次のネタはこれかな?
2008年11月25日 アニメ
『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』
選んだ画像は、原作コミックのものですが、アニメもほぼこの絵そのままです。DVDのパッケージイラストは全体的に人物が小さめだったので、キャラの顔がよく見えるこの巻を選んでみました。
えっと、続きはまた後で、書きますね。
さて続きでございます。
この漫画の原作小説は、山田風太郎の『甲賀忍法帖』です。つまり、小説→漫画→アニメ、です。
ちなみに、この小説からオダジョと仲間由紀恵で実写映画化したのが『SHINOBI』。(でもこちらはあまり良い出来ではありません…)。
どんな話かっていうと…、
徳川家康が天下統一を成し遂げた後くらいの時代、つまり戦国時代は各地の武将の下で暗躍していた忍者たちも、太平の世が訪れたことで活躍の場を失っていきつつあった頃、かつては対立していがみあっていた甲賀の一族と伊賀の一族も不戦の約定を結び、今後はさらに甲賀の頭領の孫・弦之介と、伊賀の頭領の孫娘・朧との婚姻により和解へと歩もうとしていた時、突如として家康から命令が下されます。双方10人ずつを出し合い、技を競い合え、――つまり殺し合え、と。かつての因縁を思い出したか、不戦の約定ゆえに押さえ込まれていただけなのか、敵意をあらわにしていく忍たち。この時点で既に恋仲であった弦之介と朧はその無情な命令に引き裂かれ、否応なしに両一族の争いに巻き込まれていきます。忍者版ロミオとジュリエットは、いったいどのような結末を迎えるのでしょうか。
家康がこれを命じた理由というのも、忍者たちにとっては不条理極まりないもので、最初の段階では忍者たちにはそれは明かされていなかった…と思いますが、なにゆえに殺し合わなければならないのか…、という苦悩も描かれ、ストーリーはなかなか深いです。
この主人公、弦之介がまたすげーイイ男で。なんていうかな、時代劇的な好青年、かな。サムライスピリッツに溢れ(忍者だけど)、真面目で、まっすぐで、『いろは』の秋月よりは愛想はあるタイプ。で、色恋には決定的に鈍いところが微笑ましい。目ぇつぶって頬を赤らめてる女のコに、「疲れているのでござろう、今日はもう居室で休まれるがよい」とかゆーんだよ?それで、弦之介さまは意地が悪うございます、と言われて「いま何と?聞き取り損ねてしまい申した」って。じれじれする!(笑)
その弦之介を好演しているのが、鳥海浩輔氏(通称鳥さん)。私がいままで聞いた鳥さんの声のなかでは、この弦之介を演っている時の声がいちばん好きだ!いつものエロさを外して清潔感を前面に押し出した声で時代劇口調。それがもの凄い格好良いんですけど!
主役ふたりに関してはどこまでも純朴というか、そんな設定と演出を貫いていますが、周囲の脇キャラはけっこう生々しい。弦之介に惚れ込んでいて、伊賀の女に渡すくらいなら…!と詰め寄ってくる陽炎は嫉妬に狂う女の典型だし、朧を手篭めにして伊賀一族を牛耳ろうと企む天膳は野心を滾らす男の典型だし、嫉妬や欲望、恨みつらみがどろどろと渦巻いていて…、昼ドラじゃね?って思うほどっていうか、エログロとバイオレンスの忍術で味付けされてはいますが、ストーリーの本質は昼ドラ系人間模様劇なんじゃないかって思います。
あと、私、この天膳の速水奨が好きじゃなくて(笑)。いえ、この役の芝居として適切なんですけど、なんつうかやらしいっていうか…。
あと、みゆきちこと沢城みゆきちゃんとか、羽多野渉くんを覚えたのがこのアニメだったな。
そんな感じかな。
選んだ画像は、原作コミックのものですが、アニメもほぼこの絵そのままです。DVDのパッケージイラストは全体的に人物が小さめだったので、キャラの顔がよく見えるこの巻を選んでみました。
えっと、続きはまた後で、書きますね。
さて続きでございます。
この漫画の原作小説は、山田風太郎の『甲賀忍法帖』です。つまり、小説→漫画→アニメ、です。
ちなみに、この小説からオダジョと仲間由紀恵で実写映画化したのが『SHINOBI』。(でもこちらはあまり良い出来ではありません…)。
どんな話かっていうと…、
徳川家康が天下統一を成し遂げた後くらいの時代、つまり戦国時代は各地の武将の下で暗躍していた忍者たちも、太平の世が訪れたことで活躍の場を失っていきつつあった頃、かつては対立していがみあっていた甲賀の一族と伊賀の一族も不戦の約定を結び、今後はさらに甲賀の頭領の孫・弦之介と、伊賀の頭領の孫娘・朧との婚姻により和解へと歩もうとしていた時、突如として家康から命令が下されます。双方10人ずつを出し合い、技を競い合え、――つまり殺し合え、と。かつての因縁を思い出したか、不戦の約定ゆえに押さえ込まれていただけなのか、敵意をあらわにしていく忍たち。この時点で既に恋仲であった弦之介と朧はその無情な命令に引き裂かれ、否応なしに両一族の争いに巻き込まれていきます。忍者版ロミオとジュリエットは、いったいどのような結末を迎えるのでしょうか。
家康がこれを命じた理由というのも、忍者たちにとっては不条理極まりないもので、最初の段階では忍者たちにはそれは明かされていなかった…と思いますが、なにゆえに殺し合わなければならないのか…、という苦悩も描かれ、ストーリーはなかなか深いです。
この主人公、弦之介がまたすげーイイ男で。なんていうかな、時代劇的な好青年、かな。サムライスピリッツに溢れ(忍者だけど)、真面目で、まっすぐで、『いろは』の秋月よりは愛想はあるタイプ。で、色恋には決定的に鈍いところが微笑ましい。目ぇつぶって頬を赤らめてる女のコに、「疲れているのでござろう、今日はもう居室で休まれるがよい」とかゆーんだよ?それで、弦之介さまは意地が悪うございます、と言われて「いま何と?聞き取り損ねてしまい申した」って。じれじれする!(笑)
その弦之介を好演しているのが、鳥海浩輔氏(通称鳥さん)。私がいままで聞いた鳥さんの声のなかでは、この弦之介を演っている時の声がいちばん好きだ!いつものエロさを外して清潔感を前面に押し出した声で時代劇口調。それがもの凄い格好良いんですけど!
主役ふたりに関してはどこまでも純朴というか、そんな設定と演出を貫いていますが、周囲の脇キャラはけっこう生々しい。弦之介に惚れ込んでいて、伊賀の女に渡すくらいなら…!と詰め寄ってくる陽炎は嫉妬に狂う女の典型だし、朧を手篭めにして伊賀一族を牛耳ろうと企む天膳は野心を滾らす男の典型だし、嫉妬や欲望、恨みつらみがどろどろと渦巻いていて…、昼ドラじゃね?って思うほどっていうか、エログロとバイオレンスの忍術で味付けされてはいますが、ストーリーの本質は昼ドラ系人間模様劇なんじゃないかって思います。
あと、私、この天膳の速水奨が好きじゃなくて(笑)。いえ、この役の芝居として適切なんですけど、なんつうかやらしいっていうか…。
あと、みゆきちこと沢城みゆきちゃんとか、羽多野渉くんを覚えたのがこのアニメだったな。
そんな感じかな。
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