アーシャのごはん帖・5
2014年4月10日 料理・食べ物 コメント (2)
『東方美人(オリエンタル・ビューティー)』(かわい有美子)に出てくるレシピを実際に作ってみた、というレポート。ついに最終回です。ベルリンに越してきたばかりのロシア人青年が作る料理を再現してみます。ネタバレは極力控えているつもりですが、レシピに関わる部分を引用したりしていますので気にされる方はお気を付けください。
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■ タマネギとハムを使ったオムレツ、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ
本文p243、244より引用
「今日の朝食は何だ?ずいぶんいい匂いがする」
…
「タマネギとハムを使ったオムレツにトースト、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダにコーヒーです」
…子供の頃からダーチャで祖母や母親に鍛えられたオムレツ作りには、それなりの自信がある。
アレクセイの手持ちのレシピは自然、アレクセイが食べて育ったロシア料理が基本となっている。そのメニューの中でも、オムレツは特にサエキのお気に入りなようで、メニューがオムレツだと聞くと決まってサエキの機嫌はいい。
本文p250より引用
…アレクセイは刻んだハムとパセリ、すでに炒めておいたタマネギとを、半熟状の卵に混ぜ入れながら微笑んだ。…
…と、いう訳でぇ、実は今回のメニューこそがもっともハードルが高かったのですよ!
え?カブとチキンのスープって?朝ごはんのスープに?鶏肉…入るんですかね?キチンブイヨンにカブを入れた、という意味…じゃなさそうだけど…。
ソテーサラダって何?炒め物でかつサラダなの?あったかいサラダ?温サラダ的な解釈でもいい?
そして最大の難関はオムレツ。オムレツですね?ロシア風オムレツ!ロシアのオムレツってどんなオムレツなの?全然知らないわー(笑)。
ではその、いろいろ考えた挙句の結果を、スープからお話ししましょう。
…やっぱり「カブ」と「チキン」のスープって記載からして、その2つの食材はやっぱり具として入っているんだろう、と思ったので、入れることにしました。買い物に行ったら、ちょうどよく鶏肉の小間切れ肉が売ってて、そこのはかなり小さめの小間切れでした。チキンライスにそのまま使えそうなくらいの。鶏肉はそれを使うことにしました。
かぶは、まあ、ばっちり日本の白いかぶだけど、いまこれしかないので許してもらうことにしよう。
鶏肉は少なめに使うことにして、かぶを主役にし、薄味にすれば朝食のスープっぽさが出るかな、と考えて写真のような感じに仕上げました。
いちおう手順を書くと、水300㏄に鶏肉30g位(だったかな?)を入れて火にかけます。沸騰するちょっと前くらいになると、白い泡状のアクがもうもうと出てくるのでそれを取り除きます。浮いている脂もなるべく取るようにするとよりあっさりしたスープになります。沸いたら顆粒のスープの素(湯の量に応じた量)と、茎を少し残しつつ皮を剥いて8等分したかぶ1個分を投入。かぶが柔らかくなったら塩胡椒で味を整えて出来上がり。
食べてみたら、かぶの味わいが驚くほどやさしくって、とろっとしてふわっと甘い香りがして、重ねていうけどすごい優しい味のスープが出来てました。これだったら朝食のスープとしてアリだと思いました。かぶの皮剥きが甘くてスジが残っていたんですが、それはまあ、御愛嬌ってことで。
(いつも加熱料理にかぶを使うとき、どこまで剥けばいいのか悩みます。まだスジが見える気がするけど、こんなに剥いたら実がなくなっちゃわね?つかもう、残る実より剥いた皮のほうが量多いんだけど…、ってなるので)(余談ですが、最近になって、その剥いた皮が勿体ないなら、刻んで浅漬けにすればいい、という解決策を知りました。確かに。もっともだ!むしろ一粒で二度おいしい)。
さて次は、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ。ただのソテーじゃなくてソテーサラダと来たかー。
