じつは最近になって(ようやく)宅配DVDレンタルのTSUTAYA DISCASを始めました。いくつか、印象に残った作品にコメントしてみたいと思います。
ネタバレ含む
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『ロード・オブ・ザ・リング』三部作
今頃ようやく見ました。残念ながら、個人的にあんまり好きではないです。ごめん。私は、運命に翻弄されながらも意志の力でそれに打ち勝つ、みたいなストーリーが見たかった。(私にはそういう風には見えなかった。最後の最後で。)それとも、世の中っつうものは、時として偶然や因縁に逆らえないで物事が押し流されちゃうものなんだよね、っていう話なのかな。
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『キング・アーサー』
突っ込みどころ満載。
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『エリザベス』
『ロード〜』でケイト・ブランシェットが出てくるのを見てこの作品を思い出しました。このパッケージ写真が好きなので、本日の日記タイトルに挙げました。また、公開当初のキャッチコピー「愛を脱いで、王冠を着る」が非常に印象的でもあった。
何年か前に、初めて本作を見たときは、話が難しくてよく理解できなかったので、全然この映画の良さがわかんなかった。今回はかなりよくわかった。つもり。"結婚"というものの政治的な意味の大きさが多少わかるようになったから。
若くして独身のまま王位についてしまったエリザベス1世。しかも政治的な背景は非常に不安定。彼女の身の安全と、国家の安定をはかるためには急いで結婚したほうがいい、という状況。なんでかっつーと、独身のままだと、彼女一人を暗殺するだけで簡単に王位が手に入るとかいうカンジの人が沢山いるわけ。またそれとは逆に、暗殺しちゃうんじゃなくて、自分のとこと結婚させて英国を有利に操ろうっていう方向にも利用することができる。というように、独身の女王っていうのはとってもリスキーなのだ。そんなわけで、暗殺されそうになって怖い思いをしたり、強引に結婚を迫ってくる諸外国に嫌な思いをしたりしているうちに、「このままじゃ自分はいつまでも安全にならない」「英国も安定しない」「こんなふうに結婚しても自分の幸せは得られない」「英国も他国から自立できない」…と、いうような感じになってきて、彼女自身と英国とがだんだん一体化していく過程が面白い。唸るね。そして、ラスト「I am married...to England.(私は英国と結婚しました)」に、ほほ〜!なるほどねえ!と、なる映画でした。なんかね、「to England」の前の溜めがまたいい感じで、エリザベスを演じたケイト・ブランシェットがとてもよい映画です。
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『ジャンヌ・ダルク』
かの有名なフランスの伝説の聖女。戦の先頭に立って、フランスを解放に導いたにも関らず魔女として火あぶりにされてしまったジャンヌ・ダルクのお話。のリュック・ベッソン版。
最後の数分を見るまでは、「こりゃダメだね」と思っていた。ヒステリックにわめき散らすだけの、ただ攻撃的なだけのジャンヌは全然カリスマティックに見えない。なのになんでみんな彼女に従うわけ?おかしいじゃん。カリスマを感じているから従った、慕った、人気があった、という描写はなし。かといって、カリスマを感じてないけど、こういう理由で従った、というのもなし。
ところが、ラスト数分が私のツボに入った。告解を求め、赦しを得、そして天に返って行く、というのを描いているんだと思うんだけど、その解釈が私の気に入る解釈だった。…でも、それって、いいのかな?という疑問も残る。
でも、ほんとそこだけで、全体としてはやっぱりいただけない。本当のところ、ジャンヌ・ダルクってどんな子なの?と、ほかの伝記とかを見てみたくなった。
ネタバレ含む
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『ロード・オブ・ザ・リング』三部作
今頃ようやく見ました。残念ながら、個人的にあんまり好きではないです。ごめん。私は、運命に翻弄されながらも意志の力でそれに打ち勝つ、みたいなストーリーが見たかった。(私にはそういう風には見えなかった。最後の最後で。)それとも、世の中っつうものは、時として偶然や因縁に逆らえないで物事が押し流されちゃうものなんだよね、っていう話なのかな。
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『キング・アーサー』
突っ込みどころ満載。
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『エリザベス』
『ロード〜』でケイト・ブランシェットが出てくるのを見てこの作品を思い出しました。このパッケージ写真が好きなので、本日の日記タイトルに挙げました。また、公開当初のキャッチコピー「愛を脱いで、王冠を着る」が非常に印象的でもあった。
何年か前に、初めて本作を見たときは、話が難しくてよく理解できなかったので、全然この映画の良さがわかんなかった。今回はかなりよくわかった。つもり。"結婚"というものの政治的な意味の大きさが多少わかるようになったから。
若くして独身のまま王位についてしまったエリザベス1世。しかも政治的な背景は非常に不安定。彼女の身の安全と、国家の安定をはかるためには急いで結婚したほうがいい、という状況。なんでかっつーと、独身のままだと、彼女一人を暗殺するだけで簡単に王位が手に入るとかいうカンジの人が沢山いるわけ。またそれとは逆に、暗殺しちゃうんじゃなくて、自分のとこと結婚させて英国を有利に操ろうっていう方向にも利用することができる。というように、独身の女王っていうのはとってもリスキーなのだ。そんなわけで、暗殺されそうになって怖い思いをしたり、強引に結婚を迫ってくる諸外国に嫌な思いをしたりしているうちに、「このままじゃ自分はいつまでも安全にならない」「英国も安定しない」「こんなふうに結婚しても自分の幸せは得られない」「英国も他国から自立できない」…と、いうような感じになってきて、彼女自身と英国とがだんだん一体化していく過程が面白い。唸るね。そして、ラスト「I am married...to England.(私は英国と結婚しました)」に、ほほ〜!なるほどねえ!と、なる映画でした。なんかね、「to England」の前の溜めがまたいい感じで、エリザベスを演じたケイト・ブランシェットがとてもよい映画です。
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『ジャンヌ・ダルク』
かの有名なフランスの伝説の聖女。戦の先頭に立って、フランスを解放に導いたにも関らず魔女として火あぶりにされてしまったジャンヌ・ダルクのお話。のリュック・ベッソン版。
最後の数分を見るまでは、「こりゃダメだね」と思っていた。ヒステリックにわめき散らすだけの、ただ攻撃的なだけのジャンヌは全然カリスマティックに見えない。なのになんでみんな彼女に従うわけ?おかしいじゃん。カリスマを感じているから従った、慕った、人気があった、という描写はなし。かといって、カリスマを感じてないけど、こういう理由で従った、というのもなし。
ところが、ラスト数分が私のツボに入った。告解を求め、赦しを得、そして天に返って行く、というのを描いているんだと思うんだけど、その解釈が私の気に入る解釈だった。…でも、それって、いいのかな?という疑問も残る。
でも、ほんとそこだけで、全体としてはやっぱりいただけない。本当のところ、ジャンヌ・ダルクってどんな子なの?と、ほかの伝記とかを見てみたくなった。
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