NHK杯フィギュアの感想
2010年10月31日 フィギュアスケート2010-11 コメント (3)を、やっと(笑)。
全体的には、大型新人が鮮烈なデビューを飾った、という印象があります。どの種目でも。村上佳菜子、羽生結弦、アイスダンスのシブタニ兄妹、イリニフ・カツァラポフ組、それと、ペアの高橋・トラン組(は、厳密には"デビュー"とちょっと違うけど)。
驚かされましたね。こんな子達がいたんだ!と。
それとオリンピックで活躍した選手の健在ぶりも嬉しいですね。カロリーナ・コストナー、レイチェル・フラット、高橋大輔、アイスダンスのデイヴィス・ホワイト、ペアのホウ・トウなど。
あ、そうそう、NHKのサイトで、11月末まで動画が公開されています。
全選手、全プログラム。エキシビションの動画もあります。
そして詳しい採点表つき。
2010NHK杯フィギュア|2010動画クリップ
http://www9.nhk.or.jp/figure2/
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では、気になった選手ごとに、ちょっとずつ。(敬称略)
高橋大輔
健在ですね。
ショートプログラムも、フリーも、どっちもラテン系で重ねるんだ、と思ったら、フリーは『ブエノスアイレスの冬』、ということで、ラテン系の中でも夏と冬、的な違いがありましたね。ショートはノリノリ、フリーは哀愁漂う感じがあって良かったです。
エキシビはさらにもっとしっとり…。表現力ありますねえ…。
ジェレミー・アボット
彼もショートとフリーで違う面を見せてくれましたね。
フリーの衣装が、私的にツボでした。ワイシャツ、ネクタイ、ベスト。この組み合わせ、最高ですよね!!とくにこのベストの布地のうつくしいこと…!なんかきらきらする繊維でしたよね。グレーのグレンチェックも品がよく、後身頃の黒サテンがクールで。
フローラン・アモディオ
フリーが面白かったです。ん、マイケル・ジャクソン?な振り付け。ヒップホップダンス的な振り付けもあり…と思ったら、なんだ、コーチがモロゾフなんだ。納得、と思いました。でも、どうせやるなら、あの股間に手を当ててキュッとやる振り付けは、もっと露骨にやったらいいのに、と思いました。なんか控えめに見えた気がしたんで。
羽生結弦
初めて演技をちゃんと見た。柔軟性が高いですね。なんとなくジョニー・ウィアーを思い出します。(ていうか、衣装が、ジョニー・ウィアーによるデザインだそうで…)。…、あくまで、私の感覚で、での話なので、と前置きしますが、この柔軟性を、しなやかと見るか、ちょっとなよっとしてる…と感じるか、微妙なラインですね…。本当にごめんなさい、あまり好みではないです。
でも、エキシビがU2の曲を使っていて、振り付けもなかなかクールだったので、ちょっとプラスに傾きました。でも振りはまだちょっと未熟な印象。曖昧に流れてしまっている箇所があるのでメリハリを意識して踊ると良いと思います。
村上佳菜子
まさしく衝撃のデビューでしたね。いきなり表彰台。明るくてフレッシュで溌剌としてて。3回転-3回転もあるし。でもフリーでちょっと、緊張しちゃったのかな、そこが惜しかったですね。
昨シーズン、記事上で、「氷上のあやや」と書かれているのを見たとき、その記事についている写真ではピンと来なかったんですけど、今回、動く彼女を見たらわかりました。似てると思う瞬間が何度かありました。
レイチェル・フラット
健在ですねー。ショートの曲に一部、『サマータイム』を使っていて、ほらね、ガーシュウィンが合うよと言ったでしょ、とひとりで思いました。
