今頃フィギュアNHK杯の感想。1

まず、アイスダンスから。

今季のSDのパターンダンスはフィンステップ。
あー、これなんだ、フィンステップって。速いテンポで軽やかで華やかで明るくて楽しい！
そしてこれ難しいんですね。スケーティングスキルの正確性に定評のあるシブタニ兄妹でさえ、アメリカ大会でレベルを取りこぼしたと解説されていて、一瞬耳を疑いました。そんなに難しいのかー、と。

そのフィンステップのほか、今季のSDの課題は、クイックステップまたは、クイックステップとフォックストロット、チャールストン、スウィングの中から1つか2つを選択、ということなので、ちょっとレトロなアメリカ（’50～’60年代くらい？）の曲が多く使われていて、衣装も男性は燕尾服っぽいのが多くて、
そういう雰囲気が楽しかったです。

とくにシブタニ兄妹にこういう雰囲気がよく似合って、好きです。
ほんとにこの兄妹はいつ見ても、鮮やかでフレッシュで、爽やかで、アイスダンスの選手で一番好きです。
FDではマイケルジャクソンメドレーと意外な選曲でしたが、これもまた面白かったです。普段おとなしめな印象のアレックスがすごいハジけてた（笑）。

イリニフ＆カツァラポフもよかったですねえ。SD終わったあと、リンクサイドのモロゾフコーチが にんまり してるのが映ったのが印象的でした（笑）。高橋大輔のSPの後は泣いてたし、なんだかんだ言ってもこの人ってフィギュアのコーチが天職なんだねえ、と思ってみたりしましたが。
FDのブラックスワンがまたカッコよかった。あの編曲はいいですね。湖の情景のあとワルツとか、その後とかもちょっと意外なつなぎ方だったんだけど、なるほど、アリだな、と思いました。

カッペリーニ＆ラノッテは、ここ数年でぐっと成績が上がってきましたね、という印象があります。が、…昨年あまりスケートを見なかったので…、本当のところよくわかりません。ごめんなさい。
SDのときのカッペリーニのスカートが可愛すぎます。いったいどういうパターンで裁断して縫えばあんなにキレイにひるがえるんでしょうか。

スカートといえばギレス＆ポワリエのFDのときのギレスの衣装も可愛かった。黒地に銀の刺繍(かプリント)っぽいのが入って裾になんだろ、遠目にはファーみたいなふさふさがついているように見えるスカートが静止しているときはきれいなAラインで回って広がると透けて見えて絶妙。スピンしながらリフトしてたけどそれがすごいきれいだった。

デイヴィス＆ホワイトは、パターンダンスも危なげなく完璧にこなしていて、貫録の演技。たぶん、オリンピックでも普通に金メダルか銀メダルを獲るでしょうね。FDのシェエラザード、良かったな。これぞシェエラザード、という雰囲気。

リード姉弟はいつも頑張ってて、頑張りは評価していますが、なかなか点が上がっていかないですねー…。
FDはすごく良かったですよー。和風の曲と衣装で。オリンピックシーズンに和風を選んでくれたことは嬉しい。

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2に続きます。