…ていう記事を見つけた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000039-mai-soci

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<警視庁>元力士のお巡りさん奮闘 東京湾岸署で勤務1年
毎日新聞 9月3日(土)15時1分配信

 東京の交番に、元大相撲力士という異色の経歴を持つお巡りさんがいる。警視庁東京湾岸署地域課に所属する巡査、正代(しょうだい)邦明さん(32)。引退翌年の昨年7月に勤務について1年余。土俵から地域の見守り役へと舞台を移し、まだ戸惑うことも多いが、「立派な警察官になることがお世話になった人への恩返し」と奮闘する毎日だ。【前谷宏】

 正代さんは熊本市出身。最も重い時で体重130キロという立派な体格が桐山親方(元小結・黒瀬川)の目に留まって相撲を始め、中学卒業後、15歳で「照瀬川(てるせがわ)」として初土俵を踏んだ。

 頭からぶちかます押し相撲が得意だったが、三段目に昇進した3年目に両足首の靱帯(じんたい)を断裂。幕下東43枚目まで昇進したものの、首のヘルニアにも悩まされ続けた。

 30歳が近づき引退が頭をよぎったころ、知人の警視庁の警察官から「来ないか」と声を掛けられた。「幕内に上がれないままでいいのか」と悩んだが、体は医師に引退を勧められるほど悲鳴を上げていた。

 2人の弟も警察官。「相撲で鍛えた心と体を生かせる」と決心し、通信制の高校を卒業した。08年の場所中、取組のない日にまげ姿のまま採用試験を受け、合格した。

 30歳の新人は、一回り以上年下の同期生たちにアドバイスを受けながら、難解な法律を読み込んだ。体力には自信があったが、苦手の持久走では付いていけないこともしばしば。毎日の走り込みで体重は25キロも減った。

 同じころ、相撲界は野球賭博事件に揺れ、八百長問題も発覚。正代さんの弟弟子も八百長への関与を指摘され、引退した。「今の職場が昔の職場を手入れしているという状況に、ずっと複雑な気持ちだった」という。今も角界の不祥事のニュースは気になるが、「自分はできることをするしかない」と自らに言い聞かせている。

 交番勤務に就いた1カ月後には、パトロール中に自転車盗を検挙した。新しい環境に慣れようと、署内で同僚にちゃんこを振る舞うこともある。

 今の夢は刑事になること。かつての仲間たちには「原点に戻って頑張ってほしい」とエールを送り続けるつもりだ。

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なんでこの記事を引用したかっていうと、私は読んで、「交渉人」シリーズを思い出したから。思い出さない?

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