サイバーフェイズCD『デコイ 囮鳥』
2009年12月10日 ドラマCD
サイバーフェイズCD☆デコイ 囮鳥☆
作者 英田サキ / イラストレータ 奈良千春
キャスト 安見 亨:近藤 隆、火野一左:子安武人、那岐顕司:鳥海浩輔、加賀谷 功:三宅健太 篠塚英之:三木眞一郎
ちょっと間があいちゃいまいしたね。
これの原作を読んだり、これを聴いたりしていました。
ひと言で感想を述べるならば、「近ちゃんを信じて大正解」、かな。この近ちゃんこと近藤隆氏のことが、私、わりと好きなんですよね。それについてちらりと以前書いたことがあります。(もしご覧になるなら→http://26468.diarynote.jp/200908090335361470/)
いままで私が聴いたことのある、主な近ちゃんの引き出しは、高めトーンで可愛い感じ、またはやんちゃな感じ(高校生役とか少年役)と、低めトーンで青年貴族役とか…、これがわりと甘めな響きを含んでて、乙女ゲーなんかで聞くと、けっこういい感じなんだよねー。…と、まあそのくらいだったんですが、原作を読んでみたところ、この安見ってキャラはどちらのパターンでもないので、どういう声で聴かせてくれるんだろう、って思っていたんですよね。そしたらその中間のトーンでした。
これが合う。
そしてやっぱりうまいと思う。
安見って、役者視点で見たら、けっこう難しい…というか、演りがいのある役なんじゃないだろうか。
CDのほうは、後編の『迷鳥』をまだ聴いていない(注文中の納品待ち!)のですが、近ちゃんが言う「私はあなたのお気持ちに、添うことができませんでした」のセリフを早く聴きたい。物凄く聴いてみたい。
でもってこの『デコイ』を読んだら、『最果ての空』がめっちゃ読みたくなりました。積読をくずして『デコイ』を手に取ったのは、ほんの、なんてこたない、たまたまのことでしかなかったんですけど、なにげにいいタイミングで読んでしまいました。
あ。そういえば。
私はわりと低音声優さんが好きなほうですが、英田さんもかなりの低音属性では?と勝手に推測してみたりしました。まず宗近をやったこにたんでしょ、あと聴いてないけど『DEAD~』シリーズは安元でしょ、そして今作で三宅健太。(どんどん低くなって行く)
あと子安さん。そういえばなんか、ノベルスのほうでは『デコイ』と『交渉人』シリーズ連動企画ってありましたよね。(私はこの企画、逃しちゃってるんですけど…)。子安さんって、両方のドラマCDにメインの攻役で出てるなあって。役のタイプは全然ちげーけど。個人的には『デコイ』の子安さんの芝居のほうがタイプ。
以下、ちょっとわりと重大なネタバレを含みますので、ご注意ください。
--------------------------
えっと、私ね、小学生のときに、車にはねられたことがあるんですよ。でも車のほうがかなり低速だったので、かすり傷でしたが…。
夏休み中の、真昼間のことだったと思うんですけど、私が渡ろうとしている、手前側の車線は渋滞していて、車の列が動いていない状態だったんです。でも向こう側の車線は流れてた。で、途切れたように見えたので、私が、手前車線の渋滞している車の間から飛び出したんですね。…ちょっと説明が下手ですね(苦笑)、状況、わかります?
とにかく、それで車とぶつかったんです。手と膝を酷く擦り剥きましたが、それ以外には怪我はありませんでした。でも、運転していた人も驚いて降りてきてくれたし、ちょうど商店の前だったので、お店の人も出てきました。
さて。私、そのとき、どうしたと思います?
逃げたんです。
横断歩道もないところで飛び出したことを叱られると思ったんですよ。その場で、じゃなくて、あとで親に叱られると思った…ような気がするんですけど、とにかくその場から全速力で走って逃げました。家に帰ってからも、誰にも何も言いませんでした。いや、親にばれるのが一番まずいと思ってたんで。…自分で憶えてないんですけど、膝の傷はどうしたんでしょうね?ばれてないと思ってたのは私だけだったりして…。
『デコイ』本編を読んでいて、そんなことがあったのを物凄く久し振りに思い出していました。似たシーンがあるっていうこともそうなんだけど、そのシーンでだけじゃなくて、何かにつけてビクついて逃げ出してばっかりの安見になんとなくシンクロするものを感じていました。
そんなこんなで、読み進むうちに、ああ、この人、あっち側に落ちるな、って思って、まあその通りになりましたが。
なんかでもね、那岐たちのエピソードにページを費やしているせいなのか、泰原の掘り下げが足りないように見えて…。記憶喪失になったことでいろいろと精神面で変わってしまったっていう部分はあるにしても、その前、つまり記憶喪失になる前にすでに道を踏み外してる訳じゃん?ホントはあの後、どうするつもりだったんだろう?篠塚もね、どのへんまで想定してたんだろう…というか、想定はしていただろうけど、どのへんまで許容するつもりだったんだろう、というべきか。
あと…、『必殺仕事人』みたい。って思った。
あと、「すべては偶然ではなく必然だ」っていうフレーズ、最近ちょうど『巌窟王』でも聞いたな、って。(『月刊男前図鑑』で中田さんを聴いたあと、また見たくなって見てたんですよ)。
あと、『攻殻機動隊SAC』のアニメにも「DECOY」ってサブタイトルの話数があったなーって思い出してた。英田さんて、ああゆうアニメ、見るのかなあ。
すいません、最後のほう、どうでもいい余談だらけで。
