関東甲信地方が梅雨明け、という記事を見て、そう思いました。関東甲信"越"地方、と言えば新潟が含まれるわけですが("越"は越後の"越")。北陸にされることもあるし、県北は半分山形県がかぶさってる形なので、言葉は東北弁に近かったりするし、ファジィな地方だ…。
梅雨明け自体は、天気の雰囲気から言って北陸と一緒だったみたい。

今日はここの日記にスムーズにアクセスできました。りょうさんどうもありがとうございました&どうもおじゃまいたしました。教えてくださった方法もこんど試してみますね。
闇クーラーは今はわたくしが人間センサー(笑)となって稼動させております。どっかに訊けばなんとななるとは思うんですけどね、なんせ面倒くさがりでこの人は。(この人って自分じゃねーか)。

アクターズ・スタジオ・インタビューについてふたたび。
ヒュー・グラントの回は、申し訳ないながらなんかちょっとほかのことをしつつ見ていたと思うんですが、それにしても会場が笑い死んでしまうんじゃ?というほど激しく笑っていた気配が聞こえたので、なになにどしたの?とかいう感じで見てたのでした。
「次こそは」の答えに関しては、やっぱ私はそういうのって好きだなと。このあいだ見た『エトワール』でバレエダンサーたちが言っていたことと同じような感じ。彼らも、「自分の舞台での出来に100%満足できたことなんてないし、常に欲求不満にさいなまれる」「自分の体に満足しているダンサーなんて、いないはずよ」それなのに舞台に向かってしまう、それなのにレッスンをやめられない。舞台は麻薬のようなものだ、みたいなことを、確か言っていたと思います。
こういう一種の自己否定って、要するに向上心のあらわれだと思います。しかももっとも向上力の強いやつ。プロだ。と思います。だからただの自己否定とはちょっと違う。と思います。ひくつになって挑戦する前から諦めちゃうような(オレはだめなヤツだからそんなことは出来ない、みたいな)そういう自己否定とは違うよね。
向上心のあらわれであっても、あんまりにも自己否定が強いと自分を傷つけ過ぎてしまうから、時には自分を認めてあげるとかもありだと思うし、それは人それぞれであっていいと思うのね。自分が壊れない程度に。また、自分はプロで常に最高の仕事をキープしている、という自負もそれはそれで格好いいと思う。けど、なんつーか、自分に満足したら(向上が止まるから)終わりだ、みたいなののほうに、私はよりカッコ良さを感じているみたいだ、と思ったのでした。なんかけっこう脱線してるかも。

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とりとめなく追記。

『きみは不埒なエゴイスト』春原いずみ/角川ルビー文庫
このシリーズずっと読んでるのに新刊ノーマークでした…。すいません。出るってことは知っていたのに。
医者ものボーイズラブなんですけど、相変わらずこのシリーズは、消化器内科・外科関係のお勉強になって助かります。(さすがに現役の医療従事者さんが書いていらっしゃる)(春原さんは二足のわらじ作家さんで、診療放射線技師さんだそうです)。ハナシも好きだし、一石二鳥です。
ところで、お勉強になって「助かる」というところ、ミソっす。お得、とか、ためになる、という表現とのニュアンスの違い、おわかりでしょうか…(^^;)。薬剤師って薬学部で習って来たことだけでは全然、まったく、なーんにも、臨床でやっていくにあたって、足りません。だいたい、大学で教えてる先生たちのほとんどが臨床経験ゼロなんですぜ?そのくせして臨床云々…ていう色合いがこの頃、医療ミスが深刻化しているのを受けてなのか、濃くなって来てる気がします。けどなー。一部では、現在の薬学教育を批判して「航空力学だけ教えて飛行訓練をしないパイロット養成所のようなものだ」とか言われているんですよ。ていうか、事実だし。それ。(…)。そんな体質がかわんない限り、薬学部を4年制から6年制にしたところで、変に思い上がった新卒が増えるだけ…ていうか今の新卒の思い上がりっぷりにさえ手を焼いてるっつーのに。ウチの同僚T女史に「6年制にしたからって医療ミスが減るとは限らないですよ」とビシィッと言われるわけだ。
…いかん、医者ものボーイズラブの話からなぜこんな…。

もうちょっと続けます。この前、薬局内での勉強会のあと質疑応答(?)が雑談化した時のこと。薬局長が、じゃあ、皆はなんで薬剤師になったの?みたいなことを言い出し、「ぶっちゃけ、食いっぱぐれがないからなったっつーヒト手ェあげて〜」と言ったら、半分くらいの人が手を挙げました。しかもすごい反応速度なの。私も手を挙げた。ほかにも理由はあるんだけど、食いっぱぐれがないっていうのも、確かに理由のひとつだし、それは実際、重要なことだし。んーなカッコつけたってねえ。…そういうようなことを、手を挙げた人たちは多分、一瞬にして共感を持ったんだと思う。皆で顔を見合わせて爆笑した。ところが残りの人たちはなんか淡白で、きょとん、としてるの。対比が面白かった。けど、こんなふうに分かれちゃうとはなあ…。そのあと、じゃあ、ほかの理由は?みたいな話になり(この先微妙に重要)、「理科系科目が得意だったから」にも手が挙がり、「理科系が得意っていうか、国語が苦手だったから」っていうのもあり、国語が苦手、のなかにはさらにコミュニケーションが苦手、もっと言うと人と触れ合うのが苦手、っていうのも入ってきてて、ちょっとそれは頭が痛い、と思った。うちらのような臨床の薬剤師は自分の知識を医師に看護師に、それからもっとも大切なのは患者さんに、伝えるためのコミュニケーション力っていうのは必要不可欠で、今後はその重さが増すことはあっても逆はありませんぜ。しかしまあ、不得意科目を消去法で進路を選んでくると、意外に薬剤師にはコミュニケーションの苦手なヒトが多くなるっていうことが、このときはっきりわかっちゃった、ていう出来事でした。

なんか、しなくていい話をしちゃったような。

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