キラキラなアレの感想2
2007年7月8日 読書2007年6月19日『エロほんv』と同時発売!!キラキラ表紙が目印!業界騒然!! ボーイズノベルの最強作家陣ここに集まる!小説b-Boyで初登場以降、ありえないほどの人気エッチ企画が、新作書き下ろし6本を加えてアンソロジー化★ 空前絶後のエッチを見よ!早くも息切れ気味(苦笑)。
ラインナップ
英田サキ、あさぎり夕、あすま理彩、斑鳩サハラ、和泉 桂、榎田尤利、鬼塚ツヤコ、木原音瀬、南原 兼、水戸 泉、水上ルイ、山藍紫姫子、雪代鞠絵
どうですか、あなたも書きませんか(笑)。
さて、前口上は端折りまして…。
私的星評価、星は最大3ツとします。少ないほど萎えー、多いほど萌えーです。
ネ タ バ レ 注 意
■「蜜月メイド」作:水戸泉 扉絵:しょうおとあや
えっと…、ごめん、ダメだった。多分初めて読む作家さん。でも著作は多いし、最近の作家さんて訳では、全然ないよね?その割には、〜で〜だった、〜が〜した、っつー文体ばっかりで、感想を書こうと思ってやや焦り気味な私は殆どをすっ飛ばして読んでしまった。大変失礼なことをしたと思うが、ちょっとやっぱ無理かなって。(済みません)。一応どういう経緯でそんなあばばなことになってるのかは把握したつもり。でも萎え萎えで萌えられなかった。ホントすいませんこんな感想で。
星は1ツないかもね。
■「鈍色の華」作:木原音瀬 扉絵:鈴木ツタ
これ、鈴木ツタさんの扉絵が本当にそのままの内容だ。そう思った。そしてなにげに初木原作品。(または木原作品と意識して読む初めての作品)。普段皆さんのレビューを見て恐れおののいていたことがわが身に!(笑)。そして本作のエロは、残念なことに愛が感じられず、星評価としては低い結果となった。オヤジ受は嫌いじゃないが、なぜか先方の好みにヒットしたということで社長から取引先への性的な接待を強要される、しかも複数プレイというシチュエーションは好みじゃないな…。あと、実はこの辺で気付いたことなのだが、いつのまにか最後にどんなオチがあるか、どんなどんでん返しがあるか、ということを期待して読むようになってしまっていたのである。ていうか、短編の醍醐味ってそこでいいよね?最後にあの社長が何かやってくれるんじゃないか、外国人のどっちかが抜け駆けしないか、豹変しないかと期待していたが、豹変したのは受のオヤジだった…!でも萌えない。この変わり方は萌えない。ゴメン。木原作品にはいずれまた時期と作品を選んで再挑戦したいと思う。いつも皆さんの評価が高いので。しかし本作の星は控えめ。
星1ツ。
■「隷従の檻」作:和泉桂 扉絵:稲荷家房之介
最初から最後までエロシーンが描写されている。その割にはエロい!って感じがしない。やはりエロにはエロを引き立たせるためのエロ以外の描写が必要なのだと思った。アラブもので、政権転覆後の王子がかつて自分が所有していた奴隷と立場が逆転し、陵辱されるという話。かつて奴隷だった攻は、決して復讐心から受の王子を陵辱しているのではないっていうところに愛はあるのね、と思えば多少萌えなくもないが、時代背景とか、革命なりなんなりの周辺状況がもう少しわかったほうがエロに何らかの必然性が添えられたかも知れないし、逆に必然性がなさそうに見えたら攻の執着心が引き立つかも知れない。なんというかピリッとしない。萎えなかったけど萌えもそんななかった。そうそう、扉絵がなかなかソソる出来でちょっと期待していたのだったけど、その期待も満たされなかったな。
星は1ツ半。
■「クリスタル」作:榎田尤利 扉絵:中村明日美子
短編のお手本のような作品じゃないか?初っ端からスリリングな滑り出し、緊張感は途切れることなく高まり、登りつめたところでどーん!とひっくり返してくれる。しかも「えー!?」じゃなくて「こう来たか!」っていう返し方なんだよね、巧いな!さすが!しかしエロとじを名乗るにはエロが不足気味な印象がある。でもやっぱ巧い。大どんでん返しのほかにも2つほど小さな伏線の転覆があって「ああ、なるほど!」と思わせられた。あと昔、萌えバトンで自分が、「萌え場所を答えよ(海とか山とかその二人がここにいると最高にいいっての)」に対して「エレベーターとか、車の中とか、外界から遮断された狭い空間。そこに入るのが、まだ信頼関係が確立されていない二人のほうが、より良い」とも回答しているし、舞台がエレベーター内という本作はエロ少なめでも萌えた分、星加算。
星3ツ。でも辛うじて3ツに届いた感じ。
またここでいったん、中締め。続きは別立てで。
ついでにちょっと休憩時間、取りますから…。
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