『Do Da Dancin’! ヴェネチア国際編 1 』
2007年9月3日 読書 コメント (2)ISBN:4420151285 コミック 槙村 さとる 創美社 2007/08/17 ¥480
サイキさんありがとう。サイキさんのお蔭でこの本に気付きました。
続きが出ない出ないと思っていたら、何ですか、ヴェネチア国際編1って(笑)。トリノの前年にいきなりフィギュアものに切り替えた!と思ってたけど、そっちはあんまりぱっとしなかったですね。同じ槇村さとるなら旧作のフィギュアもののほうが断然面白いし、いまなら小川彌生の『キス&ネバークライ』が面白い。
私はあんまり、バレエの漫画って、読んで…ないですね。槇村さとるか、あと、さいとうちほ?
なので、比較の対象をほとんど持たないのですが、私が『Do Da Dancin’!』を読んでいて、尚且ついきなりシリーズ中断されても再開を聞きつけ戻ってくるのは何故かと言うと、「古典を極めた者こそどんなダンスへも行けるのです」という愛子先生の台詞に集約されている、かも知れないとか思う訳ですよ。バレエはそんなに凄いのか、ほかの踊りでは駄目なのか、というような話が作中でも繰り返されていると思うんですけど、やっぱりバレエに戻ってくる。主人公もちょっとほかのダンスに行きかけたけどやっぱりバレエを極めたいという思いを捨てきれないでいる。
どんな先生、何の先生(例えばピアノの先生とか)でも基礎練習は厳しく言うけれど、それにはちゃんと理由がある。指が動かなきゃ何も弾けないし型ができなきゃ何も表現できないっていうことなんだよね。ただ、そういうところをパスして、気軽に楽しくやることもできるけど、指が動いたからできたとか型がキマったから表現できたっていう体験をしたときって、なんつうの、こう、爆発するような喜びが襲ってきたりしますよね。(爆発でしかも襲うのかい。凄い言葉だと思うけどそうとしか言いようがないと言うかそういう感じをわかってもらいたい…)あっ、できたァ!!っていうアレ。
そういうのを描いてくれようとしているみたいで、面白そうだ、と思うのです。
あと私この愛子先生好き!(笑)。ド厳しくてアソビがないかと思いきや実はギャンブラーでしょう?この巻じゃないけど、鯛子に「私が教えます」みたいな場面があって、そこにそれを感じます。プリマとしては年齢、身長ともに行き過ぎてる鯛子なのに「それが何か?」みたいな、厳格だけど例外を認める柔軟さもある人に見えます。私も年を取ったらこういうババア…っと失礼、女性に、なりたいですね。
サイキさんありがとう。サイキさんのお蔭でこの本に気付きました。
続きが出ない出ないと思っていたら、何ですか、ヴェネチア国際編1って(笑)。トリノの前年にいきなりフィギュアものに切り替えた!と思ってたけど、そっちはあんまりぱっとしなかったですね。同じ槇村さとるなら旧作のフィギュアもののほうが断然面白いし、いまなら小川彌生の『キス&ネバークライ』が面白い。
私はあんまり、バレエの漫画って、読んで…ないですね。槇村さとるか、あと、さいとうちほ?
なので、比較の対象をほとんど持たないのですが、私が『Do Da Dancin’!』を読んでいて、尚且ついきなりシリーズ中断されても再開を聞きつけ戻ってくるのは何故かと言うと、「古典を極めた者こそどんなダンスへも行けるのです」という愛子先生の台詞に集約されている、かも知れないとか思う訳ですよ。バレエはそんなに凄いのか、ほかの踊りでは駄目なのか、というような話が作中でも繰り返されていると思うんですけど、やっぱりバレエに戻ってくる。主人公もちょっとほかのダンスに行きかけたけどやっぱりバレエを極めたいという思いを捨てきれないでいる。
どんな先生、何の先生(例えばピアノの先生とか)でも基礎練習は厳しく言うけれど、それにはちゃんと理由がある。指が動かなきゃ何も弾けないし型ができなきゃ何も表現できないっていうことなんだよね。ただ、そういうところをパスして、気軽に楽しくやることもできるけど、指が動いたからできたとか型がキマったから表現できたっていう体験をしたときって、なんつうの、こう、爆発するような喜びが襲ってきたりしますよね。(爆発でしかも襲うのかい。凄い言葉だと思うけどそうとしか言いようがないと言うかそういう感じをわかってもらいたい…)あっ、できたァ!!っていうアレ。
そういうのを描いてくれようとしているみたいで、面白そうだ、と思うのです。
あと私この愛子先生好き!(笑)。ド厳しくてアソビがないかと思いきや実はギャンブラーでしょう?この巻じゃないけど、鯛子に「私が教えます」みたいな場面があって、そこにそれを感じます。プリマとしては年齢、身長ともに行き過ぎてる鯛子なのに「それが何か?」みたいな、厳格だけど例外を認める柔軟さもある人に見えます。私も年を取ったらこういうババア…っと失礼、女性に、なりたいですね。
コメント
お役に立てたようで、なによりです。
確かに、昔のフィギュア作品は良かったですよね!槇村さとるの。
新刊、何気なく寄った本屋さんで見つけたんですよー。それにしても「ヴェネチア国際編1」って、ほんとに何なんでしょうねぇ。やっぱり同じではダメだったのかなぁ。
バレエは基礎なんだと思ったと、タップをやってる友達も言ってました。私はバレエ以外を習ったことはないし、そんなことを語れるレベルではないので、気楽に楽しくやってますけど(^^ゞ
でも、Dさんの言ってる「喜び」は分かる気がします。一度だけ、きちんと軸がとれて2回転ができたときは、ほんとに嬉しかった。そういう感じのことですよね?
なんかやっぱ、そういう丁寧な積み重ねの大切さというか、その上でのそういう喜びっていうのをちょっと思い出した漫画だったのでした。
あと、なにげに実質的にはヴェネチア国際編はこの「1」より前から始まってる気がします。でも面白いのでOK(笑)。たぶん将来漫画文庫か何かになるときに統一されるのでは。