テニス

日本人女子選手がけっこう活躍してますね！


時々、風呂に浸かりながら適当にぱらぱらと以前読んだ本などを読んだり眺めたりめくったりします。今日ちょっとふと、思ったことが。
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『夢・出逢い・魔性』（森博嗣/講談社）より

　高野真紀は店の奥に視線を向ける。そこにあるものを見ようとしているのではなさそうだった。言おうか言うまいかを迷っている、そんな挙動である。
　保呂草は新しい煙草に火をつけて、黙って待った。
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この場合、保呂草がそうしたのは、たぶん、有益な情報を得ようとする打算的な動機によってであろう、と思う。とはいえ、相手のそういう気配を察知して、こういった行動が取れるっていうのは、小技がきいているって気がする。っていうか、ふだん自分は結局、相手が何か言おうとしているかも知れないのに、気付かずに待てずにいてしまっているんではないか、なんてちょっと思ったものだから。
あと、映画『RONIN』の中でも、ロバート・デ・ニーロが、「待つことも『待つ』という行動をおこすことさ」とかなんとか言っていたな、と。