UMD Universal Media Disc 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント 2005/10/07 ¥3,990 『グラディエーター』などの巨匠、リドリー・スコット監督が、12世紀を舞台に、十字軍とエルサレムの関係を史実に基づいて描いた壮大なアクション絵巻。主人公はフランスで鍛冶屋を営んでいた青年バリアンで、突然現れた父の誘いで十字軍遠征に参加した彼が、父の意志を継ぎ、エルサレムに平和をもたらすべく苦闘する。バリアンの騎士とし…

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以下 ネ タ バ レ 含みます。

私にはこれ、けっこう良かったです。事前に目にしていた酷評ほどではなかった。オーリの演技もあれでいいんだと思う。んな偉大なカリスマの話ではなく、ひとりの青年の真摯な働きを描いた話なんかなって思った。(それにしちゃ最後に成し遂げたことはデカいけど)。いまどきのヒーロー像らしい気もする。あんまりアツいタイプじゃなくて、飾り気がなく大人しめ、笑顔も少なめ、憂い系、ついでにちょっと流され侍系(?)、でも芯は頑固。

エルサレム王とサラセン軍指導者の存在感が見事で、こういう偉大な王がいた、指導者がいた、というのを見るのも歴史ものを見るときの醍醐味だと思っているのだが、それを存分に感じさせる。
てゆうかエルサレム王凄い。演じたエドワード・ノートンが凄いのか。

戦闘シーンの迫力が凄い。よく撮れてる。カラク城外での、サラセン軍の先鋒と主人公率いる守備隊との小規模だが激烈な戦闘シーンが凄い。
あと、終盤のエルサレム城壁での攻防戦も凄まじい。この時代の戦争に関する知識って、私の場合、『アルスラーン戦記』から主に得ているので、それに近い戦闘が描かれている本作は、比較的理解しやすかった。

全体的に、ちょうど私向きの映画だった。話の流れも、登場人物の心情もわかったような気がする。主人公だけじゃなく、エルサレム王とかそのほかのキャラクターも。

音楽もいい。キリスト教的な音楽とイスラム的な音楽とを効果的に使い分けている。

『グラディエーター』の時は、一番でかい戦闘が冒頭に来ていたので、…というか、『グラディエーター』はもうちょっと視点の違う話なんですよね。

この頃は、声萌えと字幕問題のお蔭で、日本語吹き替え+日本語字幕という組み合わせで見ることが多いです。もう一回見る気になったらオリジナル音声と字幕で見る。
オーリに声をあてていたのはやっぱり、聞いたことある、でもわかんねー!のパターンだったんですが、調べたら内田夕夜さんでした。『攻殻SSS』に出てましたね。割と好きな声です。ウィキとかで見てもあんまり出演データのってないですけど、吹き替えとか、多いのかな。

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