花よりも花の如く 2 (2)
2004年5月3日 読書
ISBN:4592174429 コミック 成田 美名子 白泉社 2004/05/01 ¥410
やはり面白いです。
和風っていいなと思わせられます。
雑誌掲載時もだいたい見ているのですが。
でもほんとうに凄いと思うのは、こういうプロ作家さんの取材力ですね。スタート時にほとんど能を知らない状態だったとはとても思えない…。(←そのへんの苦労が巻末のおまけまんがに描かれています)。成田さんて、どの作品読んでもその世界(ていうか業界?)に棲んでいる人みたい、って思う。
これ、書いている現時点では表紙画像が出なくて残念ですが、もしかして何日かすると出るようになるのでは?という期待大。
作中、憲人が平家物語を読みながら、「昔の人ってさ、なんでこう頑なに名乗らないんだろ」と言う場面がありました。そこを読んで私も、理由ははっきりとはわからないまでも、そっか、昔ってそういう作法(?)があったんだな、だから「名乗るほどの者ではございません」っていう言い回しが存在してる訳か、と、こう、なんか、ぽんとひざ打つような感覚が湧きました。現代では名乗らない人は怪しさ倍増だし…。薬局に電話を掛けてくる人で名乗らない人はほとんどそうだ…。なんたらいう薬品がネットで手に入るって聞いたけど本当か、とか、そんなこと知る訳ないだろ!知ってたって教えられません!!っていうような電話受けたことがあって怖かった。必死で闘ったさ…。←と、いうことを同僚に話したら「あ、あたしもその電話受けた!」「あたしも!」という人続出!同じ内容の電話を何度も掛けてるんだな?!ということがわかって更に背筋が寒くなった思い出が、それほど昔のことではないあたりがまた怖い…。
それからあと、『海馬が耳から駆けてゆく』の、菅野さんの高校時代のエピソードの中で、菅野さんのクラスメートの人が、自分の靴を黙って借りるヤツがいるらしいからってことで下駄箱に「何者だ名を名乗れ」と書いて入れたら「名乗るほどの者ではない」って返事を返されたエピソードを思い出したりしました。
小さなひとコマから拡がるイマジネーション。
でした。
(…そうか?)
後半が全然『花よりも花の如く』に関係がなくて済みません。
やはり面白いです。
和風っていいなと思わせられます。
雑誌掲載時もだいたい見ているのですが。
でもほんとうに凄いと思うのは、こういうプロ作家さんの取材力ですね。スタート時にほとんど能を知らない状態だったとはとても思えない…。(←そのへんの苦労が巻末のおまけまんがに描かれています)。成田さんて、どの作品読んでもその世界(ていうか業界?)に棲んでいる人みたい、って思う。
これ、書いている現時点では表紙画像が出なくて残念ですが、もしかして何日かすると出るようになるのでは?という期待大。
作中、憲人が平家物語を読みながら、「昔の人ってさ、なんでこう頑なに名乗らないんだろ」と言う場面がありました。そこを読んで私も、理由ははっきりとはわからないまでも、そっか、昔ってそういう作法(?)があったんだな、だから「名乗るほどの者ではございません」っていう言い回しが存在してる訳か、と、こう、なんか、ぽんとひざ打つような感覚が湧きました。現代では名乗らない人は怪しさ倍増だし…。薬局に電話を掛けてくる人で名乗らない人はほとんどそうだ…。なんたらいう薬品がネットで手に入るって聞いたけど本当か、とか、そんなこと知る訳ないだろ!知ってたって教えられません!!っていうような電話受けたことがあって怖かった。必死で闘ったさ…。←と、いうことを同僚に話したら「あ、あたしもその電話受けた!」「あたしも!」という人続出!同じ内容の電話を何度も掛けてるんだな?!ということがわかって更に背筋が寒くなった思い出が、それほど昔のことではないあたりがまた怖い…。
それからあと、『海馬が耳から駆けてゆく』の、菅野さんの高校時代のエピソードの中で、菅野さんのクラスメートの人が、自分の靴を黙って借りるヤツがいるらしいからってことで下駄箱に「何者だ名を名乗れ」と書いて入れたら「名乗るほどの者ではない」って返事を返されたエピソードを思い出したりしました。
小さなひとコマから拡がるイマジネーション。
でした。
(…そうか?)
後半が全然『花よりも花の如く』に関係がなくて済みません。
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