癒し

2016年3月13日
時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たす時、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を使わずものを食べるという、孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた、最高の癒しといえるのである。


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…という前口上で毎回始まる『孤独のグルメ』だが、
最近の私にとっては、このドラマで、
甘味を食べてほわ~んとした表情の松重さんや、
おいしいものを食べて満足している松重さんの表情、
を見ることが最高の癒しになっている。


ああ、松重さん、マジかわいい!


「腹が、減った…」時の表情を見れば切なくなるし。
店を探して速足で歩く姿はカッコイイし、
満腹になって店を出たあと、ゆったりと歩く後姿もいい。

もうここまで来ると、恋かも!(笑)


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原作漫画もちらと読んだけど、圧倒的に実写ドラマのほうがいい。

なんつったって、実在のお店の実在のメニューを実食している映像な訳だから。
ある意味での漫画の最大の弱点を克服する手段としての実写化と考えることもできるので、こういうスタイルなら、実写化する意味があり、成功している。と、思う。

その点、『英国一家、日本を食べる』のアニメ版はかなりつまらない。食べ物の描写に限度があるせいだと思うけど、キャラクターの変人ぶりを無駄に誇張せざるを得なくなってしまっていて、主眼がずれている。残念なことだ。アニメ本編の後にちょろっと数分だけくっついている実写映像のほうが断然面白い。アニメ本編に電話などで声だけで登場するトシがナレーションしており、ニヒルな口調が格好いい。…と、思う…。



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