フリーが『十番街の殺人』。凄く合ってる。凄く合ってるんだけど…、こういう「古きよきアメリカ」的な雰囲気にあまりにもハマり過ぎていて、それ以外のイメージを打ち出すのが逆に難しくなってしまいそう…。余計なお世話ですが。
浅田真央
痛々しくて見ちゃおれん…と最初、思ったのですが、「演技構成点だけを見れば2位です」「ジャンプの立て直しのためにスケーティングも基礎から丁寧にやっている」等々、実況の刈屋さんがしきりとフォローするコメントをするので、そう思って見直すと、なんとなくスケーティングがきれいになったような気がしますね。
曲調とかの影響もあるかも知れませんが、なんか、ほかの下位の選手のように無駄に多く氷を掻かなくても、ひと漕ぎでスーッとスケートが滑っていっているような、そんな気がしました。
それに、スピンやステップはきれいに出来ているし、出来ていないのはジャンプだけなんですね。
あ、じゃあ、大丈夫だ。と思いました。
ただ、無理に焦って怪我をしないように、マスコミや某連盟が過干渉しないように、そういうところを祈りたいと思います。
リード姉弟(アイスダンス)
ショートダンスが『アダムス・ファミリー』ということで、クリスが口髭を 描いて いたのが、可笑しかったです。いえ、可愛かったです。いえいえ、格好良かったです。たしか、付け髭だと、演技中にもし取れて落ちてしまうと反則だか減点だかになるんですよね。それでキャシーのアイライナーだかなんだかを借りて描いたらしいです。
フリーダンスは打って変わってしっとりとしたプログラムで雰囲気がとても良かったです…が、得点があまり伸びず。
やっぱりスケーティングスキル、なんでしょうかねえ。エッジとかターンとか言われるとわからないんですが、上位のチームと見比べるとなんとなーく1ステップのスケートの延びやスピードが足りないような感じはします。
シブタニ兄妹(アイスダンス)
私にとっては、このふたりがいちばんの衝撃のデビューに見えました。最初ショートダンスを見たときはあまりピンと来なかったんですが…。日系アメリカ人ていうけど、外見はまるっきり日本人だよ?とか、そういうのばっかり気にしてたんで。あとマイアのピンクのドレスがあんまり可愛くないな(余計なお世話)と思ったりしてて、転倒もあったし…。昨年の世界ジュニア2位で、コーチがヴァーチュ・モイヤ(バンクーバー金)やデイヴィス・ホワイト(バンクーバー銀)と同じという情報を実況から得て改めて見てみると、やっぱりスケーティングがすごくきれいな気がする。延びが良くてブレがなくて、スピードに乗って滑らかで。
とくにフリーの演技は凄く出来が良くて、音楽にも合ってとてもいい雰囲気。まさしく"氷上の社交ダンス"が実現されていました。2番目にオススメな動画です。(イチおし動画は次、お話します)。
高橋成美&マーヴィン・トラン(ペア)
このふたりにも凄い衝撃を受けました。こちらも昨年の世界ジュニア2位ということですが、昨年のNHK杯にも出ているので今回がシニアデビューという訳ではないようです(この辺のジュニア/シニアが良くわからない…)。
高橋が、小さい!細い!可愛い!そして、リフトされてる時のポジションのきれいさがハンパない。とくにあまり見かけないスプリットポジション…と解説の人は言っていたと思うけど、それが凄いキレイ。あとデススパイラルのときのトランの膝の位置が低く保たれていることを解説の人がしきりと褒めていました。
演技開始前に、ふたりでこう、グーの拳をこつんとぶつけ合ったり、ショートの後は良い出来に満足だったらしく、ハイタッチをしていたりと、男女のペアというよりは、仲良しチームな雰囲気があって、それも、わーかわいい、と思いながら見てました。今後が凄く楽しみです。
フリーは緊張してしまったのか、あまり出来が良くないのですが、ショートが凄くいいので、イチ押しです!見て損はないよ!
