『断罪のマリア』の感想・2
2009年3月30日 ゲーム…と、言う訳で、昨日に引き続き。
ネタバレしてますからね、念のため。
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さて。
ストーリー重視型のゲーム、なんて言い方があるのかどうかはわかりませんが、このゲームに関して私はそういう印象を持ちました。ゲーム中の選択肢が比較的少なめなので、好感度などのパラメータも刻みが大雑把だし、ストーリーの分岐も少なく感じるんですね。なのでゲーム性が低い、というか自分の手(選択)でストーリーを変化させているって感覚を得にくい(ので自分が主人公になってるような感覚になりにくいのかな?)、という側面もあるのかも知れないですが、私的にはストーリーの中断が少ないという点で、却って良かったです。話に入り込んでる時に要らん選択肢が出ることで集中が途切れちゃったり、思うようにパラメータを操作できなくて途中でゲームオーバーになっちゃう、ということがあると、頭がストーリーから離れちゃって、なんか醒めちゃうんですよね。なので、より深くこのゲームの世界観に浸れた感じでした。ほんと言うとストーリーにツッコミを入れたい箇所はけっこう沢山あったんですよ。でもそれを脇に置いておいてもいいやと思えたんですよね。…この点について対照的なのが次に感想を書こうと思っている『クレプシドラ』です。いえ、『クレプシドラ』もこれはこれで面白いのですよ。それについてはまた後日…。
で、個人的好きキャストの下和田さんについては大満足だったと昨日既に書きましたが、もうひとりの個人的好きキャストの柿原徹也くんはどうだったかというと…こちらも大満足。ったく、やんちゃが過ぎるにも程があるぜ(笑)!ひとことで言うならそんな感じかな。つか、演技してる?あまりにも自然なんだけど。素じゃね?…っていうくらいでした。面白かった。 それでもこのルートのエンディングは切なかった 。さすが鬱ゲー。
そして個人的注目キャストの平川大輔さん。悪魔と天使の2態だけではなかった。もう1態あった。 ぬいぐるみに憑依した状態のかわいい毒舌バージョンが。 ぬいぐるみ声も上手ぇ、平川さん(笑)!ちょう笑った、さすがです!
あ、ごめん、悪魔声がどうだったか、書いてないね。思ったよりハマってるね、と私は思いました。私はいままでに、ここまで低くした平川さんの声って聴いたことなかったです。充分、"元天使の悪魔"っぽい感じがした。Amazonのこの商品のページでプロモーションムービー(というかこのゲームのオープニングムービーに平川さんがこの役でナレーションを入れているもの)が見れます(聞けます)よ。
でもって意外に良くてびっくりしたのが、敵方のキャラたち。キャラも立ってて良かったんだけど、キャストの人たちが良くハマってて、演技も上手い。とくにKENNくん、藤原祐規くん、横田紘一さんが気に入りました。このゲームで初めて知ったひとたちです。今度から名前気にしてみよう。
しかしですね。
声優さんの演技に頼りすぎていますよ、このゲーム。立ち絵のポーズや表情のバリエーションが少なく、シーンに合っていないことが多過ぎました。私が相も変わらず 編み物しながらゲームしてる ことで画面凝視率は低かったですけど、それでも多少イラっとしました。逆に言うと声優さんたちが細かな感情のゆらぎすら表現しきっている、と言ってもいいかも知れません(とくに下和田さん)。ただし全員じゃないけど…。8割くらいかな…?
