あともう一個思いついたことがあって。
2012年3月5日コメント (2)「いい糸は高い」の話。
編み物の話をあまりブログに書いていませんが、私も相当、編む人です。じつは。
少し前には「いい素材」にこだわっていた時期がありました。シルク、カシミア、アンゴラ、アルパカなどのことです。
よくヤフオクで探しました。糸の問屋さんやニット工場の余り糸を狙って。…、余りと言っても、工場レベルでロットを成すまでに満たない端数ってなだけなので、個人から見たらそれなりの量です。でも工場ではもう使わない、というものなので格安で放出されてきます。
一度、イタリア製のシルク・ウールを落札したことがありましたが、も、すんばらしい手触りでした。さらさら、すべすべ、ふわふわ、みたいな。混紡率は…書いてなかったような…どうだったっけ、シルク30%ウール70%だったような気もするけど…結構前のことなので定かじゃないです。
ただ、このテのオークションは、割安だけどハンパない量なの。出品がkg単位だったりすることもあるんですよね…。皆さんが着るセーター、1kgもあります?(そして割安であっても多量に買えば結局高くつく)。
わー、あれも編めるこれも編める~…と考えられれば良いですけどね。ま、持て余しますね。
それと、工場使用が前提の糸なのですごく細い。ことが多い。そのまま1本取りでは使えなくて数本引き揃えないといけなかったりと、ちょっと手間なんですな。
それでだんだん利用しなくなりました。
現在はというと、行きつけの某デパート内にある手芸屋さんにちょこちょこ通っています。会員カードがあってスタンプがお得なんです。セール時にはハガキもくれるし、そのハガキを持っていくと買い物しなくてもスタンプ5個サービスなんですよ?(←踊らされています)。
それにやっぱりネットじゃ、色味が違って見えることもあるし、手触りがわからないしねえ。それに、触ってみると、安い糸でも、…おや、そんなに悪くないじゃないか。となる訳。
さてそこで。
同じウール100%でも、ワゴンセールで1袋10玉入り980円の品と、1玉298円のばら売りの毛糸があったりする訳なんですよね。
そして、触ってみて「うわ、凄く手触りいい!」と思ってもよく見るとアクリルとウールの混紡だったりすることもある訳。アクリルがちょっと入ってるくらいのほうが、安いうえにチクチクもしなくていいかもね、なんて思うくらいですよ。(でもワゴンセールの怪しいウールよりは高い)。(そしてワゴンセールの怪しいウールは上品な色が少ない)。
そしてヘンにやっすいウール100%も編んでみたこともあるけど、途中で草みたいな木の皮みたいなゴミが毛糸に絡まっていたり、千切れやすかったり、石油みたいなにおいが強く残っていたり、…なんてこともある。
この油は、紡績の過程で必要不可欠なものらしいです。なので、それなりに匂って当たり前なんだけど、いい糸の場合はそんなににおいが気になることはないんだよね。
ウール100%、だから良いとは限らないのですよ。
そんな訳で、
「いい糸は高い」。
しみじみとそう思うのです。
かくして、糸を巡る旅(?)もまだまだ続くのであった…。
編み物の話をあまりブログに書いていませんが、私も相当、編む人です。じつは。
少し前には「いい素材」にこだわっていた時期がありました。シルク、カシミア、アンゴラ、アルパカなどのことです。
よくヤフオクで探しました。糸の問屋さんやニット工場の余り糸を狙って。…、余りと言っても、工場レベルでロットを成すまでに満たない端数ってなだけなので、個人から見たらそれなりの量です。でも工場ではもう使わない、というものなので格安で放出されてきます。
一度、イタリア製のシルク・ウールを落札したことがありましたが、も、すんばらしい手触りでした。さらさら、すべすべ、ふわふわ、みたいな。混紡率は…書いてなかったような…どうだったっけ、シルク30%ウール70%だったような気もするけど…結構前のことなので定かじゃないです。
ただ、このテのオークションは、割安だけどハンパない量なの。出品がkg単位だったりすることもあるんですよね…。皆さんが着るセーター、1kgもあります?(そして割安であっても多量に買えば結局高くつく)。
わー、あれも編めるこれも編める~…と考えられれば良いですけどね。ま、持て余しますね。
それと、工場使用が前提の糸なのですごく細い。ことが多い。そのまま1本取りでは使えなくて数本引き揃えないといけなかったりと、ちょっと手間なんですな。
それでだんだん利用しなくなりました。
現在はというと、行きつけの某デパート内にある手芸屋さんにちょこちょこ通っています。会員カードがあってスタンプがお得なんです。セール時にはハガキもくれるし、そのハガキを持っていくと買い物しなくてもスタンプ5個サービスなんですよ?(←踊らされています)。
それにやっぱりネットじゃ、色味が違って見えることもあるし、手触りがわからないしねえ。それに、触ってみると、安い糸でも、…おや、そんなに悪くないじゃないか。となる訳。
さてそこで。
同じウール100%でも、ワゴンセールで1袋10玉入り980円の品と、1玉298円のばら売りの毛糸があったりする訳なんですよね。
そして、触ってみて「うわ、凄く手触りいい!」と思ってもよく見るとアクリルとウールの混紡だったりすることもある訳。アクリルがちょっと入ってるくらいのほうが、安いうえにチクチクもしなくていいかもね、なんて思うくらいですよ。(でもワゴンセールの怪しいウールよりは高い)。(そしてワゴンセールの怪しいウールは上品な色が少ない)。
そしてヘンにやっすいウール100%も編んでみたこともあるけど、途中で草みたいな木の皮みたいなゴミが毛糸に絡まっていたり、千切れやすかったり、石油みたいなにおいが強く残っていたり、…なんてこともある。
この油は、紡績の過程で必要不可欠なものらしいです。なので、それなりに匂って当たり前なんだけど、いい糸の場合はそんなににおいが気になることはないんだよね。
ウール100%、だから良いとは限らないのですよ。
そんな訳で、
「いい糸は高い」。
しみじみとそう思うのです。
かくして、糸を巡る旅(?)もまだまだ続くのであった…。
コメント
ハマナカさんの「ソノモノ ループ」が好きで、よくこれで帽子編んでもらってましたが、ループですらお高いと思ってたのに…。