原の古民家暮らし Venetia’s Ohara Herb Diary

大型本 世界文化社 発売:2007/03/27 1,995円

今度は、ハーブの参考書として利用している本の紹介です。

ですがまず、この著者のベニシアさんていう人について少々説明が必要だと思います。彼女はイギリスの貴族の家に生まれた女性ですが、現在は日本人男性と結婚して京都の古民家に住んでいます。そして庭にはハーブ類を沢山植えて、生活に利用しているというナチュラルな暮らしを実践している人です。
そんなベニシアさんが、どうして現在のライフスタイルに行き着いたか、という自叙伝的な内容が半分、どんなハーブを育ててどんな風に利用するかを紹介した内容が半分、というのが私が解釈した本書の内容です。

ベニシアさんの半生は、まさに波乱万丈というべきもので、さらりと「四番目の父の農場では――」なんつって書かれているところに「…四番目!?」つってびっくりしたりもするんですが、ハーブの利用法やレシピの多彩さにも目を瞠るものがあります。料理や、ハーブバス、せっけんや化粧水などのレシピもけっこう載ってるんですが、ごめん、私、そこはあんまり細かく見てないんです。
私が本書でとくに参考にしたのは、虫除けに役立つハーブに関しての記述です。ベニシアさんのうちではそういうのを上手に利用しているから、夏場窓をあけっぱなしにしててもあんまり蚊とか虫とか入ってこないんだって。

実はそれを読んで、うちのベランダに追加して種を蒔いた植物がいくつかあります。どんな植物かは、またそのうちご紹介しますね。
まあそんな訳で。
はじめてのベランダガーデニング
―人気の野菜、ハーブ、草花がこの1冊に

単行本 創英社/三省堂書店 発売:2007/04/25 1,470円

なんだかんだと言って、結局のところ指南書的に現在あてにしているのが本書。
とにかく、広く浅くバラエティに富んだ植物のセレクトが魅力。これからベランダで何か育てよう、どれがいいかな、あれを植えようか、これはどうだろうか…なんて思ってるときに丁度いい本です。
各成長過程の写真を多用して1品目あたり2~3ページ程度で要点のメモを添えてまとめられている構成は見やすく、わかりやすいです。あ、芽が出たらこんななんだ、もうちょっと育つとこんな姿なんだ、このくらいになったら収穫できるのね、というのが一目瞭然です。ただ、もう一歩踏み込んで「何故そうするの?」が知りたくなったらもっと別な本を見たほうがいいのかも知れません。もっとも、私のラディッシュでの失敗のように、実践してみればすぐわかることなのかも。

ほんとに、取り上げている植物の多彩さと、ちょっと心くすぐられる感じが効いてると思うんですよ、この本。野菜系からは定番のミニトマト、ナス、キュウリ、葉っぱもので小松菜、ほうれん草、ミニチンゲンサイ、サラダ系野菜でサニーレタス、ラディッシュ、なんと根菜もベランダで出来ちゃうの?と驚かされるミニニンジンとじゃがいも。フルーツもあります。いちご、温州みかん、ブルーベリー!いちごはともかく…、うわー、夢広がるなーって感じで。
ハーブ系では私がいま育てているバジル、イタリアンパセリ、ミントをはじめ、ラベンダー、カモミール、タイム、ローズマリー、と、まあ定番ですね。草花に関しては割愛…、だって私が全然読んでないから、そのパート…(苦笑)。

あと、ベランダで何か育てたいと思っても、なにをどう選んだらいいのか迷っちゃう人向けのモデルプランの提案があるっていうのも本書のいいところでは、と思ったので軽く触れておきます。このくらいの大きさのプランターを用意したら、何月から何月ころは何を植えて、その収穫が終ったら何を植えると丁度いいよ、というようなカレンダーと連動したプランです。たしかに、ゼロからはじめるときは、そのとき植えたいものをさくっと植えればよいと思うのですが、それが終ったらどうする?的なことにはなかなか考えが追いつかないものです。とくに初心者はね。
私は野菜はいまのところラディッシュしかしてないので、あまりそこは参考にはしていませんが。

とりあえずこんなところでしょうか。

そろそろ…

2009年6月27日 空中庭園
そろそろ…
収穫できるかな~?もう数日かなあ。

それにしても地上部のほうが育ち過ぎです。あと、思ったより時間が掛かったな。えっと、蒔いてから40日以上は経ってます。でも2巡目で蒔いたやつのが成長が早いようだから、気温とか日照とか、そういう要因なのかなあ。

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