昨日はいろいろあって1日出勤していたんですが、ま、飛び石ではあったのでアイスホッケーをとにかく見ていました。

今日は昼前にスーパーに行き、――休日の昼前に行くと珍しいものが手に入ることがありますね。とくに鮮魚、精肉。買わなかったけど、今日は馬刺し、合鴨肉薄切り、ラムチョップを見かけました。さすがに鹿肉はなかった(笑)。牛すねもなかったです。…と、なぜか精肉コーナーをじっくりチェック(笑)したのち、総菜コーナーで「合鴨の白味噌仕立て」というものを発見したので買って、それと野菜で献立くんで、ちまちまつまみながらホッケー観戦です。ちなみに酒は飲んでないです。

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予選リーグから決勝トーナメント通して、いろいろ見た中で、一番白熱した試合は予選リーグのアメリカ×ロシア戦だったんじゃないかな。2対2の同点のまま延長戦でも決着がつかず、ゲームウイニングショットも8人目までもつれ込む大接戦。(ゲームウイニングショットはいわゆる、PKみたいなやつ。最初3人ずつ出して交互に打って、それで決着がつかなければさらに1人ずつ出てきて打ち合う)。プーチン大統領も観戦していたのを撮られていましたね。

カナダ×スウェーデンの決勝はそれに比べると案外と淡々とした印象、3位決定戦のアメリカ×フィンランドのほうがもうちょっとエキサイトした感じ…だったような気がします。(3位決定戦だけは当日の放送を見たんですよね。もうだいぶ時間たっちゃって忘れました)

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準決勝が、アメリカ×カナダ、スウェーデン×フィンランド、という組み合わせになり、北米同士、北欧同士の顔合わせだったのもちょっと面白かったです。スウェーデン×フィンランド戦では選手からも、相手国は兄弟みたいなもの、というコメントがあったようでしたが、ゲーム途中で選手たちが睨み合ったり、肩掴んだりしていても、なんか兄弟喧嘩みたいで「ああやってるなー」くらいにしか思いませんでした。アメリカ×ロシア戦ではそういうことがあると大分ハラハラしましたが。レフェリーの止め方も必死さが違った気がします。
隣同士だからこそ宿敵、みたいなケースもあると思いますが、準決勝2試合は比較的穏やかだったような気がするなあ。

何試合かで見られたんですけど、ゴールキーパー(GK)に対して相手チームの選手が必要以上に当たっていったりスティックを引っ掛けたりすると、味方がすぐに寄ってきてかなりがっちり仕返しをするシーンがちょいちょいありました。「おいてめーウチのGKに何してくれんだ‼」みたいな感じで、もう、完全に吹っ飛ばされていたりするんでそっちのほうが目立つんだけど、リプレイ映像で見るとやっぱり先にGKにちょっかい出してるほうが悪いんですね(故意じゃないかも知れないけど)。それにしても若干仕返しし過ぎじゃない?でも氷上の格闘技っていうくらいだからそういうものなのかなと思っていたら、どっかで、解説の坂井さんが、「GKは一番守らないといけない仲間ですからね」というようなことを言っていて、ああ、そういうものなんだ!とやっと腑に落ちました。例えばサッカーのGKだと守護神でチームの司令塔で皆から頼りにされる、っていうイメージだったから、どっかでそういう先入観があったせいかも。ホッケーだと確かに、敵がすごい勢いで突っ込んで来るし(たまに味方のディフェンダーも一緒に団子になって転がってくるし)、硬いパックは飛んで来るし、怪我しやすさとか危険度ハンパないもんね。そっか、チームの皆から大事にされてるんだね!

GKはとても体が柔らかいですね。体というか、脚か。180度開脚でゴールを守っているシーンを何度か見ました。股の間を抜かれないようにしないといけないし、内股でぺたんと座ったかと思うとすぐ立ち上がったり…、脚やわらけー…。

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放送はなかったようでしたが、チェコ×スロヴァキアっていう対戦カードもあったんですね。もとはひとつの国で、冬季五輪のメダル常連国でしたが…。国が分かれてからも、チェコが長野で金、トリノで銅、スロヴァキアも前回4位とやっぱり強豪国ですが以前ほどの活躍ではないような気がします。チェコ代表には、ヤロミール・ヤーガー、ペトル・ネドベドというNHLでも活躍した大ベテラン選手がいますが、ヤーガーは常に背番号68(プラハの春に由来するそうです)だし、ネドベドは1989年17歳でカナダに亡命、2007年にチェコに戻ったという選手。このあたりも非常に複雑ですよね。時間があったら勉強してみたいなあ。山田ユギさんの『誰にも愛されない』で架空の設定ではありますが、チェコ文学がちょっと出てくるし、時代は違いますが、スメタナやドヴォルザークの故郷でもあるしでチェコには大変興味があります。

準々決勝アメリカ×チェコは見ることができましたが、アメリカ側のヤーガーに対するマークが徹底していて、チェコはいい攻めをさせてもらえなかったようですね(解説から察するに。自分で見ても正直わかんないので)。でも1点目に絡んだクレイク(?と聞こえました)の相手の選手2人を完全に振った個人技や鮮やかに2点目を決めたヘムスキーの個人技については解説の鈴木さんが絶賛していたのが印象的でした。チェコの技術か、アメリカのスピードか、という解説もあったな。覚えとこうと思います。

大ベテランといえば、フィンランドのティーム・セラニも43歳ということで放送席の話題にのぼることも多かったですね。もちろん、ゴールでもアシストでも大活躍したからですが。今大会のMVPだったそうです。ゴール数やアシスト数ではほかに上回る選手がいたようですが、ひときわ光る活躍だったようで。(そのあたりは某知恵袋の記事が大変参考になりました。なるほどねえ~と)

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と、まあそんな訳で大変楽しかったです。



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