ひっつき虫

2009年4月27日
ひっつき虫ってあるじゃん?服にくっつく草の実とか花とか葉っぱの総称で、地方によってもいろいろ違うらしいんだけど。例えばジャージとかには良くくっついて、つるっとした布地のウインドブレーカーなんかにはくっつき難かったりして。

そん中でもオナモミっていう、丸っこい実にトゲトゲがついてるやつがあるんだけど、あれがね、なんとなくインフルエンザウイルスにちょっと似てるなあって私なんかは思う訳ですよ。

インフルエンザウイルスも電子顕微鏡とかで見ると、球体の表面にトゲトゲがついてる形をしてるの。でもって、そのトゲトゲには2種類あって、それが H と N な訳。(ヘマグルチニンとノイラミニダーゼの頭文字なんだけど)。その H と N のタイプの違いによってH1N1とかH5N1とかって分けられてるんですね。

この H のほうが、説明を読めば読むほど、ひっつき虫のトゲみたいに思えてきちゃう。この H が、ヒトの気道粘膜の細胞にくっつく働きをしてるらしい。(N のほうは最後に離れていくときに働くんだって)。で、ヒトの気道粘膜も、乾いてがさがさしていたらウイルスがくっつき易くなっちゃうらしい。適度に湿度を保って潤いを与えることで粘膜を保護するとそれなりに感染予防効果があるらしいですよ。

でもって、ヒトの免疫機能も、この H や N に対しての抗体を作るようになっているので(というか、ウイルスの表面にあるんだから至極当然なんだけど)、それでこういう新型インフル?ってのが出て来たときに H がいくつで N がいくつなのかが重要になる訳。
H1なら、過去に流行歴があるから人類は免疫を獲得しているハズ…と考えることも出来るんだけど、ヒトの免疫機能の精度が高すぎるのか、ちょっとタイプの違うH1が来ると抵抗力が(なくなる訳でじゃないけど)落ちてしまうと言われている。(ワクチンの流行予想株がハズレでもちょっとは予防効果あるんだよ、って言われているのも同じ理屈)。でもって今回の豚インフルの流行り具合を見るといままでのH1とはだいぶ違うH1なんじゃね?という見解になってるらしい。

あと、青年層での死者が多い理由として、ほかの年代に比べてむしろ免疫系が元気だから、最終的に白血球が肺を攻撃しすぎちゃって呼吸不全に陥りやすいから、という記述も見っけました。過去の流行がどうこうとか、きのうすごくうそっぽいことをゆってしまった!不勉強でした、すいません!!

それとあと、H5N1なんか、出現してもう10年以上経ってんのにまだパンデミック起こしてねんだから、もう古くね?みたいな説も見かけた。H7とかH9もあんま取り上げられてないけどトリからヒトに感染が確認されて死者も出てるって報告もあるんだし、H5だけに対策練っててもだめじゃん?みたいな。(あれだ、関東や東海に大地震が来る来る言われてるけど実際起きてるのが新潟とか石川とか宮城・岩手でっていうのに似てる…)

ホント、勉強不足でした!ごめん!…なだけじゃなくて、まだまだ勉強途上っス!
ま、ちょっとした小話っつーか、まあそんな訳で。

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