これと、あと、
『セミ・シングル』
ISBN:4835210247 コミック 鳥人ヒロミ ビブロス 2000/03
で、ネタバレるかもです。
『セミ・シングル』のほうはシリーズの中の1冊ですね。『激しい雨』は他作品のスピンオフなのかな。でもこれだけでも読めると思ういます。でも入手困難ですけどね…。そんな作品レビューしちゃって済みません。
悲恋、っていう話をしたらつい思い出しちゃって。悲恋っていうのとはちょっと違うとは思うけど、読んですげー切なかったっていうことで思い出したんですね。どっちも主役カプが1回は別れる話なんですよ。しかもその破局要因っていうのが、「なんかわかる！」っていうのなんですよねー…。価値観がどうしてもずれちゃったり、物事の優先順位が違ったりして一緒にいられなくなるっていうか。自分のことを一番に考えて欲しいのに、一番とまでは行かなくてももう少し大事にしてくれてもいいじゃないか、とか、そういうの重たいんだよ、俺だってやりたいことあるし、とか、就職のこと考えるとそういう訳にもいかないし、とか。もっと寄って見れば、この2作品は全然違うんですけど、こんな感じのふたりの人間のその時の、うーんと「すれ違い」くらいしか言葉が見つからないんですけど、その隙間がどうしても埋められずに離れていってしまうという、その切なさを読むという点では私の中では同列に並ぶ作品なんですね。私は読んで真剣に切なくなってしまってつらかったんですけど、今となってはほろ苦い思い出みたいな、忘れられない出会い（別れ？）っていうか、そんな感じでしたね。
最近ちょっとそういうの読んでない気がして、古い作品のレビューになってしまいました。っていうか私が読んでないだけだと思いますが。
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