アイスダンスのリード姉弟が今季のフリーダンスで使用しているのは『So She Dances』というジョシュ・グローバンの歌なんですが、なかなかしっとりとした雰囲気の良いヴォーカル曲なので、気に入って、ダウンロードでもしようかと思って、「So She Dances」と入れて検索したら、なぜか、この『春の祭典』
の中の1トラックである「The Augurs of Spring: Dances of the Young Girls(春の兆しと若い娘達の踊り)」も一緒に引っかかってきた。…なんで?と思いつつも、知ってる曲だったので、ほう、どこのオケがどんな演奏してるのかな、と、つい、試聴ボタンを押してしまった。1個目のオケは、なんかあんまり好みの演奏じゃなかったんだけど、もう1個のこの「シモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラ」の演奏が、思いがけなく良かった。

最初英語で書かれていたオーケストラ名を苦労しつつ読んで…、え、ベネズエラ?って、あのコーヒーとかチョコレートの産地の?(失礼ながらオケがあるイメージがあまりなかった)。ユースオーケストラっつーと、若手のオケってことでいーんだよね?へー、こんなオケがあるんだ。
…というもの珍しく思う気持ちも手伝って、結局DLしてしまった。

通して聴いてみた結果。
まあまあ、かな~。
全体としては音のまとまりもよく、リズムの刻みもきちっとして乱れがなく、各楽器の音のブレンドも良くて例えば金管が変にうるさいということもないんだけど、木管のソリストたちが未熟な印象。ファゴットとクラリネットの人がなんかもの足りない。あとフルート、オーボエもちょっと…いや、あれはアルトフルートとコーラングレなのか?(実は私もよくわからない)。こういう木管の1本1本の旋律を複雑に編み込みする、みたいな部分が何箇所かあって、自分も笛吹きなせいかそこが好きなので、もの足りないなー、惜しいなーと思ってしまうのでありました。

あと思ったのは、初めて聴いた盤ていうのは凄く影響するんだなーということ。この曲に限ったことではなくて。ファーストインパクトってやつですかね。初めて聴いて、「がーん!」と思ってしまうと、その後に別な演奏を聴いたとき「違う」と感じてしまう。

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