ゆで野菜に市販のドレッシングをかけて温サラダ、というのなら、某キューピーあたりがよくCMしてますけど…。ソテーか。ぼんやりしたイメージとしては、なにか、葉っぱものを敷いて、その上に炒めたジャガイモとインゲンを載せてそんでドレッシングをかければいいだろうか。あー、ありますね、キューピーレシピページに、ソテーサラダって、いくつか。
しかし私はここで、ある本を思い出してしまったのです。そういえばちょっと前に買った『ビストロ流ベーシック・レシピ』(谷昇;世界文化社。参考文献として後日紹介しようと考えています)っていう本に、じゃがいものせん切りサラダが確か載ってた気がするんだけど、そこからアレンジしてみるとか…つって、開いたら、ついでに緑野菜の温かいサラダ、っていうレシピを見つけて、あ!これだ!このやり方で作ろう!と思い立って作ってみたのが以下の手順になります。
インゲン(100~150gくらいあったかな?)を適当に切って、ジャガイモ中2個(200gくらいかなあ。量っときゃよかった)はせん切りにして水にさらす。スライサーを使いました。インゲンが細長いので、和えた時に混ざりやすいようにジャガイモも細長くしよう、と考えたのです。そして細長くして火を通し過ぎないようにすればシャキッとした歯ざわりが残って、そのしゃきしゃき感がサラダっぽいかと思ったんですね。なのでしゃきしゃき感をより出せるように水にさらします。
フライパンに油を熱し、今回はインゲンのほうが固そうだったので、インゲンを先に入れてさっと炒め、塩少々を振ってひとまぜしたあとジャガイモを入れて炒め、好みの固さにしたらもう一度塩少々を振ってなじませます。(全体に万遍なく塩味を付け、かつ馴染ませるためには、この塩を「重ねる」やりかたが大切なんだそうです)。分けて塩を入れるのでしょっぱくなり過ぎないよう注意が必要ですね。
炒めあがったら、全体に酢(今回は白ワインビネガーを使用。でも何の酢でもいいと思います)を大さじ1くらいさっと回しかけたら蓋をして火を止め30秒くらいおいたら完成。
味はまあ、うーん…、こんなものかなあ。まずくはなかったけど、そんなおいしい!ってほどではなかった。そして酢と熱がかかったインゲンが急速に色が悪くなってしまったことにびっくり(笑)。急いで緑がきれいなインゲンが写真に入るよう、選り分けました。
ほかのレシピもけっこう自己流アレンジだけど、このソテーサラダはかなり相当な自己流アレンジになってしまったな、っていう気がしています。(笑)
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さあさあそして、最後にして最大の 難 問 。
ロ シ ア 風 オ ム レ ツ 。
「ロシア」「オムレツ」というキーワードで検索をかけたら、なんと、シベリアのあたりにお住まいであるらしい日本のかたのレシピブログがヒットしました。あちこち見た結果、たぶん、これがいちばん、ロシアっぽいオムレツなんじゃないかと思ったのですが…、その作り方を手短に要約すると、卵液を 泡立て たのち、 オーブンで20分くらい かけて焼く、というものなのです。(フライパンを使う場合は30分くらいかけて焼くらしい)。形も、私たちが普通オムレツと聞いて思い浮かべる、半月形のあれじゃなくて。膨らむものだから、畳まないし。一人分ずつ作るものでもない…。(引用していませんが、アレクセイは一人分ずつ作っていると推察できる記述が本文中にあります)。
…こ、これは……。
アレクセイがやっている手順とけっこう…、違うように感じられるんだけど…。どうしようか…。まあ、でも、アレクセイはロシアでもサンクトペテルブルク出身だそうだし、彼の家のオムレツはこういうオムレツなのだと解釈して、本文に書かれている手順にしたがって作ってみることにしました。でも、卵は泡立ててみようかな。
…結局、すごい中途半端なオムレツが出来上がってしまいました(笑)。ハムとかパセリとか、ちゃんと入れてるよ、って写るようにしようとるすと、オムレツとして形があまり美しくないものが出来てしまって。(笑)
別の日に、今度はもうちょっとちゃんと卵を泡立てて、じっくり火を入れるやり方のロシア風オムレツも作ってみました。泡立てが足りなかったか、ちょっと火が強すぎたか、卵も少なめだったせいか、10分も焼いていないけど、もうこれ以上は焦げる、と思って止めたのが、写真2枚目(表面の写真)と3枚目(裏面の焼き色はこんな感じ。やや焼き過ぎか)。
