耳マフ?

2003年1月25日
朝、BSで、CNNを原音声に日本語の同時通訳がかぶさってるやつ…を、寝ぼけながら聞いていたら、どこかの寒いところで街ゆく人にインタビューしてたらしき場面だったんですが、「寒いので耳マフは手放せませんね」とかいう感じのコメントが聞こえてきて、耳マフ?って言うの?イヤーマフじゃなく?――ヤフーで検索をかけてみましたらば、通販サイトとかではやっぱりイヤーマフなんだけど、個人のサイトや掲示板なんかで耳マフって結構多用されているらしく、ヒット数も多かったです。ほおー、そうだったんだー。私はまた、通訳の人がつい半端に訳しちゃったのかと思って。
でも、そういう外国のニュースの同時通訳って聞いてるとなかなか面白い。アナウンサーのセリフだけじゃなくて、街の人のインタビューに対するコメントも「なるほどーそうだったんですかー」とか「ええーそれは高いよ!」とか、あの流れのなかではあんまりセリフっぽくも言いづらいのかも知れませんが、棒読みっぽさにくすっと笑いそうになってしまいます。とくに、スポーツ関係なんかでは、サポーターはめちゃめちゃアツくなってるのに、通訳の人ったらすごくクールなんだもん。

追記。
『千と千尋の神隠し』はビデオに撮っておいて今日見ました。CMカット設定にしといたはずなのにうまくいってなかったです…。でも『デビルメイクライ』と『マトリックス』のCMが入っていたから、かえって良かったかも。ああ、アクションがうつくしい…(ため息)。『千と千尋〜』の感想は、というと…ええっと、まあ、普通…かな、っていうか、実はゆうべ深夜映画で『南京の基督(なんきんのキリスト)』をやっていたので、『千と千尋〜』のあとに続けて録画したのを、何となく惰性で(…)続けて見てしまい、後者の印象で上書きされてしまった…という感じ。実は、『南京の基督』は、何年か前に一度、字幕だったからBSかなあ、TVでやっていて、ちょうど最後だけ見た記憶があって、でもって、それがずっと忘れられずにいた作品です。原作は芥川龍之介で、日本人の小説家と、南京の少女との恋愛を描いた映画で、日本人の小説家がレオン・カーフェイ、中国人の少女が富田靖子。(ちょうど逆を演じてるんですね)。今回は吹き替え版を放送してたんですが、その昔見たときに、富田靖子演じる娘の名が「金花」というんですが、それを「ガンファ」とよんでいたのが染み付いていたので、字幕版の、中国語で聞きたかった…。(吹き替えでは「きんか」でした)。最後、「金花。――金花?…金花。金花!金花!!」ていうところがあって(すいませんこれってネタバレる?)この場面がね、忘れられず。どうにも忘れられず。狂おしく、激しく、切なく、そして哀しい恋の物語、かな。恋愛映画はあまり見ないけど、こういうの、案外嫌いじゃないみたい。…っていうか、どうしても『愛人(ラ・マン)』を思い出しちゃうね。レオン・カーフェイって、この映画でも、いけない恋に溺れる若旦那みたいな役なんで、私の中ではそのイメージで固まってしまいましたよ…。そういえば私、『愛人(ラ・マン)』も、どういう勢いでか、DVDを買ってしまって持っているので、嫌いじゃないどころじゃないんじゃん、と自己ツッコミしてしまうのでありました…。おそまつさま…。

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