『3月のライオン』 5
2010年12月30日 読書
『3月のライオン』 5 羽海野チカ (ジェッツコミックス)
コミック 白泉社 発売:2010/11/26 510円
麻雀のあとは、将棋、ということで(笑)。
将棋のほうがもうちょっとわかります。
『3月のライオン』を読み始めた、今年の夏頃から、ちょくちょくNHKの将棋番組を見たりするようになりました。NHK杯棋戦のTV放映や、将棋講座などです。将棋講座は、ちょっと難しいんですけど、NHK杯は、解説を聞いてるだけでもそれなりに面白いです。解説者にもよりますが。
それでちょっとわかるようになったんですが、『3月のライオン』作中に登場する辻井武史九段は、ズバリ、藤井猛九段がモデルですよね?
髪型も若干似ているし、あの、口元に手を当てるポーズ、よく見るんですが…。
それに気付くと、超ウケる。
リアル藤井九段もかなり面白いひとらしく、「藤井語録」とかで検索するといろいろひっかかりますよ。
でも藤井九段は凄い人ですよ。最近は無冠とはいえ、『3月のライオン』作中でもちらっと名前が出て来てたと思いますが、「藤井システム」(という将棋の手法)を作り出した人です。
「一手損角換わり」っていうのもちらっと名前が出てましたよね。二海堂が、「一手損角換わりなんてこのままのさばらせておく訳にはいかないんだよ!!」つって。これが最近の流行りらしいんです。で、羽生さんがそれを解説しているのを聞く機会があったんだけど、すっごいわかりやすかったんですよ!
1回でも駒を多く動かせればその分有利なはずなのに、その名の通り、一手を損する指し方がなぜイイのか。
「ココです。ここで、この位置に桂馬をハネさせることが出来るというのが、一手損角換わりという戦法の最大の利点なんです」
…さすが公文式!みたいな。要点はここ、テストに出ます、みたいに聞こえたよ。
「従来のこれこれこういう戦形だと、この桂馬をうまく生かせなかったんですね。これを(中略)することで新たな攻めの道筋が(後略)」
…ほほ~~~!なるほど、それで二海堂があんな風に言うんだ~。と思いました。
天才の言うことってときどきわかりにくかったりするよね、って思うことあるけど、羽生さんは凄いわ。
余談。ニコ動で「羽生」「チェス」のキーワードで検索すると、羽生さんがチェスの名人級の人と対戦して快勝したときの棋譜の解説をしてくれてる動画が見つかります。これが恐ろしいの。羽生さんの強さにぞっとする。いわゆる肉を切らせて骨を断つ式の戦いなんだけど、もう、捨て駒のしかたが怖い。
---------
さて、この5巻では、天童(てんどう)がちょろっと出て来ますね。島田八段の故郷として。あの人間将棋の様子は毎年ローカルニュースで流れるのをよく見ますよ~。
天童は、さくらんぼの産地の寒河江(さがえ)や東根(ひがしね)がすぐ近いですね。牛肉で有名な米沢、ぶどうやワイン、各種の果物が豊富な高畠(たかはた)もわりと近いね~。あと尾花沢(おばなざわ)のスイカも逸品です。
(しかし。同じ県内でもいま私が住んでいる沿岸部からは凄く遠い!車で1時間以上。高速バスだと2時間くらい。電車では直通路線がなくて、2回くらい乗り換えが必要。たそがれ清兵衛やおくりびとで多少有名にはなったけど、山形の海沿いってなかなか、なにげにどこからも遠いんだよね…。東京方面から来ても仙台方面から来ても、新幹線も高速道路も途中で途切れるんで…。舞踏会が遠いわ!)
-----------
ひなちゃんのいじめのエピソードは読んでてとっっってもいたたまれなかった。
次巻で解決することを祈る。
コミック 白泉社 発売:2010/11/26 510円
麻雀のあとは、将棋、ということで(笑)。
将棋のほうがもうちょっとわかります。
『3月のライオン』を読み始めた、今年の夏頃から、ちょくちょくNHKの将棋番組を見たりするようになりました。NHK杯棋戦のTV放映や、将棋講座などです。将棋講座は、ちょっと難しいんですけど、NHK杯は、解説を聞いてるだけでもそれなりに面白いです。解説者にもよりますが。
それでちょっとわかるようになったんですが、『3月のライオン』作中に登場する辻井武史九段は、ズバリ、藤井猛九段がモデルですよね?
髪型も若干似ているし、あの、口元に手を当てるポーズ、よく見るんですが…。
それに気付くと、超ウケる。
リアル藤井九段もかなり面白いひとらしく、「藤井語録」とかで検索するといろいろひっかかりますよ。
でも藤井九段は凄い人ですよ。最近は無冠とはいえ、『3月のライオン』作中でもちらっと名前が出て来てたと思いますが、「藤井システム」(という将棋の手法)を作り出した人です。
「一手損角換わり」っていうのもちらっと名前が出てましたよね。二海堂が、「一手損角換わりなんてこのままのさばらせておく訳にはいかないんだよ!!」つって。これが最近の流行りらしいんです。で、羽生さんがそれを解説しているのを聞く機会があったんだけど、すっごいわかりやすかったんですよ!
1回でも駒を多く動かせればその分有利なはずなのに、その名の通り、一手を損する指し方がなぜイイのか。
「ココです。ここで、この位置に桂馬をハネさせることが出来るというのが、一手損角換わりという戦法の最大の利点なんです」
…さすが公文式!みたいな。要点はここ、テストに出ます、みたいに聞こえたよ。
「従来のこれこれこういう戦形だと、この桂馬をうまく生かせなかったんですね。これを(中略)することで新たな攻めの道筋が(後略)」
…ほほ~~~!なるほど、それで二海堂があんな風に言うんだ~。と思いました。
天才の言うことってときどきわかりにくかったりするよね、って思うことあるけど、羽生さんは凄いわ。
余談。ニコ動で「羽生」「チェス」のキーワードで検索すると、羽生さんがチェスの名人級の人と対戦して快勝したときの棋譜の解説をしてくれてる動画が見つかります。これが恐ろしいの。羽生さんの強さにぞっとする。いわゆる肉を切らせて骨を断つ式の戦いなんだけど、もう、捨て駒のしかたが怖い。
---------
さて、この5巻では、天童(てんどう)がちょろっと出て来ますね。島田八段の故郷として。あの人間将棋の様子は毎年ローカルニュースで流れるのをよく見ますよ~。
天童は、さくらんぼの産地の寒河江(さがえ)や東根(ひがしね)がすぐ近いですね。牛肉で有名な米沢、ぶどうやワイン、各種の果物が豊富な高畠(たかはた)もわりと近いね~。あと尾花沢(おばなざわ)のスイカも逸品です。
(しかし。同じ県内でもいま私が住んでいる沿岸部からは凄く遠い!車で1時間以上。高速バスだと2時間くらい。電車では直通路線がなくて、2回くらい乗り換えが必要。たそがれ清兵衛やおくりびとで多少有名にはなったけど、山形の海沿いってなかなか、なにげにどこからも遠いんだよね…。東京方面から来ても仙台方面から来ても、新幹線も高速道路も途中で途切れるんで…。舞踏会が遠いわ!)
-----------
ひなちゃんのいじめのエピソードは読んでてとっっってもいたたまれなかった。
次巻で解決することを祈る。
コメント