『ニット男子』

2010年10月24日 趣味
『ニット男子 <棒針編みとかぎ針編みの小物 A to Z>』
大型本 文化出版局 発売:2010/08/06 1,260円

書店で見かけた。

…達央に似てる。(気がする)。誰だこのモデル。と思って手に取った。広瀬友祐くんだそうです。巻末のプロフィールを見ると、ミュージカル版『テニスの王子様』で俳優デビューだそうな。(…しかし、アレがミュージカル…?)

パラ見したところ、掲載されているニットの作品数も多く見えるし、デザインも悪くなく、ちょっと作ってみたいと思えるアイテムもあったので買ってみた。そして数えてみたら、本当にサブタイトルの「A to Z」の通り、ちゃんと26点載っている。しかも色違いとか使用糸違いとかで点数を稼いでいない(その場合は、作品A、A´、のような書き方)。

小物メインの本なので、キャップ、マフラー、ネックウォーマー、アームウォーマーあたりが主なんだけど、ひとつ面白いと思ったのは、ネクタイ。写真を見る限りではシャツとの馴染みも良くて、"使えそう"と思えるデザイン――。

――脱線しますが。
こういう手作りモノをやっていて思うのは、 実際に身に付けたときにダサくないラインを探るのは難しい …と、いうようなことなんですよね。作品単体としては悪くないし、ハンガーに掛けて眺める分には、充分きれいなんだけど、実際これ、どう?と思うようなデザインて、よくあるよね。例えば、かぎ針編みの、レーシィーで大胆な透かし柄のカーディガンなんて、確かに、編み地そのものは美しいけど、実際に着たら「まるで蜘蛛の巣が貼り付いたみたい」…なんてことが…。

なので、メンズニットで、小洒落た感じの本書は、なんとなく実用性が高そうに見えるところがいい。

この本、ニットのデザインと、モデルの雰囲気(草食系て訳じゃなく、かといって肉食系に傾きすぎてもいない。うーん…。スポーティな感じ?)がうまくマッチしていて、すごく、いい出来。だと思う。

あと、デザイナーさんのコメントが良かった。基本的にユニセックスなデザインにしたので、男子も女子もたくさん編んで、たくさん着て欲しい、というような、そんなコメントが載ってました。

まあそんな訳で。

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