そして全エンディングをクリアすると、さらに追加シナリオへ進むことが出来るようになっている仕掛けになっています。その"グランドフィナーレ"はいちおうハッピーエンドっぽいんですが、これまでの鬱展開のせいなのか、BGMのせいなのか、これすらも切なく感じてしまう…、いままでの鬱なエンドとか、その他の切ないシーンで流れてたりしてたインストのBGMが流れ出して、ああまたこの曲か、と思っていたら「神様、私のこと見守っていてくれますか」(だったかな?)と、主人公役の阿澄さんのヴォーカルが静かに入ってきて、うわ、これは…!インストだと思ってたらヴォーカル曲だったのか! ヤラレター! って思いました。私はこの演出にぐっと来てしまった。
そう、音楽がちょう好みなんですよ、このゲーム。このグランドフィナーレの演出もニクいんですけど、曲自体も好み。メニュー画面やエクストラメニューのBGMが3拍子だったり、その他の曲でも3連符を多用してたりするんですけど、それがうまく効いてて、程好い"揺れ"感というか浮遊感があって、そういうの好きなんですよね。ゲーム音楽でこんな気に入ったのって、『デビル・メイ・クライ3』以来かな。乙女ゲーでは初めてだ。
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と、いう訳で、 私の個人的評価は高い けど、どうやら低い評価をつける人のほうが多いらしいゲーム…、の、感想でした。
ネタバレしてますからね、念のため。
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さて。
ストーリー重視型のゲーム、なんて言い方があるのかどうかはわかりませんが、このゲームに関して私はそういう印象を持ちました。ゲーム中の選択肢が比較的少なめなので、好感度などのパラメータも刻みが大雑把だし、ストーリーの分岐も少なく感じるんですね。なのでゲーム性が低い、というか自分の手(選択)でストーリーを変化させているって感覚を得にくい(ので自分が主人公になってるような感覚になりにくいのかな?)、という側面もあるのかも知れないですが、私的にはストーリーの中断が少ないという点で、却って良かったです。話に入り込んでる時に要らん選択肢が出ることで集中が途切れちゃったり、思うようにパラメータを操作できなくて途中でゲームオーバーになっちゃう、ということがあると、頭がストーリーから離れちゃって、なんか醒めちゃうんですよね。なので、より深くこのゲームの世界観に浸れた感じでした。ほんと言うとストーリーにツッコミを入れたい箇所はけっこう沢山あったんですよ。でもそれを脇に置いておいてもいいやと思えたんですよね。…この点について対照的なのが次に感想を書こうと思っている『クレプシドラ』です。いえ、『クレプシドラ』もこれはこれで面白いのですよ。それについてはまた後日…。
で、個人的好きキャストの下和田さんについては大満足だったと昨日既に書きましたが、もうひとりの個人的好きキャストの柿原徹也くんはどうだったかというと…こちらも大満足。ったく、やんちゃが過ぎるにも程があるぜ(笑)!ひとことで言うならそんな感じかな。つか、演技してる?あまりにも自然なんだけど。素じゃね?…っていうくらいでした。面白かった。 それでもこのルートのエンディングは切なかった 。さすが鬱ゲー。
そして個人的注目キャストの平川大輔さん。悪魔と天使の2態だけではなかった。もう1態あった。 ぬいぐるみに憑依した状態のかわいい毒舌バージョンが。 ぬいぐるみ声も上手ぇ、平川さん(笑)!ちょう笑った、さすがです!
あ、ごめん、悪魔声がどうだったか、書いてないね。思ったよりハマってるね、と私は思いました。私はいままでに、ここまで低くした平川さんの声って聴いたことなかったです。充分、"元天使の悪魔"っぽい感じがした。Amazonのこの商品のページでプロモーションムービー(というかこのゲームのオープニングムービーに平川さんがこの役でナレーションを入れているもの)が見れます(聞けます)よ。
でもって意外に良くてびっくりしたのが、敵方のキャラたち。キャラも立ってて良かったんだけど、キャストの人たちが良くハマってて、演技も上手い。とくにKENNくん、藤原祐規くん、横田紘一さんが気に入りました。このゲームで初めて知ったひとたちです。今度から名前気にしてみよう。
しかしですね。
声優さんの演技に頼りすぎていますよ、このゲーム。立ち絵のポーズや表情のバリエーションが少なく、シーンに合っていないことが多過ぎました。私が相も変わらず 編み物しながらゲームしてる ことで画面凝視率は低かったですけど、それでも多少イラっとしました。逆に言うと声優さんたちが細かな感情のゆらぎすら表現しきっている、と言ってもいいかも知れません(とくに下和田さん)。ただし全員じゃないけど…。8割くらいかな…?
そして全エンディングをクリアすると、さらに追加シナリオへ進むことが出来るようになっている仕掛けになっています。その"グランドフィナーレ"はいちおうハッピーエンドっぽいんですが、これまでの鬱展開のせいなのか、BGMのせいなのか、これすらも切なく感じてしまう…、いままでの鬱なエンドとか、その他の切ないシーンで流れてたりしてたインストのBGMが流れ出して、ああまたこの曲か、と思っていたら「神様、私のこと見守っていてくれますか」(だったかな?)と、主人公役の阿澄さんのヴォーカルが静かに入ってきて、うわ、これは…!インストだと思ってたらヴォーカル曲だったのか! ヤラレター! って思いました。私はこの演出にぐっと来てしまった。
そう、音楽がちょう好みなんですよ、このゲーム。このグランドフィナーレの演出もニクいんですけど、曲自体も好み。メニュー画面やエクストラメニューのBGMが3拍子だったり、その他の曲でも3連符を多用してたりするんですけど、それがうまく効いてて、程好い"揺れ"感というか浮遊感があって、そういうの好きなんですよね。ゲーム音楽でこんな気に入ったのって、『デビル・メイ・クライ3』以来かな。乙女ゲーでは初めてだ。
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と、いう訳で、 私の個人的評価は高い けど、どうやら低い評価をつける人のほうが多いらしいゲーム…、の、感想でした。
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