美しいじゃないですか。

今更ながら、大河ドラマ「平清盛」第1回を見てみた。

某知事の「画面が汚い」発言が波紋を呼んでいるらしく、それに絡んだ記事を未だに見かけるので、そんなに汚いのかね、つって見てみた。（NHKオンデマンドの見逃し番組で）

そんな言うほど汚くないじゃん。この辺のシーンを言ってるのかなっつうあたりは相応だと思うし、中井貴一が赤子を抱いてススキ野原に佇むシーンなんかむしろ綺麗だったよ。秋の午後の光が金色に輝いて眩しくて、ちょっと涙出そうになるほど美しかった。

三上博史は怪優だね、相変わらず。
雅でちょっと気弱で心優しい鳥羽天皇の雰囲気が画面に映るだけでわかる。
でもって、白河法皇（祖父）と璋子（妻）との裏切りを知って感情を爆発させるシーンがまた、迫力ある芝居で。Wikipediaで鳥羽天皇てどんな人なんだっけと見てみたら、なんかもう、この二人のせいでこの人あんなんなっちゃたんじゃ、と思わせる作りなんだねこのドラマ。

松田聖子が思いのほか良かった。役にハマってた。
彼女の十二単が落ち着いててクールな、かっこいい色の合わせ方で、きれいだった。

語り＆源頼朝役の岡田くんは若すぎるなあ…。

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うーん…、見れば見るほど、むしろ全然きれいだけどなあ。そんなに気になるところがない。私は『龍馬伝』の時のほうが見づらさを感じたけど…。まあ、今見たら違う感想を持つかもしれない。

音楽が良かった。
ドラマのオープニングで（シーンに合わせてだけど）重厚で迫力のあるBGMが鳴ったあとふっと途切れて、静か～なピアノのメロディで始めるメインテーマが流れる。うわ、私、こういう演出方法、好きだわ～。いいね。
メインテーマ自体も、静かに始まるけどもその後ドラマティックに展開していく音楽でかっこいい。曲の終盤でふっとまた静かになり子供の歌声が入って、なんとも不思議な世界観を感じさせる。


もしかしたら、続けて見るかも知れない。