このオムレツは結構、なかなかおいしかったです。
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これでこの「アーシャのごはん帖」はおしまいです。
私はやってて凄くすごく面白かったです。
いままで作ったことがないどころか、知りもしなかった料理に触れることができました(笑)。
でもね、そもそもこれをやろう、と思ったのはまず「できそう」と思ったからだったんですよ。馴染みの薄いロシア料理やドイツ料理だったりはするけれども、プロの料理人ってわけではない普通の青年が(いや、職業は全く普通じゃないけど)、普通に家で自炊してる料理だし、ものによっては…とくにオムレツなんかは知ってるって思っちゃったんですよね(追及して調べたらまた違う結果も見つかった訳ですが)。それと作者のかわいさんの書き方が、何が入っているか素材が明記してあるものも多かったし、ものによっては調理手順もわりと書いてあったりしたし、私にはなんとなくではありますが、想像できるものだったんですよね。
いままでも小説や漫画を読んで、作ってみたいレシピには数多く出会いましたし、実際に作ってみたものもけっこうありましたが、それでも、1作品の中にこれだけ「できそう」と思えるメニューがこんなに沢山あった作品は初めてだったかもしれません。そしてロシア料理、ドイツ料理、っていう制約はありますが、それが却ってある種の統一感を醸し出してもいますよね。
まあ、そんな訳で、本当に楽しい企画でした。
皆さんも楽しんで読めていたらいいのですが。
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■ タマネギとハムを使ったオムレツ、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ
本文p243、244より引用
「今日の朝食は何だ?ずいぶんいい匂いがする」
…
「タマネギとハムを使ったオムレツにトースト、カブとチキンのスープ、ジャガイモとインゲンのソテーサラダにコーヒーです」
…子供の頃からダーチャで祖母や母親に鍛えられたオムレツ作りには、それなりの自信がある。
アレクセイの手持ちのレシピは自然、アレクセイが食べて育ったロシア料理が基本となっている。そのメニューの中でも、オムレツは特にサエキのお気に入りなようで、メニューがオムレツだと聞くと決まってサエキの機嫌はいい。
本文p250より引用
…アレクセイは刻んだハムとパセリ、すでに炒めておいたタマネギとを、半熟状の卵に混ぜ入れながら微笑んだ。…
…と、いう訳でぇ、実は今回のメニューこそがもっともハードルが高かったのですよ!
え?カブとチキンのスープって?朝ごはんのスープに?鶏肉…入るんですかね?キチンブイヨンにカブを入れた、という意味…じゃなさそうだけど…。
ソテーサラダって何?炒め物でかつサラダなの?あったかいサラダ?温サラダ的な解釈でもいい?
そして最大の難関はオムレツ。オムレツですね?ロシア風オムレツ!ロシアのオムレツってどんなオムレツなの?全然知らないわー(笑)。
ではその、いろいろ考えた挙句の結果を、スープからお話ししましょう。
…やっぱり「カブ」と「チキン」のスープって記載からして、その2つの食材はやっぱり具として入っているんだろう、と思ったので、入れることにしました。買い物に行ったら、ちょうどよく鶏肉の小間切れ肉が売ってて、そこのはかなり小さめの小間切れでした。チキンライスにそのまま使えそうなくらいの。鶏肉はそれを使うことにしました。
かぶは、まあ、ばっちり日本の白いかぶだけど、いまこれしかないので許してもらうことにしよう。
鶏肉は少なめに使うことにして、かぶを主役にし、薄味にすれば朝食のスープっぽさが出るかな、と考えて写真のような感じに仕上げました。
いちおう手順を書くと、水300㏄に鶏肉30g位(だったかな?)を入れて火にかけます。沸騰するちょっと前くらいになると、白い泡状のアクがもうもうと出てくるのでそれを取り除きます。浮いている脂もなるべく取るようにするとよりあっさりしたスープになります。沸いたら顆粒のスープの素(湯の量に応じた量)と、茎を少し残しつつ皮を剥いて8等分したかぶ1個分を投入。かぶが柔らかくなったら塩胡椒で味を整えて出来上がり。
