サスペンスとラブコメで味付けされたアイスダンス漫画。かな?本屋では「kiss」って「コーラス」の隣に置いてあるじゃん?それでつい読んじゃって、そしたら既刊全部通して読みたくなっちゃって。それで読んでました。そして面白いんです。

2巻あたりから、「春の祭典」の振り付けが始まって、いろいろあって4巻で一応の完成をみるわけですが。私はもともとこの曲を知っていてCDも持っていましたが、乙女を生贄に捧げるハナシだっつーのは今回この漫画を読んで初めて知りました。手持ちのCDのブックレットにはそんな詳しく書いてなかったんですよ。初演時に騒動があったとかなんとかそういうことくらいは書いてあったかな。
今回、聴きながら読んでました。
…実際これをホントのフィギュア界でやったらなかなかセンセーショナルなんじゃないだろうか。ラブストーリーではないし、曲もクラシックとはいえ、わかりやすくメロディアスな普通のクラシックとは違って不協和音と変拍子だらけの近代音楽だし。でもインパクトは凄いと思う。誰かやればいいのに。

「春の祭典」は、ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽と呼ばれる3曲の中のひとつで、あとふたつは「火の鳥」と「ペトルーシュカ」です。私が高校生当時、吹奏楽では「火の鳥」がけっこう流行ってたんですよ。「火の鳥」の中の「カスチェイの踊り」〜「終曲」あたりを程好い長さに詰めて(あると思う)編曲でコンクールでもよく演奏されてました。それで3曲CDを揃えてたんですよ。

さて、『のだめカンタービレ』も掲載誌が同じ「kiss」ですが、のだめが「ペトルーシュカ」を弾いていたことがありましたよね。どっかで「火の鳥」が出てくれば3曲出揃うのに、などと思ってしまいました。私が気付いていないだけで既に出揃っているのかもしれませんが。

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