千秋が学祭でラフマニノフのピアノコンチェルト2番を演奏する回です。

おお~~~!

原作漫画を読んでて、ここはぜひ音が欲しい!と思った箇所のひとつでした。描きたいことはわからないこともないけど…、やっぱり鳴ってくれないと…と。


この曲は、アニメ『岩窟王』の中でもユージェニーが演奏するシーンが何度かありましたね。自宅での練習シーンと、オペラ座で演奏するシーンとがあった記憶がありますが…、あまり上手いと思わなかったんですよね、実は。すいません…。それなりの影武者が演奏してるはずだとは思うんですが。なんか左手が突っ込みすぎて、右手のアルペジオがもつれてるように聞こえたなー…なんつって偉そうなコメントすいません。

あと、フィギュアスケートでもちょくちょく聴く曲なんですけど、村主章枝選手がトリノオリンピックのシーズンに使ってた…と思います。冒頭の、ピアノの和音が鳴るのに合わせて、胸元でハートの形を作った手をパッと散らすようなマイムをして、それから滑り出すんだけど、それが凄い印象に残ってるんですよね。

村主選手といえば、この4月からの所属先が、ジェネリック医薬品メーカーの陽進堂に決まったそうですね。バンクーバー前後に、このまま所属先が決まらないと現役引退か、みたいな記事を読んでて、その後とくに情報を探していた訳ではなかったんですけど、医薬品関連のニュースサイトで偶然見つけて、意外な方向から情報が入ってきたなと驚いたものでした。でも良かったね。
すいません脱線。


千秋の演奏は、冒頭部が思ったよりテンポゆっくりめの演奏だったな。でもその分ちょっと濃ゆい雰囲気はあった気がする。
しかも、7~8分も聴かせてくれて、本編23分ていうアニメの枠のなかではかなりたっぷりと贅沢に使ってますね。(でもそこまでやったんだったら、あともう3、4分使って第一楽章ノーカットで全部やって欲しい気もする)。その分、作画もかなり凝らないと釣り合わない訳だけど、ピアノの手元は勿論、管の手元も弦の手元もちゃんと音に合ってるし、凄く丁寧。ホントに演奏会を見てるみたいだった。これは演奏シーンを撮影してそれを絵にしたとかなのかな?
とにかく凄い。ここは、このアニメ版のだめ全編の中でもかなりな見所ポイントではなかろうか。
10話の、のだめが着ぐるみ&ピアニカでSオケとやったラプソディ・イン・ブルーも良かったんだけど、千秋のラフマニノフ聴いたらなんか、印象が上書きされてしまった感じがするくらい、良いと感じました。

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