作者 英田サキ / イラストレータ 奈良千春
キャスト 安見 亨:近藤 隆、火野一左:子安武人、那岐顕司:鳥海浩輔、加賀谷 功:三宅健太 篠塚英之:三木眞一郎
ちょっと間があいちゃいまいしたね。
これの原作を読んだり、これを聴いたりしていました。
ひと言で感想を述べるならば、「近ちゃんを信じて大正解」、かな。この近ちゃんこと近藤隆氏のことが、私、わりと好きなんですよね。それについてちらりと以前書いたことがあります。(もしご覧になるなら→http://26468.diarynote.jp/200908090335361470/)
いままで私が聴いたことのある、主な近ちゃんの引き出しは、高めトーンで可愛い感じ、またはやんちゃな感じ(高校生役とか少年役)と、低めトーンで青年貴族役とか…、これがわりと甘めな響きを含んでて、乙女ゲーなんかで聞くと、けっこういい感じなんだよねー。…と、まあそのくらいだったんですが、原作を読んでみたところ、この安見ってキャラはどちらのパターンでもないので、どういう声で聴かせてくれるんだろう、って思っていたんですよね。そしたらその中間のトーンでした。
これが合う。
そしてやっぱりうまいと思う。
安見って、役者視点で見たら、けっこう難しい…というか、演りがいのある役なんじゃないだろうか。
CDのほうは、後編の『迷鳥』をまだ聴いていない(注文中の納品待ち!)のですが、近ちゃんが言う「私はあなたのお気持ちに、添うことができませんでした」のセリフを早く聴きたい。物凄く聴いてみたい。
でもってこの『デコイ』を読んだら、『最果ての空』がめっちゃ読みたくなりました。積読をくずして『デコイ』を手に取ったのは、ほんの、なんてこたない、たまたまのことでしかなかったんですけど、なにげにいいタイミングで読んでしまいました。
あ。そういえば。
私はわりと低音声優さんが好きなほうですが、英田さんもかなりの低音属性では?と勝手に推測してみたりしました。まず宗近をやったこにたんでしょ、あと聴いてないけど『DEAD~』シリーズは安元でしょ、そして今作で三宅健太。(どんどん低くなって行く)
あと子安さん。そういえばなんか、ノベルスのほうでは『デコイ』と『交渉人』シリーズ連動企画ってありましたよね。(私はこの企画、逃しちゃってるんですけど…)。子安さんって、両方のドラマCDにメインの攻役で出てるなあって。役のタイプは全然ちげーけど。個人的には『デコイ』の子安さんの芝居のほうがタイプ。
以下、ちょっとわりと重大なネタバレを含みますので、ご注意ください。
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えっと、私ね、小学生のときに、車にはねられたことがあるんですよ。でも車のほうがかなり低速だったので、かすり傷でしたが…。
夏休み中の、真昼間のことだったと思うんですけど、私が渡ろうとしている、手前側の車線は渋滞していて、車の列が動いていない状態だったんです。でも向こう側の車線は流れてた。で、途切れたように見えたので、私が、手前車線の渋滞している車の間から飛び出したんですね。…ちょっと説明が下手ですね(苦笑)、状況、わかります?
とにかく、それで車とぶつかったんです。手と膝を酷く擦り剥きましたが、それ以外には怪我はありませんでした。でも、運転していた人も驚いて降りてきてくれたし、ちょうど商店の前だったので、お店の人も出てきました。
さて。私、そのとき、どうしたと思います?
逃げたんです。
横断歩道もないところで飛び出したことを叱られると思ったんですよ。その場で、じゃなくて、あとで親に叱られると思った…ような気がするんですけど、とにかくその場から全速力で走って逃げました。家に帰ってからも、誰にも何も言いませんでした。いや、親にばれるのが一番まずいと思ってたんで。…自分で憶えてないんですけど、膝の傷はどうしたんでしょうね?ばれてないと思ってたのは私だけだったりして…。
『デコイ』本編を読んでいて、そんなことがあったのを物凄く久し振りに思い出していました。似たシーンがあるっていうこともそうなんだけど、そのシーンでだけじゃなくて、何かにつけてビクついて逃げ出してばっかりの安見になんとなくシンクロするものを感じていました。
そんなこんなで、読み進むうちに、ああ、この人、あっち側に落ちるな、って思って、まあその通りになりましたが。
なんかでもね、那岐たちのエピソードにページを費やしているせいなのか、泰原の掘り下げが足りないように見えて…。記憶喪失になったことでいろいろと精神面で変わってしまったっていう部分はあるにしても、その前、つまり記憶喪失になる前にすでに道を踏み外してる訳じゃん?ホントはあの後、どうするつもりだったんだろう?篠塚もね、どのへんまで想定してたんだろう…というか、想定はしていただろうけど、どのへんまで許容するつもりだったんだろう、というべきか。
あと…、『必殺仕事人』みたい。って思った。
あと、「すべては偶然ではなく必然だ」っていうフレーズ、最近ちょうど『巌窟王』でも聞いたな、って。(『月刊男前図鑑』で中田さんを聴いたあと、また見たくなって見てたんですよ)。
あと、『攻殻機動隊SAC』のアニメにも「DECOY」ってサブタイトルの話数があったなーって思い出してた。英田さんて、ああゆうアニメ、見るのかなあ。
すいません、最後のほう、どうでもいい余談だらけで。
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