『白鳥の湖』

2011年6月12日 趣味
白鳥の湖 [DVD]
DVD ワーナーミュージック・ジャパン 発売:2009/06/24 2,940円

1992年7月 パリ・オペラ座 バスティーユ
パリ・オペラ座のエトワール ピエトラガラ&デュポンが演じた、ブルメイステル版による華麗な上演!

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だそうです。
『ブラック・スワン』の後、一回ちゃんと見ておこうと思って、買いました。
アマゾンのレビューを見て、値段と内容からいってこの辺が良さそうだと思ったんだけど、見てみたらちょっと変わった演出で、スタンダードな『白鳥の湖』とはちょっと違う感じ。これはこれで良かったんだけど、2枚目として見たかったかもなという感想です。

私が子供のころ聴いていたレコードは、たぶん主に第二幕を編集したものだったんじゃないかなと思います。だってLPレコード一枚だったもん。全幕通して3時間くらいあるのに。

なので、第三幕の舞踏会の音楽を聴いて、「あ、これ『白鳥の湖』だったんだ」っつーのばっかりでした。スペインの踊り、ナポリの踊り、マズルカ等々。あとオディールのグランフェッテの場面の音楽が『ブラック・スワン』で聴いたのと違ってて、あれ?って思いました。版の違いですかね。

で、この辺の音楽がですね、どっかで聞いたことがあるやつばっかりなんですよ。運動会とか、校内放送のBGM、デパートの館内放送のBGM、TV番組のBGM、そういうので。それで「あ、これ『白鳥~~」となる訳です。

白鳥の踊りを見ていて、ところどころ、「あ、なんかこのポーズ見たことがある」っていうのがありました。あれですね、漫画『Do Da Dancin’!』。これで見たんですね。そういえばこの漫画の中で、主人公が、スペインの踊りを割り当てられて「民族舞踊なんて…!!」っつってガーン!となるところがあるんですけど、…そういうものなんですかね?でも、主人公はその後スペインの踊りをやってみたら「楽しいー!!」って言ってましたが。

その『Do Da Dancin’!』作中と、このDVDでは、スペインの踊りは、ヒールのついた靴で踊られてました。比較的フラメンコに近い振り付けですが、踵は踏み鳴らしていませんでした。ためしにYouTubeで探してみたら、トウシューズでかなり跳躍の多い振り付けのスペインの踊りも見つかりました。
…?なんですかね。ひょっとして、踵をつく踊りが、バレエでは嫌われるのかしら…?

あと、このDVDでは道化が大活躍でした。私は王子よりも印象に残った。ソロの踊りも何度かあったし、それ以外でも王子に付きまとってて(笑)、それが特に。落ち込んでる王子を励ましたり、母親の前に出るのに気が進まない王子に代わって王妃の前でおちゃらけてみたり、賓客たちが王子の前で踊って見せているときは王子の足元で猫みたいに丸くなってくっついているし、王子が悪魔を追って出て行こうとすると、引き留めて「ダメ、ダメ」と首を振って見せたりと。
もう道化萌えです。
新しかった。白鳥、黒鳥、王子、悪魔くらいしか知らなかったので、こんな役もいたのかと。


『白鳥の湖』はもう一枚くらい見てもいいな…。

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