ちなみに、リフトの出来に関してはフリーのほうも凄くいいし、ショートよりもバリエーションが豊富なので、良かったら見てみて下さい。
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と、いうふうにたっぷり楽しみました。
次は、スケートアメリカ?(ではありませんでした)
どうやって見るかが課題になりますかね(笑)
まあそんな訳で。
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…調べたら、グランプリシリーズ第二戦はスケートカナダで、今週末、つまり今現在開催中でした。
織田信成、村主章枝が出ているようです。
全体的には、大型新人が鮮烈なデビューを飾った、という印象があります。どの種目でも。村上佳菜子、羽生結弦、アイスダンスのシブタニ兄妹、イリニフ・カツァラポフ組、それと、ペアの高橋・トラン組(は、厳密には"デビュー"とちょっと違うけど)。
驚かされましたね。こんな子達がいたんだ!と。
それとオリンピックで活躍した選手の健在ぶりも嬉しいですね。カロリーナ・コストナー、レイチェル・フラット、高橋大輔、アイスダンスのデイヴィス・ホワイト、ペアのホウ・トウなど。
あ、そうそう、NHKのサイトで、11月末まで動画が公開されています。
全選手、全プログラム。エキシビションの動画もあります。
そして詳しい採点表つき。
2010NHK杯フィギュア|2010動画クリップ
http://www9.nhk.or.jp/figure2/
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では、気になった選手ごとに、ちょっとずつ。(敬称略)
高橋大輔
健在ですね。
ショートプログラムも、フリーも、どっちもラテン系で重ねるんだ、と思ったら、フリーは『ブエノスアイレスの冬』、ということで、ラテン系の中でも夏と冬、的な違いがありましたね。ショートはノリノリ、フリーは哀愁漂う感じがあって良かったです。
エキシビはさらにもっとしっとり…。表現力ありますねえ…。
ジェレミー・アボット
彼もショートとフリーで違う面を見せてくれましたね。
フリーの衣装が、私的にツボでした。ワイシャツ、ネクタイ、ベスト。この組み合わせ、最高ですよね!!とくにこのベストの布地のうつくしいこと…!なんかきらきらする繊維でしたよね。グレーのグレンチェックも品がよく、後身頃の黒サテンがクールで。
フローラン・アモディオ
フリーが面白かったです。ん、マイケル・ジャクソン?な振り付け。ヒップホップダンス的な振り付けもあり…と思ったら、なんだ、コーチがモロゾフなんだ。納得、と思いました。でも、どうせやるなら、あの股間に手を当ててキュッとやる振り付けは、もっと露骨にやったらいいのに、と思いました。なんか控えめに見えた気がしたんで。
羽生結弦
初めて演技をちゃんと見た。柔軟性が高いですね。なんとなくジョニー・ウィアーを思い出します。(ていうか、衣装が、ジョニー・ウィアーによるデザインだそうで…)。…、あくまで、私の感覚で、での話なので、と前置きしますが、この柔軟性を、しなやかと見るか、ちょっとなよっとしてる…と感じるか、微妙なラインですね…。本当にごめんなさい、あまり好みではないです。
でも、エキシビがU2の曲を使っていて、振り付けもなかなかクールだったので、ちょっとプラスに傾きました。でも振りはまだちょっと未熟な印象。曖昧に流れてしまっている箇所があるのでメリハリを意識して踊ると良いと思います。
村上佳菜子
まさしく衝撃のデビューでしたね。いきなり表彰台。明るくてフレッシュで溌剌としてて。3回転-3回転もあるし。でもフリーでちょっと、緊張しちゃったのかな、そこが惜しかったですね。
昨シーズン、記事上で、「氷上のあやや」と書かれているのを見たとき、その記事についている写真ではピンと来なかったんですけど、今回、動く彼女を見たらわかりました。似てると思う瞬間が何度かありました。
レイチェル・フラット
健在ですねー。ショートの曲に一部、『サマータイム』を使っていて、ほらね、ガーシュウィンが合うよと言ったでしょ、とひとりで思いました。
フリーが『十番街の殺人』。凄く合ってる。凄く合ってるんだけど…、こういう「古きよきアメリカ」的な雰囲気にあまりにもハマり過ぎていて、それ以外のイメージを打ち出すのが逆に難しくなってしまいそう…。余計なお世話ですが。
浅田真央
痛々しくて見ちゃおれん…と最初、思ったのですが、「演技構成点だけを見れば2位です」「ジャンプの立て直しのためにスケーティングも基礎から丁寧にやっている」等々、実況の刈屋さんがしきりとフォローするコメントをするので、そう思って見直すと、なんとなくスケーティングがきれいになったような気がしますね。
曲調とかの影響もあるかも知れませんが、なんか、ほかの下位の選手のように無駄に多く氷を掻かなくても、ひと漕ぎでスーッとスケートが滑っていっているような、そんな気がしました。