食べてみたら、かぶの味わいが驚くほどやさしくって、とろっとしてふわっと甘い香りがして、重ねていうけどすごい優しい味のスープが出来てました。これだったら朝食のスープとしてアリだと思いました。かぶの皮剥きが甘くてスジが残っていたんですが、それはまあ、御愛嬌ってことで。
(いつも加熱料理にかぶを使うとき、どこまで剥けばいいのか悩みます。まだスジが見える気がするけど、こんなに剥いたら実がなくなっちゃわね?つかもう、残る実より剥いた皮のほうが量多いんだけど…、ってなるので)(余談ですが、最近になって、その剥いた皮が勿体ないなら、刻んで浅漬けにすればいい、という解決策を知りました。確かに。もっともだ!むしろ一粒で二度おいしい)。
さて次は、ジャガイモとインゲンのソテーサラダ。ただのソテーじゃなくてソテーサラダと来たかー。
ゆで野菜に市販のドレッシングをかけて温サラダ、というのなら、某キューピーあたりがよくCMしてますけど…。ソテーか。ぼんやりしたイメージとしては、なにか、葉っぱものを敷いて、その上に炒めたジャガイモとインゲンを載せてそんでドレッシングをかければいいだろうか。あー、ありますね、キューピーレシピページに、ソテーサラダって、いくつか。
しかし私はここで、ある本を思い出してしまったのです。そういえばちょっと前に買った『ビストロ流ベーシック・レシピ』(谷昇;世界文化社。参考文献として後日紹介しようと考えています)っていう本に、じゃがいものせん切りサラダが確か載ってた気がするんだけど、そこからアレンジしてみるとか…つって、開いたら、ついでに緑野菜の温かいサラダ、っていうレシピを見つけて、あ!これだ!このやり方で作ろう!と思い立って作ってみたのが以下の手順になります。
インゲン(100~150gくらいあったかな?)を適当に切って、ジャガイモ中2個(200gくらいかなあ。量っときゃよかった)はせん切りにして水にさらす。スライサーを使いました。インゲンが細長いので、和えた時に混ざりやすいようにジャガイモも細長くしよう、と考えたのです。そして細長くして火を通し過ぎないようにすればシャキッとした歯ざわりが残って、そのしゃきしゃき感がサラダっぽいかと思ったんですね。なのでしゃきしゃき感をより出せるように水にさらします。
フライパンに油を熱し、今回はインゲンのほうが固そうだったので、インゲンを先に入れてさっと炒め、塩少々を振ってひとまぜしたあとジャガイモを入れて炒め、好みの固さにしたらもう一度塩少々を振ってなじませます。(全体に万遍なく塩味を付け、かつ馴染ませるためには、この塩を「重ねる」やりかたが大切なんだそうです)。分けて塩を入れるのでしょっぱくなり過ぎないよう注意が必要ですね。
炒めあがったら、全体に酢(今回は白ワインビネガーを使用。でも何の酢でもいいと思います)を大さじ1くらいさっと回しかけたら蓋をして火を止め30秒くらいおいたら完成。
味はまあ、うーん…、こんなものかなあ。まずくはなかったけど、そんなおいしい!ってほどではなかった。そして酢と熱がかかったインゲンが急速に色が悪くなってしまったことにびっくり(笑)。急いで緑がきれいなインゲンが写真に入るよう、選り分けました。
ほかのレシピもけっこう自己流アレンジだけど、このソテーサラダはかなり相当な自己流アレンジになってしまったな、っていう気がしています。(笑)
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さあさあそして、最後にして最大の 難 問 。
ロ シ ア 風 オ ム レ ツ 。
「ロシア」「オムレツ」というキーワードで検索をかけたら、なんと、シベリアのあたりにお住まいであるらしい日本のかたのレシピブログがヒットしました。あちこち見た結果、たぶん、これがいちばん、ロシアっぽいオムレツなんじゃないかと思ったのですが…、その作り方を手短に要約すると、卵液を 泡立て たのち、 オーブンで20分くらい かけて焼く、というものなのです。(フライパンを使う場合は30分くらいかけて焼くらしい)。形も、私たちが普通オムレツと聞いて思い浮かべる、半月形のあれじゃなくて。膨らむものだから、畳まないし。一人分ずつ作るものでもない…。(引用していませんが、アレクセイは一人分ずつ作っていると推察できる記述が本文中にあります)。
