コーヒー

2004年12月14日
そうそのコーヒー。おいしいんだけど、やっぱりてきめんに皮膚に悪いですね(苦笑)。実は私は慢性湿疹に長年悩まされていて、最近ちょっと良くなってきていたのが、どうもコーヒーを飲んだ後からカサカサ+赤みが増してるようです。もちろん痒みも。
ちなみに私が最近使っているのは漢方薬です。なのですが、漢方薬の中でも皮膚炎に使える処方っていうのがざっと6〜7種類はあって、そのうちのどれが自分に合うのか、という見極めがいちばん難しい。漢方薬はすべてそうですね。使ってみたけど効かない、というときはその見極めが間違っているのです。漢方の難しさはそれにつきる、と私は思っているのですけど。なので、絞り込んで優先順位を決めて、ひとつ使ってみてだめなら変える、効いたらそれを続けるという治療的診断みたいなことをちょっとやりました。お金がかかるしものによっては手に入りにくいしこれは大変です(なので多少職権を濫用しました…)。
ところで、そのために色々と調べている過程で、漢方専門医が自身で経験した症例を紹介しているサイトに辿り着いたのですが、そこで興味深い情報を得ました。皮膚炎の悪化と甘いものの摂取の関連性です。そのドクターは、必ず患者に甘いものの嗜好を問診するのですが、慢性(数年〜十数年あるいはそれ以上)の湿疹患者は全例が甘党なのです。そこで、漢方薬プラス、甘味を控えるよう指導する。そうすると著明に改善していくんですよ。で、良好な経過を辿っている途中で症状の悪化をみたときには甘いものを摂取したかどうかを聞くと、やっぱり摂ってるみたいなんですね。ある症例では、秋になると必ず悪化するので、よくよく話を聞くと非常な栗好きであるということがわかった。そこで栗の摂取を控えるよう指示したら、この上栗までやめろっつーのかよ!みたいな感じで患者さんと喧嘩別れ(…)になったそうで、それきりその患者さんに会っていないから治癒したかどうかわからないというお話まで載ってました。ハハハ…。私も甘味断ちは無理だよ〜。そのストレスで余計に悪化しちゃいそうだよ!ちなみに、ここでいう"甘味"には果物も含まれます。糖分を含むものすべて、ってことで、それで栗まで入るんですよね。あなどれんな、甘味。

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