『窮鼠はチーズの夢を見る』
2010年1月31日 ドラマCD
BLは男性がメインのドラマなので、男性声優さんに関してはTVアニメの主役級でよく見掛けるような名前がクレジットされていても、良くあることだし、違和感はない。でも女性声優さんに関してはちょっと違う。BLに登場する女性キャラでも重要なキャラは沢山いますが、やっぱ役の格付けが違っちゃうからなのか、それ以外にも理由があるのか…、たとえば甲斐田ゆきさんのような人が出ていたら、「お、珍しい」と思ってしまう。
じつは、この『窮鼠~』のドラマCDでも「おっ?」と思いました。生天目仁美(なばため・ひとみ)さんが出てたからです。私はそんな女性声優さんには詳しくないけど、男性声優さん目当てで時々見るアニメに出てた女性声優さんなら覚えてる。生天目さんはトリブラに出てたなー。
これも以前に秋林さんが夏生役の声優さんについて書かれていたことがあったから、最初そればっかり気にして聴いていたんだけど、ラストのキャストコールで「おおともちかこ、なばためひとみ」って聴いて、なばため…、って生天目さん!?ちかこ…って、ああ、恭一の奥さんか!トリブラのケイト役と全然声ちげー…さすが。ていうか、生天目さんが夏生やれば良かったのに…。もうちょっと声下げれば合うと思う。漫画も見返してみたんだけど、夏生のキャラデザインから行くと、五十嵐さんの声ではちょっと低すぎるように私は感じた。声質も独特で…、でもそこは個性だと思うんで、とやかく言ったら失礼になってしまうのかも知れないんだけど、ちょっと…すぐには耳に馴染みにくい感じなんですよね…。うーん…。今ヶ瀬との対決シーンでの緊迫感が足りてない。女の意地、みたいのがうまく声に乗ってない…感じがした。かな。
しかしですね。ゆっちー(遊佐浩二)とゆうきゃん(中村悠一)がぶっちぎりで素晴らしい。ふたりとも、私が今まで聴いたほかのどれよりもここでの演技がいちばんクオリティが高い。と思うくらい凄い。
…この人たち、本当、自由自在だなあ!腹黒でもヘタレでも、受でも攻でも、ホントに。
個人的に、ゆうきゃんには腹黒ボイスのイメージが強いんだけど、本作では優柔不断でヘタレの恭一役にめっちゃハマってる。うだうだおろおろしてる演技も上手かった。
相手が自分を大切にしてくれれば自分も大切にする、じゃ自分を大切にしてくれない相手は不要?っていう流れで言う「当然だろ!!」が、ズバーンとまったく何のためらいもなく言われていて、そこにとくに恭一って人間を表現し切ってる感じがした。
今ヶ瀬は、普段クールだけど、感情を溢れさせる場面もあって、ゆっちーはちゃんとそれに合わせて感情を振ってて上手かったと思う。
恭一に対して、表面は上品だけど、奥底に隠し持った欲望と情熱が垣間見えるとどうしようもなく心を掻きむしられる、「俺に下さい。それを俺に下さい…!」 っていう、このセリフが凄く良くて、これがああいう風に言えたら今ヶ瀬の芝居としてパーフェクトだと思う。ほんとに心を掻きむしられて、半ば搾り出すような切ない声音だった。
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という訳でメインキャストのふたりがとにかく物凄い一枚で、自分内BLCDランクの上位にいきなり食い込んできた作品でした。
じつは、この『窮鼠~』のドラマCDでも「おっ?」と思いました。生天目仁美(なばため・ひとみ)さんが出てたからです。私はそんな女性声優さんには詳しくないけど、男性声優さん目当てで時々見るアニメに出てた女性声優さんなら覚えてる。生天目さんはトリブラに出てたなー。
これも以前に秋林さんが夏生役の声優さんについて書かれていたことがあったから、最初そればっかり気にして聴いていたんだけど、ラストのキャストコールで「おおともちかこ、なばためひとみ」って聴いて、なばため…、って生天目さん!?ちかこ…って、ああ、恭一の奥さんか!トリブラのケイト役と全然声ちげー…さすが。ていうか、生天目さんが夏生やれば良かったのに…。もうちょっと声下げれば合うと思う。漫画も見返してみたんだけど、夏生のキャラデザインから行くと、五十嵐さんの声ではちょっと低すぎるように私は感じた。声質も独特で…、でもそこは個性だと思うんで、とやかく言ったら失礼になってしまうのかも知れないんだけど、ちょっと…すぐには耳に馴染みにくい感じなんですよね…。うーん…。今ヶ瀬との対決シーンでの緊迫感が足りてない。女の意地、みたいのがうまく声に乗ってない…感じがした。かな。
しかしですね。ゆっちー(遊佐浩二)とゆうきゃん(中村悠一)がぶっちぎりで素晴らしい。ふたりとも、私が今まで聴いたほかのどれよりもここでの演技がいちばんクオリティが高い。と思うくらい凄い。
…この人たち、本当、自由自在だなあ!腹黒でもヘタレでも、受でも攻でも、ホントに。
個人的に、ゆうきゃんには腹黒ボイスのイメージが強いんだけど、本作では優柔不断でヘタレの恭一役にめっちゃハマってる。うだうだおろおろしてる演技も上手かった。
相手が自分を大切にしてくれれば自分も大切にする、じゃ自分を大切にしてくれない相手は不要?っていう流れで言う「当然だろ!!」が、ズバーンとまったく何のためらいもなく言われていて、そこにとくに恭一って人間を表現し切ってる感じがした。
今ヶ瀬は、普段クールだけど、感情を溢れさせる場面もあって、ゆっちーはちゃんとそれに合わせて感情を振ってて上手かったと思う。
恭一に対して、表面は上品だけど、奥底に隠し持った欲望と情熱が垣間見えるとどうしようもなく心を掻きむしられる、「俺に下さい。それを俺に下さい…!」 っていう、このセリフが凄く良くて、これがああいう風に言えたら今ヶ瀬の芝居としてパーフェクトだと思う。ほんとに心を掻きむしられて、半ば搾り出すような切ない声音だった。
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という訳でメインキャストのふたりがとにかく物凄い一枚で、自分内BLCDランクの上位にいきなり食い込んできた作品でした。
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