ではさっそく!

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■ ベルネル(チェコ)
シャツにサスペンダーの衣装からして、なんか楽しいことをやってくれそう、と期待しちゃうね。サスペンダー引っ張って「ぱっちん☆」とかやってくれるんじゃない?…って、それはなかったけど、途中でサスペンダーから肩を抜いていたね。
曲はシング・シング・シング。
音もよく拾った振り付けでいいわ~。楽しい。
けど、やっぱりなんか調子悪いのかねえ。2回も転んじゃって。
冒頭の4回転がすごくクリーンだったから期待したんだけど。
なんか、プレゼントで、ロブスターみたいな縫いぐるみもらってなかった?彼らしいものをもらったねと思ってしまった。

■ マバヌザーデ(アメリカ)
場内のコールを聴いていると「マーバヌーザデー」って言ってるように聞こえる。
曲が『キル・ビル』サントラ。あ、それであの衣装なんだ。
うーん、まだなんか、技術的にも演技的にも未熟な印象。なんか、ただそのポーズをとってるだけで、"演じてる"感じを得ない。
あれ、また赤いハート型のクッションもらってる。
個性的なルックスだし、それこそベルネルみたいな、独特のキャラに育って行ってくれれば面白いのになあ、と勝手に期待する(笑)。
でも時折、気弱そうな表情を見せるんだよねえ。もっと図太くなれよ☆

■ コンテスティ(イタリア)
道化師というか大道芸人っぽい雰囲気の衣装、サスペンダーつき。ぱっちん☆はなかったけど、サスペンダーをひっぱる演技はこちらで見ることができた。
顔の表情や手の仕草でのコミカルな雰囲気の演技がプログラム全体を通して見ることが出来て、小塚君が参考にすべき演技はこれだろうと思った。
ジャンプは綺麗なのとそうじゃないのとがあった。スピンにスピードがもっと欲しかったな。
キスクラ席で言った「ありがとう」の発音が結構きれいだった。

■ マイナー(アメリカ)
映画『アンタッチャブル』の音楽。
…あら。…やだ、ちょっと、なに。…好きかも、このプログラム。
私の中でマイナーがメジャーに変わった瞬間。かもしれない。
序盤、すごく緊張感のある音楽の中で、低い姿勢で氷に手をついてサッと横を見る振り付けがあって、それがカッコ良かった。プロの怪盗みたいで。
中盤はゆったりした音楽に変わって、そこからはまあまあかな。終盤音楽の盛り上がりとともにステップシークエンスに入っていくんだけど、そこ、ちょっとバテてるみたいな気がした。

■ 町田樹
お、ドン・キ。
この衣裳だと、左手を腰にあてて右手をジャン!つって振り上げるポーズが格好いいんだよね。フィニッシュのポーズもすごくドン・キっぽかった。
うーん、ジャンプがもう少し決まればねえ。
演技力は結構あったように見えたよ。

■ ミンショフ(ロシア)
黒のピタッとした衣装。うーん、体、きれいだねえ。上半身がよく締まってる。
上半身の動きが大きくて、シャープなキレがあって、演技にあいまいさがない。そのあたりに年齢らしさというか、ベテランらしさを感じる。ステップシークエンスでとくにそれが映える。
が、ジャンプがいまいちで、得点もいま一つ伸び悩んだね。

■ ムロズ(アメリカ)
今度は4回転ルッツ失敗。
うーん…。ミンショフで「凄い踊れてる」感を持った後で見ると、なんかつまんない。せっかくカルメンなのに。あの闘牛士の歌の部分、なんであんなテンポ遅いのさ(笑)。もっと速いテンポで煽ってがんがんステップ踏んでいくのが見たいところなのに。
後半だいぶバテた感じに見えた。
キスクラ席で、げんこつでこんこんこんと額を叩いていたのがちょっと可愛かった。

■ 小塚崇彦
フリーはナウシカと聞いて、「ハ?」と正直思ってたんだけど、うん、こういう編曲ならありかな。…この曲、真央ちゃんにあげたら。
ステップシークエンスは風を感じた。
解説の本田さんも言っていたけど、会場がシーンと静まり返って見入っていて、スピンで拍手が沸いて、その空気感が良かった、って、まったくもって同感。
キスクラ席で点数を聞いて嬉しそうな顔になったのが可愛かった。

■ 高橋大輔
おわー、ブルース、かっけぇ。
前半はちょっと昨季のラテンとあまり差が感じられないなと思って見てたんだけど、後半はムードあったね。ステップシークエンスは圧巻だった。セクシーだったね。あの顔をなでる仕草はちょっと恥ずかしいのかな?なんか照れ笑いしてなかった?
今度はこの曲を小塚君にあげてー。たぶん彼だと、セクシーさはあんまないかもしんないけど、クールでストイックでちょいニヒルなブルースが見られると思う。
6分間練習で人生で初めて4回転フリップを降りれたって?あらまー、初めてだったんだ。本番は惜しかったね。


日本男子でワンツーフィニッシュ、そして何気にマイナーな彼が3位に食い込んだよ!やるじゃん。

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いやー、楽しかった。

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