『ブリテン:青少年のための管弦楽入門/プロコフィエフ:ピーター…
2008年5月8日 趣味
なんと、この盤では ショーン・コネリー がナレーションをしているそうだ。
私が子供の頃聞いた盤は、CD化されてないのかもな、見つからなかった。レコード2枚組だったな。ブリテン『青少年のための管弦楽入門』、プロコフィエフ『ピーターと狼』、サン=サーンス『動物の謝肉祭』、デュカス『魔法使いの弟子』、この4作品を、老教師が授業で子供たちに教えるという設定。「静かに!しーずーかーに!コラ!席に着かんか!」みたいな感じで始まり、「この楽器のこの旋律がこの動物のこんな様子を表わしとる訳じゃな」というふうに進むレコードだった。で、4時間目のお題が『魔法使いの弟子』な訳で。師匠の魔法使いから留守番を命じられた弟子が、掃除をラクしようとして箒に魔法をかけたら、多分、止まらなくなっちゃって、それを止めようとして折ったんじゃなかったかなあ。確かそしたら今度は箒が2本になって暴れ出し、また折ったらまた増えて…っていう話だったと思うんだけど。で、どうなることかと思ったけど、最終的にはどうにか収拾がついて城は静けさを取り戻すというハナシを音楽で表した交響詩が『魔法使いの弟子』。で、この曲のラストが、静かな部分がしばらく流れたあと、 ジャジャジャジャン! と鳴って終るのですが、そこで居眠りしてたとこから目が醒めて椅子から転げ落ちるのが授業してたはずの老教師なんですよ。「べ、べつにワシは…」とか言いつつ教室を見渡すと、生徒たちは老教師が居眠りしてる隙にみんな抜け出してて誰もいない。それでも自分で自分に言い訳しつつ終業の鐘を鳴らす老教師。するとその鐘が外れて落っこちて。ガランガランと坂を転がり落ちていく鐘を「お〜い、待っちくりぃ〜〜」と老教師が追いかけていくというベタなオチつき、という楽しいレコードだった。いま思い出していても楽しい。
で、その老教師役をやっていたのが、矢田稔さんだ。
誰かって?
『風の谷のナウシカ』で、爺さん三人組が出てくるでしょう。ナウシカに「皆、私を信じて荷を捨てなさい!」と言われて、「姫さま、笑うとる…!」「助かるんじゃ〜」とあわあわする爺さんたち。あと、トルメキア軍の戦車を強奪したあと思いっ切り後退してしまい「前に行くんじゃ!」「わかっとるがな」っていうあの爺さんたち。あの中の一人が矢田さんです。この「わかっとるがな」を聞いて、あ!と思ったんですよ、あのレコードの語りと同じ人!と。…もしかして、これが私が声を気にするようになった原点?私のルーツ?これルーツバトン?考えてみたらそこまで遡れる訳?
昨日何気なくこの話題に触れた後に気付いてからひとりでびっくりしていたのですけど、それを今日の日記に書いてみました。
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『どんぐりと山ねこ』を聞いていて思ったのですが…。
この話は、主人公のところに山ねこから、「めんどな裁判しますからおいでんなさい」というはがきが来て、まあ主人公は喜んで出掛けて行く訳ですが、辿り着いてみるとどんぐりたちがどんなどんぐりがいちばん偉いかでもめているが決着がつかないから意見を聞かせてくれという話なのですが…。あれ。これってなんだか…裁判員制度?と思ったりして。
宮沢賢治作品は、著作権が消滅しているため、インターネットの図書館・青空文庫さんで、Webで読めます。気になる人は検索してみましょう。
私が子供の頃聞いた盤は、CD化されてないのかもな、見つからなかった。レコード2枚組だったな。ブリテン『青少年のための管弦楽入門』、プロコフィエフ『ピーターと狼』、サン=サーンス『動物の謝肉祭』、デュカス『魔法使いの弟子』、この4作品を、老教師が授業で子供たちに教えるという設定。「静かに!しーずーかーに!コラ!席に着かんか!」みたいな感じで始まり、「この楽器のこの旋律がこの動物のこんな様子を表わしとる訳じゃな」というふうに進むレコードだった。で、4時間目のお題が『魔法使いの弟子』な訳で。師匠の魔法使いから留守番を命じられた弟子が、掃除をラクしようとして箒に魔法をかけたら、多分、止まらなくなっちゃって、それを止めようとして折ったんじゃなかったかなあ。確かそしたら今度は箒が2本になって暴れ出し、また折ったらまた増えて…っていう話だったと思うんだけど。で、どうなることかと思ったけど、最終的にはどうにか収拾がついて城は静けさを取り戻すというハナシを音楽で表した交響詩が『魔法使いの弟子』。で、この曲のラストが、静かな部分がしばらく流れたあと、 ジャジャジャジャン! と鳴って終るのですが、そこで居眠りしてたとこから目が醒めて椅子から転げ落ちるのが授業してたはずの老教師なんですよ。「べ、べつにワシは…」とか言いつつ教室を見渡すと、生徒たちは老教師が居眠りしてる隙にみんな抜け出してて誰もいない。それでも自分で自分に言い訳しつつ終業の鐘を鳴らす老教師。するとその鐘が外れて落っこちて。ガランガランと坂を転がり落ちていく鐘を「お〜い、待っちくりぃ〜〜」と老教師が追いかけていくというベタなオチつき、という楽しいレコードだった。いま思い出していても楽しい。
で、その老教師役をやっていたのが、矢田稔さんだ。
誰かって?
『風の谷のナウシカ』で、爺さん三人組が出てくるでしょう。ナウシカに「皆、私を信じて荷を捨てなさい!」と言われて、「姫さま、笑うとる…!」「助かるんじゃ〜」とあわあわする爺さんたち。あと、トルメキア軍の戦車を強奪したあと思いっ切り後退してしまい「前に行くんじゃ!」「わかっとるがな」っていうあの爺さんたち。あの中の一人が矢田さんです。この「わかっとるがな」を聞いて、あ!と思ったんですよ、あのレコードの語りと同じ人!と。…もしかして、これが私が声を気にするようになった原点?私のルーツ?これルーツバトン?考えてみたらそこまで遡れる訳?
昨日何気なくこの話題に触れた後に気付いてからひとりでびっくりしていたのですけど、それを今日の日記に書いてみました。
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『どんぐりと山ねこ』を聞いていて思ったのですが…。
この話は、主人公のところに山ねこから、「めんどな裁判しますからおいでんなさい」というはがきが来て、まあ主人公は喜んで出掛けて行く訳ですが、辿り着いてみるとどんぐりたちがどんなどんぐりがいちばん偉いかでもめているが決着がつかないから意見を聞かせてくれという話なのですが…。あれ。これってなんだか…裁判員制度?と思ったりして。
宮沢賢治作品は、著作権が消滅しているため、インターネットの図書館・青空文庫さんで、Webで読めます。気になる人は検索してみましょう。
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