…こ、これは……。
アレクセイがやっている手順とけっこう…、違うように感じられるんだけど…。どうしようか…。まあ、でも、アレクセイはロシアでもサンクトペテルブルク出身だそうだし、彼の家のオムレツはこういうオムレツなのだと解釈して、本文に書かれている手順にしたがって作ってみることにしました。でも、卵は泡立ててみようかな。
…結局、すごい中途半端なオムレツが出来上がってしまいました(笑)。ハムとかパセリとか、ちゃんと入れてるよ、って写るようにしようとるすと、オムレツとして形があまり美しくないものが出来てしまって。(笑)
別の日に、今度はもうちょっとちゃんと卵を泡立てて、じっくり火を入れるやり方のロシア風オムレツも作ってみました。泡立てが足りなかったか、ちょっと火が強すぎたか、卵も少なめだったせいか、10分も焼いていないけど、もうこれ以上は焦げる、と思って止めたのが、写真2枚目(表面の写真)と3枚目(裏面の焼き色はこんな感じ。やや焼き過ぎか)。
このオムレツは結構、なかなかおいしかったです。
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これでこの「アーシャのごはん帖」はおしまいです。
私はやってて凄くすごく面白かったです。
いままで作ったことがないどころか、知りもしなかった料理に触れることができました(笑)。
でもね、そもそもこれをやろう、と思ったのはまず「できそう」と思ったからだったんですよ。馴染みの薄いロシア料理やドイツ料理だったりはするけれども、プロの料理人ってわけではない普通の青年が(いや、職業は全く普通じゃないけど)、普通に家で自炊してる料理だし、ものによっては…とくにオムレツなんかは知ってるって思っちゃったんですよね(追及して調べたらまた違う結果も見つかった訳ですが)。それと作者のかわいさんの書き方が、何が入っているか素材が明記してあるものも多かったし、ものによっては調理手順もわりと書いてあったりしたし、私にはなんとなくではありますが、想像できるものだったんですよね。
いままでも小説や漫画を読んで、作ってみたいレシピには数多く出会いましたし、実際に作ってみたものもけっこうありましたが、それでも、1作品の中にこれだけ「できそう」と思えるメニューがこんなに沢山あった作品は初めてだったかもしれません。そしてロシア料理、ドイツ料理、っていう制約はありますが、それが却ってある種の統一感を醸し出してもいますよね。
まあ、そんな訳で、本当に楽しい企画でした。
皆さんも楽しんで読めていたらいいのですが。
コメント
カブとチキンのスープ、美味しそうです。カブのスープと聞いて、ミソスープが1番よ…と思ってしまいましたが(笑)、さっぱり朝食スープ、いいですね。
元軍人のアレクセイはともかく、サエキは朝からガッツリ食べると思えませんし、「さっぱり」というキーワードは重要だと思いました。
ソテーサラダは、私も読んでて「?」でした。なるほど、ソテーにドレッシングはありですね。これも普通のソテーよりさっぱりしてそうです。
ロシア風オムレツ…想像つかないですね。オムレツをオーブンで作るという発想がまずなかったです。でも、朝食としては手間と時間がかかりすぎる気がします。
まあ器用なアレクセイはささっと作ってしまうのかもしれませんが。
泡立てたオムレツ、美味しそうです! …半熟のとろっとしたオムレツが個人的に苦手なので、しっかり焼いてあって、ふわふわしてるのは素敵です。
楽しい企画をありがとうございました♪
レシピ本は役に立ちますが、こんな風に料理を試行錯誤しながら作っていく料理エッセイみたいな本があったら、読み物として面白そうです。
「朝から馬みたいに食うんだな」も引用しようかなと思ってやめたんですが、やっぱり引用すればよかったですね。(笑)
ソテーサラダは、ドレッシングをもっと工夫すればもっと美味しくなる気がします。
私は半熟オムレツ大好きですけど、苦手なのでしたら、ぜひ、ロシア風オムレツをお試し下さい。手間はかかりますが、キチンとやれば、ウマイです。これマジ。サワークリームや、その代用でヨーグルトを混ぜたりするとさらにウマイらしいです。検索するといろいろ見つかりますよ。