それに、スピンやステップはきれいに出来ているし、出来ていないのはジャンプだけなんですね。
あ、じゃあ、大丈夫だ。と思いました。
ただ、無理に焦って怪我をしないように、マスコミや某連盟が過干渉しないように、そういうところを祈りたいと思います。
リード姉弟(アイスダンス)
ショートダンスが『アダムス・ファミリー』ということで、クリスが口髭を 描いて いたのが、可笑しかったです。いえ、可愛かったです。いえいえ、格好良かったです。たしか、付け髭だと、演技中にもし取れて落ちてしまうと反則だか減点だかになるんですよね。それでキャシーのアイライナーだかなんだかを借りて描いたらしいです。
フリーダンスは打って変わってしっとりとしたプログラムで雰囲気がとても良かったです…が、得点があまり伸びず。
やっぱりスケーティングスキル、なんでしょうかねえ。エッジとかターンとか言われるとわからないんですが、上位のチームと見比べるとなんとなーく1ステップのスケートの延びやスピードが足りないような感じはします。
シブタニ兄妹(アイスダンス)
私にとっては、このふたりがいちばんの衝撃のデビューに見えました。最初ショートダンスを見たときはあまりピンと来なかったんですが…。日系アメリカ人ていうけど、外見はまるっきり日本人だよ?とか、そういうのばっかり気にしてたんで。あとマイアのピンクのドレスがあんまり可愛くないな(余計なお世話)と思ったりしてて、転倒もあったし…。昨年の世界ジュニア2位で、コーチがヴァーチュ・モイヤ(バンクーバー金)やデイヴィス・ホワイト(バンクーバー銀)と同じという情報を実況から得て改めて見てみると、やっぱりスケーティングがすごくきれいな気がする。延びが良くてブレがなくて、スピードに乗って滑らかで。
とくにフリーの演技は凄く出来が良くて、音楽にも合ってとてもいい雰囲気。まさしく"氷上の社交ダンス"が実現されていました。2番目にオススメな動画です。(イチおし動画は次、お話します)。
高橋成美&マーヴィン・トラン(ペア)
このふたりにも凄い衝撃を受けました。こちらも昨年の世界ジュニア2位ということですが、昨年のNHK杯にも出ているので今回がシニアデビューという訳ではないようです(この辺のジュニア/シニアが良くわからない…)。
高橋が、小さい!細い!可愛い!そして、リフトされてる時のポジションのきれいさがハンパない。とくにあまり見かけないスプリットポジション…と解説の人は言っていたと思うけど、それが凄いキレイ。あとデススパイラルのときのトランの膝の位置が低く保たれていることを解説の人がしきりと褒めていました。
演技開始前に、ふたりでこう、グーの拳をこつんとぶつけ合ったり、ショートの後は良い出来に満足だったらしく、ハイタッチをしていたりと、男女のペアというよりは、仲良しチームな雰囲気があって、それも、わーかわいい、と思いながら見てました。今後が凄く楽しみです。
フリーは緊張してしまったのか、あまり出来が良くないのですが、ショートが凄くいいので、イチ押しです!見て損はないよ!
ちなみに、リフトの出来に関してはフリーのほうも凄くいいし、ショートよりもバリエーションが豊富なので、良かったら見てみて下さい。
------------------------
と、いうふうにたっぷり楽しみました。
次は、スケートアメリカ?(ではありませんでした)
どうやって見るかが課題になりますかね(笑)
まあそんな訳で。
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…調べたら、グランプリシリーズ第二戦はスケートカナダで、今週末、つまり今現在開催中でした。
織田信成、村主章枝が出ているようです。
コメント
知らなかったです、ありがとうございます~。
早速、ひいきのコストナーを見てきました♪
Dさんイチおしもこれから見てきたいと思います。
アボットのフリーの衣装、私も素敵だな~と思いました。上品で彼に似合ってましたしv
あと高橋大輔の表現力は凄いと思いました。彼の演技は「きれい、上手い」の他に、見ていて楽しいという要素が多いといいますか。毎回惹きつけられます。
高橋成美&マーヴィン・トラン、見てきました。
高橋選手、小さい~!!
フリーも見ましたが、確かにショートのほうが出来がいいですね。伸びやかな演技という感じで、なんだか安心して見ていられました。リフトは、高橋選手の体重がないみたいで…すごいです。あと、ほんと仲がよさそうで可愛いかったですv
コストナーは手足が長くて、キレイですよねー。とくに腕が長いな~っていつも思います。今回は、最後まで調子が崩れず、安心して見られましたね。(バンクーバーは残念でしたから…)
イチおし、見ました?かわいかったでしょ~~!(笑)
アボットくんの衣装、気に入りすぎて、演技よりも衣装にばかり注目してしまってました(笑)
大ちゃんは、なんていうかプレゼンテーションていうか、見せ方、というものを今では確実に掴んだ人のような感じがします。
とにかく、みんな、今後楽しみですね~。