おとといのスタッフルームでの会話

いや、ホントは、そんな格好良いネーミングの似合う部屋ではないんですが。

1、2ヶ月前に新車を購入したばかりのF嬢が、その新車を電柱にぶつけてしまい、新車も本人もたいへんにへこんでいた。また、彼女は平井堅をこよなく愛する、純で一途な彼のファンでもある。
そんな彼女を慰めようとしてA嬢が、
「今日平井堅買って帰りなよ」
F嬢と、私も含めてその場にいた数名が思わず沈黙してしまい妙な間が。
「ほら、新譜出たじゃん」
「あ、なんだ」
「そういうことか」
皆、彼そのものを買うという意味にとってしまったらしく（いったいどうやって？というのは別として）、それが妙な間を生んでしまったのだ。
みんな、ヨゴレね。
ちなみにF嬢は、即座に車屋さんに持って行くべきっていう程度のダメージが初めてであり、また、とても可愛がっていた新車へのキズでもあったため、ヘコみようが並ではなく、軽くパニックにもなっていたため、みんなで説得してその日は早退させました。
「どうすればいいのどうすればいいの!?」というF嬢に対し、
「まずはその車を買った車屋に行くか来て貰うかして直接見て貰いな」
「そうじゃないと見積もりわかんないしね」
「へこんだのどこ？ドア？一枚だけ？二枚にわたってる？」
「キズってどのくらい？塗装どんくらいハゲてる？」
「板金＋塗装なら、トータル14〜15万だね、ドア一枚交換なら…んーどんくらいだろうねえ」
「まあ、メジャーな車種だし、交換でも部品あるでしょう」
「まあそういうのも結局、車屋さんに見て貰わないことには話進まないよ」
「とりあえず電話で連絡とるといいよ」
ちなみにこれは全部女性のセリフ。まあ、運転してる人、多いですからね。田舎だからかな。
…さらに、F嬢を励まそうとして、
「だーいじょうぶだって。電柱は折れたり倒れたりしてないんでしょう？あたしなんか、雪の田んぼに落っこちて逆さまになったことあるんだからね。雪の時期だったから良かったものの、これが収穫前だったりしてごらん？もしオイルとか漏れたりしちゃって、田んぼ一枚ダメにしちゃったりなんかしたら、いったい幾らになるか…！しかもそれで家に電話した時、父親が出てさ、『おい母さん、H子が田んぼに落ちたってよ！アッハッハ！』て言ってるのが聞こえて、ただでさえショックだったのにすごいダメージだったんだから！」
「そうそう、車を運転し続ける限り、いつかはぶつかるものなのよ。あたしなんか、事故って廃車にしちゃったとき、半年以上立ち直れなかったもん。大丈夫大丈夫、あなたのはまだ軽いよ」
などなど、凄い話がいろいろと飛び出して、ヘンな盛り上がりをみせたのでありました…。