サウンドシアタードラマCD 『赤毛のアン』
CD キャラモモ 発売:2009/05/28 3,000円

私も聴きましたよ!
ブログタイトルは、印象に残ったセリフを引用しました。念のため、…というか、それ以前に最初に私がこれを文字だけ目にしたときにどっちの意味か測りかねたのですが…、つまり、ロマンチックではないからいやだ、という意味か、素敵!なんてロマンチックなんでしょう、という意味なのかどっちなんだろうということなのですが。後者です。

発売前、この、男性声優だけで『赤毛のアン』をオーディオドラマ化するという企画が私の目にひっかかったとき、…笑いを取る企画なのかな?と思った。トロカデロの白鳥の湖みたいに。(トロカデロは男性だけで構成されるコメディ・バレエ団です。いえ、見たことはないんですけど。話に聞くだけで)
でも、代永翼、岸尾だいすけのキャスティングを見て、…これはひょっとしてひょっとするかも?と考えが変わった。ウェブラジオでメールを読むときや短いシチュエーションで女の子役をやるのをちらちらっと聴いたことがあったんだけど、どっちも女の子で全然行けるって思ったことがあったし。とくにだいさく。だいさく可愛い。本気かわいい。と。

でもって聴いてみたら。
…すごい真面目にやってる!演技を大事にしてる演出だなって感じた。声優さんによっては、もっと高い女性らしい声を出せる人もいたと思うんだけど、そういうことよりも自然に演技してもらうことを大事にしてるように聞こえた。
でも代永はホント、頑張ったね。第一声は予備知識がなかったら完全に女の子と信じて疑わないだろうと思う。しかしずっと聴いてるとちょっと疲れる。ほとんどずっと全力なんだもん。
だいさくは文句なしにかわゆかった。…けど、もうちょっと声の女の子度上げられるんじゃ?と思ったのが上記の、演技を~って書いた理由。キャストコールの時、声を低くしてるのを聴いて「俺は男だ」って言いたいのかなって思った。
…もうひとり女の子がいるね。そんなにセリフ多くないけど。誰だ、このルビー役は。と思ったら井口祐一くん。声と名前と両方を意識して聴くのははじめてだったんだけど…、あ、この子か!時によっては石田彰にそっくりな声に聞こえる子って!あ、へ~、ふ~ん…今度からこの人の名前を見つけたらちょっと気にしてみよう。
小野せんせいは普通に格好よかったね。
置鮎さんには、私は若干の苦手意識があったんだけど、ちょっと気難しめで素直じゃないけど本当はアンを愛しているおばさんていう感じにハマってた。キャストコメントで言った「どういうつもりなの!?」を聞いたとき、うわ女だ、って思った。なぜかドラマ中じゃなくてそこで。

あと、BGMが名曲アルバムみたいだった。チャイコフスキーの「花のワルツ」(くるみ割り人形より)に始まって、ラヴェルの「マ・メール・ロア」、あと、モーツァルト、ベートーヴェン、ヴィヴァルディ等々。何曲か、聞いたことはあるけどなんだっけこれ、というのがあってちょっと気になってる。

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やー、意外と普通に楽しめた。

第二弾やるとしたら『若草物語』じゃない?エイミーが代永、ベスがだいさく、ジョーはちょっと飛ばして、メグが置鮎さん…いや、平川さんで、マーチ夫人が置鮎さんだな。で、ローリーが小野せんせい。『赤毛のアン』からスライドさせただけだけど。あ、そうだ、だいさくがジョーで、石田さんでベスとかどうだ。ていうかだいさくは四姉妹のどれでもハマるよ多分。あと宮田っちとか、やれそうな人ほかにももっといっぱいいるよね。

なんか、7月に『名作文学(笑)ドラマCD「走れ☆メロス」』ってゆーのも発売になるらしいよ?これはまあ、タイトルを見るからに笑いを取りに行ってるよねー…。

まあそんな訳で。

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