アーシャのごはん帖・3
2014年4月3日 料理・食べ物
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。第3回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
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■ ライ麦のパンのサンドイッチ、スクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒー
本文p59より引用
「…アレクセイは買い出してきた食材で朝食を作り始める。
ライ麦のパンにハムとレタス、オニオン、ピクルスを挟み込んだサンドイッチとスクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒーだった。」
これはまあ、調理手順についてはとくに書くほどのものはありません。が、最大の問題は、パンでした。
そうですよ、パンですよ!
ここで言うライ麦のパン、って、あれでしょ、いわゆる黒パンでしょ?手近に売ってなさそう…。けっこう固いんだそうです。そしてちょっと酸味があるとか。う~ん…。
最初、スーパーのパン売り場に行ったら某社のライ麦入り食パンがあったので、代用でこれでいっか、と、買おうとしたんだけど、 いやこれはあまりにも違うでしょ!? この場合食パンじゃだめでしょ!? とやめて(笑)、せめて行動範囲内のベーカリーを巡ってみようじゃないか!つって、何軒か当たったんだけど、…けっこうない。
あそこのパン屋の全粉粒パンがまだ多少は近いかなあ…。と諦めかけた時に、もう一軒、思い出したのです。すっごく小さいんだけど、それだけにとてもとてもこだわってる感じのパン屋さんがあるのを。行ってみたとき、夕方近かったので、商品は残り少なかったんだけど、なんと。あったの。「ライ麦パン」って書いてあるー!こう、茶色っぽくてこんもりした、塊のパンが。やった、と喜び勇んでレジに持っていくと、店主らしきお兄さんが「カンパーニュはカットしますか?」と言いました。
ああ…!
やっちまった…。そうだここ、お店の名前も「ブーランジュ○○」ってゆーんだった。つまり、フランスのパン屋さんだよー…。(ブーランジュはフランス語でパン職人、などの意味だそうです)。棚の商品名カードには「ライ麦パン」て書いてあったからつい…。
カンパーニュは、検索してみてもらえばわかると思いますが、アレクセイが使ったライ麦のパンとはライ麦含有率がたぶん、かなり違います。
というか、やっぱりドイツのパンは、いまの日本のふつうの街中じゃ、入手困難ですよね。これもネット通販なら手に入らないこともないようですが…。
でも結局ここまでで妥協して、このカンパーニュを使ってサンドイッチを作りました。
それに、もうひとつ引っかかっているのがあるんですよね。ハムなんですけど…。ハムもたぶん、こういうのじゃないと思うんですよねー。でも妥協してフツーの薄切りロースハムを使いました。
それを言い出したらキリがなくって(笑)。卵だって、ピクルスだってこれでいいのかわかりません。アスパラのサラダだって、どういうサラダなのか正直わかんないですよ!「アスパラのサラダ」としか書いてないから!(笑)緑のでいいのかな!
ちなみに写真のサラダに使ったのは、玉ねぎドレッシング。パンにはさんだ玉ねぎの余りをみじん切りにして、酢大さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩小さじ4分の1くらい、胡椒少々と混ぜ合わせたなんちゃってドレッシングを大さじ1くらいかけてます。(全量はかけないよ。作りやすい分量で作ってます)。オリーブオイルも使っていいのか悩みましたよ(笑)。
ほんともう、こだわり過ぎてしまうと、出来上がらないので、まあ、このくらいならいいだろう、という自分なりのラインをクリアしたのが、この写真の料理です。最近はやりのワンプレートにしちゃいましたけど、それでいいかどうかも全然わからないし、サンドイッチもひとつじゃないかも知れないし。
…と、いう訳で、鹿肉もハードル高かったけど、ライ麦パンも意外と、大変でした、っていう話でした。
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■ ライ麦のパンのサンドイッチ、スクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒー
本文p59より引用
「…アレクセイは買い出してきた食材で朝食を作り始める。
ライ麦のパンにハムとレタス、オニオン、ピクルスを挟み込んだサンドイッチとスクランブル・エッグ、アスパラのサラダ、コーヒーだった。」
これはまあ、調理手順についてはとくに書くほどのものはありません。が、最大の問題は、パンでした。
そうですよ、パンですよ!
ここで言うライ麦のパン、って、あれでしょ、いわゆる黒パンでしょ?手近に売ってなさそう…。けっこう固いんだそうです。そしてちょっと酸味があるとか。う~ん…。
最初、スーパーのパン売り場に行ったら某社のライ麦入り食パンがあったので、代用でこれでいっか、と、買おうとしたんだけど、 いやこれはあまりにも違うでしょ!? この場合食パンじゃだめでしょ!? とやめて(笑)、せめて行動範囲内のベーカリーを巡ってみようじゃないか!つって、何軒か当たったんだけど、…けっこうない。
あそこのパン屋の全粉粒パンがまだ多少は近いかなあ…。と諦めかけた時に、もう一軒、思い出したのです。すっごく小さいんだけど、それだけにとてもとてもこだわってる感じのパン屋さんがあるのを。行ってみたとき、夕方近かったので、商品は残り少なかったんだけど、なんと。あったの。「ライ麦パン」って書いてあるー!こう、茶色っぽくてこんもりした、塊のパンが。やった、と喜び勇んでレジに持っていくと、店主らしきお兄さんが「カンパーニュはカットしますか?」と言いました。
ああ…!
やっちまった…。そうだここ、お店の名前も「ブーランジュ○○」ってゆーんだった。つまり、フランスのパン屋さんだよー…。(ブーランジュはフランス語でパン職人、などの意味だそうです)。棚の商品名カードには「ライ麦パン」て書いてあったからつい…。
カンパーニュは、検索してみてもらえばわかると思いますが、アレクセイが使ったライ麦のパンとはライ麦含有率がたぶん、かなり違います。
というか、やっぱりドイツのパンは、いまの日本のふつうの街中じゃ、入手困難ですよね。これもネット通販なら手に入らないこともないようですが…。
でも結局ここまでで妥協して、このカンパーニュを使ってサンドイッチを作りました。
それに、もうひとつ引っかかっているのがあるんですよね。ハムなんですけど…。ハムもたぶん、こういうのじゃないと思うんですよねー。でも妥協してフツーの薄切りロースハムを使いました。
それを言い出したらキリがなくって(笑)。卵だって、ピクルスだってこれでいいのかわかりません。アスパラのサラダだって、どういうサラダなのか正直わかんないですよ!「アスパラのサラダ」としか書いてないから!(笑)緑のでいいのかな!
ちなみに写真のサラダに使ったのは、玉ねぎドレッシング。パンにはさんだ玉ねぎの余りをみじん切りにして、酢大さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩小さじ4分の1くらい、胡椒少々と混ぜ合わせたなんちゃってドレッシングを大さじ1くらいかけてます。(全量はかけないよ。作りやすい分量で作ってます)。オリーブオイルも使っていいのか悩みましたよ(笑)。
ほんともう、こだわり過ぎてしまうと、出来上がらないので、まあ、このくらいならいいだろう、という自分なりのラインをクリアしたのが、この写真の料理です。最近はやりのワンプレートにしちゃいましたけど、それでいいかどうかも全然わからないし、サンドイッチもひとつじゃないかも知れないし。
…と、いう訳で、鹿肉もハードル高かったけど、ライ麦パンも意外と、大変でした、っていう話でした。
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