沈黙の臓器
2004年2月14日某グレイプバインのツアータイトルでもあるらしいですが(笑)(わかる人だけ笑って下さい)、肝臓のことです。
すこし前から、ちょっとずつ、消化器内科の患者さんにも、ちょっとずつ、薬剤管理指導の導入が、ちょっとずつ、入り始めました。
今週はふたりの患者さんにお会いしてお話をさせていただきましたが、たまたまおふたりとも、肝硬変の患者さんでした。進行具合はだいぶ違いますが。最初のふたりが続けて、似たような…、70代女性で、肝硬変の原因は不明、性格は温厚、病識もあり理解度はよく、水分制限や食事制限など(これけっこう厳しいのよ)の治療にも積極的な姿勢で取り組んでいる…、素晴らしい人たち…。でした。なんていうのかな、この人たちは、病気をまったく怖がっていない訳ではないし、治療もまったく嫌だと思っていない訳でもないんだけれども、拒否しないで、上手に病気と付き合っていこうとしてる、っていう、感じなのかな。こちらにアドヴァイスは求めてくるけれども、思うような答えが得られなくても、文句は言わないで、じゃあ自分で考えようっていう…感じ?なんていうの、強いて言うなら自立心があるって言うのかな。そんなふうに感じたときは、私の能力でできうる限りのサポートをしてあげたい、と思います。逆に、依存心丸出しっていうのかな、あなたがどうにかしてくれないから、私の病気が治らないんじゃないの、みたいな姿勢の人には、知りません、と言って突き放したくなります。正直なところね。本当は、「あなたの病気を治すのは、あなた自身なんですよ。私たちができるのは、そのお手伝いだけです」と、いうことを、丁寧に、その人が納得できるように、伝えていかなければなりませんね。
話が逸れました。今日、お会いした患者さんのほうは、病状がかなり進行しているため、水分制限が厳しく、1日500mLまでです。ところが、粉薬を飲まなければいけなくて、これが口の周りにくっついたり、口の中に残ったり、そういうのを洗い流すために水を余計に飲んでしまうと、500mLの制限を守るのが難しくなってくる、という相談を受けました。こういう場合、錠剤に変更がきくものであればそれも一手ですが、オブラートを使うっていうのも、実はすごくいいんですよ。しかも最近はぺらぺらのじゃなくて、すでに袋状になってるオブラートとかあって、包むのも楽になってたりするの。
http://www.oblate.co.jp/index2.html
あと、オブラートに包んだ薬を、そのまま口に入れるって思ってる人も多いようなんですが(実際私も、薬剤師になるまでそうでした。子供の頃、親にそうやって飲まされたから)、そうすると、オブラートが口の中にくっついちゃいますよね。却って飲みにくい。
実は、正しくは、口の中に水を含んでから、オブラートを飲みます。または、オブラートをちょっとだけコップの水に浸してから飲む、などなど、水を利用することで、つるん、と飲めるようになる。オブラートって実はそういうものだったんです。
この患者さんの場合も、オブラートを利用したほうが、粉薬をそのまま飲むよりも、一緒に飲む水を少なくできそうじゃないか、ということで試してみる、とおっしゃってくださいました。
すこし前から、ちょっとずつ、消化器内科の患者さんにも、ちょっとずつ、薬剤管理指導の導入が、ちょっとずつ、入り始めました。
今週はふたりの患者さんにお会いしてお話をさせていただきましたが、たまたまおふたりとも、肝硬変の患者さんでした。進行具合はだいぶ違いますが。最初のふたりが続けて、似たような…、70代女性で、肝硬変の原因は不明、性格は温厚、病識もあり理解度はよく、水分制限や食事制限など(これけっこう厳しいのよ)の治療にも積極的な姿勢で取り組んでいる…、素晴らしい人たち…。でした。なんていうのかな、この人たちは、病気をまったく怖がっていない訳ではないし、治療もまったく嫌だと思っていない訳でもないんだけれども、拒否しないで、上手に病気と付き合っていこうとしてる、っていう、感じなのかな。こちらにアドヴァイスは求めてくるけれども、思うような答えが得られなくても、文句は言わないで、じゃあ自分で考えようっていう…感じ?なんていうの、強いて言うなら自立心があるって言うのかな。そんなふうに感じたときは、私の能力でできうる限りのサポートをしてあげたい、と思います。逆に、依存心丸出しっていうのかな、あなたがどうにかしてくれないから、私の病気が治らないんじゃないの、みたいな姿勢の人には、知りません、と言って突き放したくなります。正直なところね。本当は、「あなたの病気を治すのは、あなた自身なんですよ。私たちができるのは、そのお手伝いだけです」と、いうことを、丁寧に、その人が納得できるように、伝えていかなければなりませんね。
話が逸れました。今日、お会いした患者さんのほうは、病状がかなり進行しているため、水分制限が厳しく、1日500mLまでです。ところが、粉薬を飲まなければいけなくて、これが口の周りにくっついたり、口の中に残ったり、そういうのを洗い流すために水を余計に飲んでしまうと、500mLの制限を守るのが難しくなってくる、という相談を受けました。こういう場合、錠剤に変更がきくものであればそれも一手ですが、オブラートを使うっていうのも、実はすごくいいんですよ。しかも最近はぺらぺらのじゃなくて、すでに袋状になってるオブラートとかあって、包むのも楽になってたりするの。
http://www.oblate.co.jp/index2.html
あと、オブラートに包んだ薬を、そのまま口に入れるって思ってる人も多いようなんですが(実際私も、薬剤師になるまでそうでした。子供の頃、親にそうやって飲まされたから)、そうすると、オブラートが口の中にくっついちゃいますよね。却って飲みにくい。
実は、正しくは、口の中に水を含んでから、オブラートを飲みます。または、オブラートをちょっとだけコップの水に浸してから飲む、などなど、水を利用することで、つるん、と飲めるようになる。オブラートって実はそういうものだったんです。
この患者さんの場合も、オブラートを利用したほうが、粉薬をそのまま飲むよりも、一緒に飲む水を少なくできそうじゃないか、ということで試してみる、とおっしゃってくださいました。
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